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天才たちは異世界での極振り生活を夢見る※改訂版更新中(あらすじにリンクあります)  作者: 月那
第二部 第四章 クエストで七大強豪国巡り③・武装国家ファイラズア~難関クエストに挑む我らってはたから見たら異質なんだろうな~
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第八十一話 いったんお別れ…。ってあんたは来なくていい!!

全員がしんみりした空気になる。

当たり前だ。

日本にいればそんな戦時中じみたこと経験するはずもない。

世界中でテロだの戦争だの起こっている中日本は比較的平和だった。

その代わり政治家のあれこれや宗教団体の猛毒による大量殺人事件なんかは時たまあったし何より自然災害の多さがやばかった。

まあ言ってしまえばここまでだ。

ここまででもつらい思いをした人はたくさんいる。


だから、一つの国でそのことが起こったというだけで被害の大きさがうかがえるのだ。

ましてや帝国は七大強豪国の中でも屈指の大国。

そこが被害に遭ったとなれば普通の国が被害を受けるよりも膨大な数の命が消えたことになる。


確かにここまで聞けばロシュートの自分も被害者というフリは全撤回してもいいレベルだ。


「とりあえず今までのことは話しましたけど…正直言って皆さんが深く考える必要はないです。俺らの問題なので」


「…タキト」


リュウヤ君が心配そうに声をかける。

本当にいい子の集まりだな…このギルドは。

うちのギルドなんてオタクの集まりだから。


「戦利品の仕分けどうすんの?」


{前言撤回------!?}


{蒼桜さんいいですよ…こいついつもこんな感じなんで}


いいんすか。

それでいいのか零!


一気にシリアス空気がシリウス空気になったよ。

え?そこはシリアルだろって?

一文字違いおそろいだからいいんだよ。

シリウスって言われたら理科の問題集としっろい星を思い出した。

朱夏は理科の中で問題集だけはめんどくさそうにしてた。

本人曰くもうちょっと楽しいの書いてくれればいいのに、らしい。


まあ、でも、リュウヤ君の指摘も一理ある。

今回、魔導書を一個だけドロップしてくれた。

確率なのか、それとも彼の優しさなのか。

前者だと思うけど後者もありそうだなと変に思う。


で、その表紙をちらっと見た時にね…。

時計だなって思ったわけ。

時計で魔導書でしょ?

属性に時属性ってあるじゃない?

つまりさぁ。

これに神級スキルが入っているとして。

その神様って確定だよね。


クロノスでしょ。


んでさー。

タキト君の“タキ”って“タキオン”のタキじゃないかなって勝手に思うのよ。

ずっと光速よりも早く動いてるあれ。

時間さえ超越するやつの名前なんだからこのスキルってタキト君にピッタリじゃないかなと思うの。

まあ、仮定の話だからあれだけど。


そういえば今回の戦いで神級スキル使わなかったな。

無意識に切り札は見せないもんだって思ってたのかもしれない。


見せないもんだけど。


「タキト君たちが持って行っていいよ」


とりあえずこの品々は彼らに持って行ってもらおう。

私達は報酬はおなかいっぱいなのよ。

そろそろフォース国に帰ってお金消費しないとパネルに表記されてる金額が気持ち悪い。



「!!でも…」


「「「「「い・い・か・ら!」」」」」


お、流石我ら仲良し。

その圧に押されたようで素直にありがとうございますという言葉とともに受け取ってくれた。

これでいやいやいや!とか言われたら罪悪感沸いてくるところだったぜ。


そこでこの話は終了。

とりあえず連絡先を忘れないうちに交換しておいて、それぞれの部屋で寝始めた。

ただ、なぞが増えすぎたのでそれの処理をしていたら寝るのが遅くなったのはまた別の話である。


*******

翌日。


私、いや、私たちは人生史上一番困った現場に遭遇した。

宿題の提出日が過ぎていたことよりも。

親に運動していないのがばれたことよりも。

何よりも困難なこの壁。

正直言って超えられないと思うので諦めよう。


「ここまでくるとストーカーですよね?」


「…同意」


「同じく」


「同じく~」


「マジそれな」


おい朱夏、なぜ最後空気を読まなかった。

その現場に居合わせているタキト君たちは困惑しきってフリーズしている。

ごめんな、こんな面倒な現場に付き合わせて。

それもこれも‥‥。


「いや、心外!これでも3個くらいクエスト回ってきてたまたまなんだけど!?」


この勇者トラブルメーカーのせいだよーーーーー!!!!

読み方が違うだぁ?

これが正しい読み方だよ分かるか!!


後ね、ついでにね。

カイトさん、余計な人連れて来るのやめませんか?


「おーまーえーな。一二か月に三回も勇者パーティに遭遇するって天文学的数字だぞ?ちょっとは自分の立場を自覚しろ」


何でナカビさん御一行連れて来るかなぁあああああああ。

盛大にため息をつきたい、いや、ついた。

他の面々も同様の反応を見せている。

なんだよ世界一位と五位がいるって。

その二組に挟まれている私たちも注目を浴びるんですがどうすればいいですか。


に、しても。


ナカビさん達背が低い。

正直言って日本にいたころ推しにショタが多かった私にとっては役得でございます。

ついでに口が悪い系ショタだって?

私の大好物じゃないか。

あ、すみません。そんな目で見ないでください。

平常心保ってちゃんと遠くを見ています。


まあ、そんなこんなで、また面倒ごとに巻き込まれそうだ。

シリアスからのシリウス(?)そういえばシリアルはココナッツミルクで食べる派です。

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