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天才たちは異世界での極振り生活を夢見る※改訂版更新中(あらすじにリンクあります)  作者: 月那
第二部 第四章 クエストで七大強豪国巡り③・武装国家ファイラズア~難関クエストに挑む我らってはたから見たら異質なんだろうな~
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第七十三話 事情説明

「…とまあこういうわけだ、嬢ちゃん方分かったか」


「ご丁寧にありがとうございます」


つまりなんか城内で犯人不明の殺人が横行しているから最重要人物である王だけは守っときたいってことね。理解理解。

で、ほぼ全員が夜な夜な見回りに駆り出されているから顔が青白いと。

ついでにクエスト受けた人たちがもれなく死んでてその死体を目撃しまくってるから血の気が引きに引いたからさらに顔が青白くなると。


それを愚痴を言うように繰り返し繰り返し言うもんだからガルドさんの声が頭を素通りするレベルまで行ってしまった。

それは自業自得ですよガルドさん。

オルトさんは今にも寝そうですね!


に、しても…。

悪循環だねぇ。

見回りも交代制にすればいいのに。

ついでに半端な冒険者雇わなきゃいいのに。

でも実力不足の場合私らも半端な冒険者ってことになるけど!


それを聞いてタキト君が何やらぶつぶつ言ってるんだけど、声が小さすぎて聞き取れない。

なんか馬鹿にされてもいいから話題振ろう。


「タキト君はどう思う?私らは悪魔デーモン種もしくはボスモンスターだと思うんだけど」


ボスモンスターって言った瞬間にガルドさんとオルトさんの顔が引きつる。

想像したくないんだろう。

自分たちがいる場所がまさかダンジョンでしたという笑えない冗談の地獄絵図を。

私も想像したくない。


タキト君は少し考え込んだそぶりをしてから口を開いた。


「前者なら結構な数、後者なら二、三体いるかいないかくらいでは?」


さらっと恐ろしい事言ったーーーー!!!

ガルドさんとオルトさんのHPはゼロよ!

精神的にな。

ガチだったら謎殺人が起こるところだった。


「…ボスモンスターって、複数いることあるの…?」


「…!…、‥‥‥?…」


「…なるほど?」


無言で会話を済ますなーーー!!!

タリィさんと氷人の会話法はマジでわからないっての…。


とりあえず教えてもらったことを[念話(テレパス)]で伝えてもらった。

要約するとこう。


世界中にいるボスモンスターの数は約10万。

今いるギルド数とほぼ同じ。

で、大体出現する場所は決まってるけどそのボスモンスターがいた場所、俗にいうダンジョンが何らかの理由で機能しなくなった場合、別の近くの場所にダンジョンを構えることがある。

選ばれる基準は広い、魔力量が多いくらい。

お城ってモンスターが自然発生しないように魔力をため込む装置が置いてあったりするからダンジョンになりやすい…らしい。


魔力をため込む装置はそのまま放置してたらもちろんモンスターが発生してしまうので厳重に封印をかけたうえで国の電気生成にあててるらしい。

電気生成っつっても一家庭に雷属性の魔道具一か月分動かすだけのエネルギーを作るだけなんだけど。あと城の奴もか。


大気中にある気体は窒素、酸素、二酸化炭素等に次いで無力、魔力、霊力、妖力、神力と並んでいる。

後半五つなんだって?

無力=MP。

魔力=魔術使う時に消費するやつ。

霊力=霊術使う時に消費するやつ。

妖力=妖術使う時に消費するやつ。

神力=神術使う時に消費するやつ。

以上。これ以上の説明は求めないでくれ。

求めるなら朱夏に求めてほしいんだけどそうすると後三か月不眠不休食事なしで話され続けるけどいい?いいんだね?


ん?やっぱいいって?あっそ…。

それはそれで面白そうだけど今は時間も時間だからお預けかな。

絶対もう来ない?

遊びにくらい来てくれたっていいじゃん。


話それたね。


まあそんなこんなで割と割合が多いのです魔力は。

だから結構足りるんだ。電気を生み出すのには。


ガルドさん曰くそれうちの城にあるわということなので、可能性は高くなった。


で、オルトさん曰く最近この付近でつぶれたダンジョンが一つ。


確定事項ですね。ボスモンスターいらっしゃいます。


ガルドさんはその顔に似合わずポニーテールにしている橙色の髪を揺らして今日の見回り嫌だなとポツリとこぼした。結構かわいい人だわこの人。


ちなみにガルドさんは王直属の秘密部隊の団長さんらしく、城のことは結構知っているらしい。そもそもそればらしてよかったのか。

ばれないように普段はこうやって普通の兵士のふりをしている。


オルトさんはこんな感じでも情報収集のエキスパート。

仕事が多すぎて最近眠れてないんだとか。

とっとと睡眠薬飲んで寝てください。


オルトさんはその瑠璃色の髪を荒い手つきで搔きながらめんどくさそうにため息をこぼした。


「俺戦い用の人員じゃないのに見回りに駆り出されてんだよ…?同情して?」


「(仮にも三十路に入りかけの一国の兵士が)年下に同情を求めるの恥ずかしくないんですか」


「わお君辛辣だねぇ」


ズバッとタキト君が言うのに対してさほどダメージを受けていない様子のオルトさん。

ただ、このカッコの中見たら…オルトさんはどんな反応するんだろ。

でも、彼のことだから普通に辛辣で済ませそうな気がする。


その後ガルドさんが鉄拳制裁下してたから乙ですとだけ思っといた。

その後地味に回復ポーション(結構レア度高いやつ)を一飲みしてたのを私は見逃してない。


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