表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冒険の書 第1章   作者: 本多 泉那
1/69

序章

嫌だ。死にたくない。あと少しなのに。

そう願うが死までのカウントダウンが刻一刻と迫ってくる。

自身の腹にはナイフが刺さり、血が滝のように出てくる。

「やっとなんだやっと手がかりが..つかめたのに..」

必死に手を伸ばすがその手は空を切る。

「死に..たくない」

そして意識がプツリと消えた。



「おーい」

なんとも気の抜けた声がする。

「あっれぇ?死んでる?」

ただただムカつく声がする。

「いや、もう死んでるわーなんちって」

「うるせぇぇえ!!」

とうとう堪えられず大声をあげてしまった。

だが、俺の前に立っているそいつは顔一つ変えないでこっちを見ていた。

「おお!!やっと起きたか」

「全然起きないから心配したよ」

何一つ状況を理解できない俺にそいつはこう言った。

「よくぞ、来たな!僕は神様だよ!!」

死んだはずの俺の前に立っていたのはなんとも脳天気な神様だった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ