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天才たちは異世界での極振り生活を夢見る※改訂版更新中(あらすじにリンクあります)  作者: 月那
第二部 第五章 クエストで七大強豪国巡り④・妖ノ国参牙日~なんかどこで選択ミスったんだろうってくらい目立ってる~
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第八十二話 ついて行ったらチートを見せつけられた件

第二部…何章だっけ?←

とりあえずタキト君たちに別れを告げて、二組に連なるようにして移動する。

[認識阻害]を使っているのか、周りからはびっくりするほど声をかけられない。

私も[暗殺者]と一緒についてきた奴で持ってるので使って…もいいけど私たち知名度ないからいい気がする。


「というかなんで私たち呼んだんですか?別に放っておいてくれてもよくないですか?」


「だってよー。四天王を倒したって言われたらなー?」


「ってナカビが言うからついてきただけだよ、俺は」


なるほど、今回の騒動の原因はナカビさんか。

そして、誰だよ四天王が相手だったってばらしたの。

オルトさんあたりやらかしそうだな。

今度会ったら殴り込みに行こう。


いい!?

私達の目的ってさ、強くなるのって二の次なんだよ!

この世界でハッピー異世界ライフを送ることだよ!?

だからさ‥‥。

別に目立ちたいと思ったことないんだァあああああああああああああああ!

そもそも日本で目立ちすぎてへんな宗教生まれかけたこの五人組ですよ!

影薄い方がちょうどいいって!


そんな感情の起伏をうっすらと見て取ったのか他四人もうんうんとうなづいている。

そうだよね、君たち私に同意してくれるよね。


それを見てカイトさんが仲良しだねと言ってくるので当たり前じゃないかと顔で返す。

表情筋緩いねとお褒めの言葉をいただきました!

でもうれしくない。


こんだけこの人を避けているのには理由がある。

この人に関わるとろくなことにならない。

立て続けに世界トップレベルの人に会ったり。

無茶ぶりしたり。


だから避けていたのに!

一回ホールドされたら抜け出せない蜘蛛の巣って感じ!

もしくは一回沖へ流されたら帰ってこれない海か。

後者の方がいいな。


カイトさんって日本人の名前っぽいんだけどな。

そしたら海人とか海斗とか書きそう。

まあ本人にそれとなく聞いたときに


「苗字からわかる通り横文字だよ~。漢字だったらもうちょっとカッコ良さげに見えたかなぁ」


って返された。

そうかもしれませんね。

その後に私たち全員漢字だから羨ましいと言われた。

漢字書くの難しいからいいかと言われれば…うーんって感じだけど、日本文化は基本的に愛してるのでそうですねと返しておいた。


因みにナカビさんは本名は漢字らしい。

王鬼オウキ中火ナカビが本名だそうだ。

でも、活動してるときは日本人がそうであるようにナカビ=オウキという表記になっている。

小学校も私立だったけど、小1から英語やってるのって今考えればすごいことだよね。

まあ小1からやっているおかげでなんとなくそこら辺の事情は分かる。


「ちょっと用事あるからついてきてくんない?一瞬で終わるから」


そう言うとカイトさんはスタスタとファイラズアの王城から2,3層離れた場所から通じている森の中に入っていく。

一回もモンスターに遭遇せず、ボスのエリアだと思われる広場につく。


「‥‥この状態でボスと戦うんですか」


「ん、四天王レベルだったら流石に連れてこないよ。ガチ雑魚だからちょっとついでに」


そう言ってカイトさんは剣を抜く。

シンプルなデザインだが、金央が[詳細(アナリティクス)]で見せてくれたその武器の性能は目が飛び出るほどよかった。

[詳細(アナリティクス)]は武器、防具特化の鑑定みたいなもの。

ロシュートが持っていたスキルは[鑑定(アプレィズァル)]というスキル。

[詳細(アナリティクス)]の上位互換みたいなもので、人やモンスターに対しても鑑定できる。


で、ボスの鑑定もやったんだけど、強すぎるのか失敗。

Lv.40ってあったからまあまあ強い。

で、そのまあまあ強いやつを目の前に特に何の技も使う様子がない勇者様。

あれれー。

これ後に言う舐めプという奴では。

他のメンツがどうぞどうぞといった感じで後ろに下がるのと同時にカイトさんが前へ出る。


これ…。

よくあるチートを見せつけられる奴では?


今回の相手は…何というか。

狼に翼が生えて尻尾が二股に割けてる感じといったらいいのかな。

名前はライランカル。

それを見て戯れるだけだよと背中で語る勇者様ってどうなのよ。

強者感がすごいの。

実際強者だけど。


ライランカルがその大きな腕でカイトさんを薙ぎ払おうとするが、それをジャンプして回避。

ジャンプしただけで体長10mくらいありそうなライランカルのはるか上へフライアウェイした。

前も言ったと思うけどあり得ないものを見た時に私の語彙は死ぬ。

生身の人間が垂直飛びで10m以上飛ぶってどうなんでしょう。


そして、その真上から片手で剣を振る。

一瞬でボスモンスターの首が地に落ちる。

そのまま黒い粒子になって空へ消えていく。

顔についた鮮血をぬぐいながらカイトさんはこちらに向かってくる。


「ごめーん。一分かかっちゃった」


いや、一分しかかからなかったの間違いでは?

そう思ったのは全員なようで、全員同じような呆れたような、諦めたような表情を浮かべていた。


やっぱりこの人を超えるのは難しいし、何より魔王もびっくりのチートっぷりだな、と思った。

神様は勇者に優しくしすぎだと思う。

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