序章2
「あのー大丈夫ですかー?」
その声でやっと意識が戻ってくる。
「うっわぁ」
敵かと思い、すぐに剣を構えると目の前には俺と同い年くらいの青年がいた。
「驚いた、、凄い反射神経ですね!」
「あ、ごめんモンスターが襲ってきたのかと思って。」
「いえいえ、ここは森ですもんね。僕もモンスターを狩りに来たんですけど全然遭遇しなくて歩いていたらあなたが倒れていたんですよ。」
「それで起こしてくれたのか、ありがとうな!俺の名前はヒナトだ。よろしく」
「よろしくヒナト、僕はサク。」
そう言って、俺達は森でお互いの話をしながらモンスターを探していた。
「ヒナトは、今日が最初の戦いだったの!?」
「まぁ、まぁなでも酷いもんだぜ真正面から戦っても勝てなくてな裏からスキをついてやるしか無かった。」
「凄いよ!!それでもあのモンスターを倒したんだから!」
「僕なんて怖くて、パーティを組んでた人達と戦いに来たのに全然戦えないし、しかもみんなとはぐれちゃうし。」
「なら、俺と一緒に戦ってくれない?どうも俺一人じゃ無理な時もあるからさ」
「ほんとに!ぼ、ぼくでいいなら精一杯頑張るよ。」
「よし、じゃあ行くか!」
そうして俺達は森を駆け回った。
「「つ、疲れた〜」」
2人で同じことを言いながらセーレ村に帰ってくる。結局モンスターを倒せたのは最初の1回だけでそれ以外は途中で撤退したりした。だが2人のコンビネーションはよく、すぐに仲良くなって行った。
ついでに言うと、最初の時に使えたあの不思議な能力はスキルというものらしく。俺には隠密系のスキルがあるらしい。こうして、2人は何日も森に行きモンスターと戦って行った。時には周りの連中から馬鹿にされたり、じいちゃんからは戦い方を教わったりしながら少しずつ本当に少しずつ旅に出る支度が出来上がって来た。そんなある日だった。




