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天才たちは異世界での極振り生活を夢見る※改訂版更新中(あらすじにリンクあります)  作者: 月那
第二部 第三章 クエストで七大強豪国巡り②・ツゥーリア国とムジュアル・ズイカ~ボス倒したりまたあの人と会ったり忙しいんだけど休ませて~
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第六十六話 言わせたい冬としらばっくれる秋とそれをただ眺める他二名

10分遅れましたすみませぇぇぇぇぇん!(スライディング土下座)

今回は秋白視点です。

今更だけど秋白をシュウハって読んでくれてる人って…いるよね?(作者自身も危ういときあります)

「‥‥」


「‥‥」


寝室で静かに見つめあってる僕ら。

相手の顔はもうとてつもなく怖い。


「にらみ合ってどうしたの14歳」


そんなこと言ってないで助けてください。

今は夜の九時。

男子部屋でさっさと寝ようと思ったら氷人の逆鱗に触れたらしくその人形レベルで綺麗な顔を目の前にして恋バナ(強制)が始まった。


僕にその気がないからいいけど世間一般的に一部の人は落ちるよね?

顔とか顔とか声とか。

僕は見慣れたからいいけど。

うん、いいけど!


僕泣くよ。

氷人君名前の通り不機嫌モーションに入ると超絶冷たい顔になるし怖いんだよね!

やだー。

僕は寝たい!メッチャ眠い!

だから親友という立場に免じて寝かせて~。


「言え」


「いつもの間がないってことはガチトーンですね僕死にましたね!」


「仲いいねぇ」


{ガチっすか氷人さん}


{ガチに決まってるだろあき}


ガチの時だけ使うあだ名が来てしまったので死亡は確定したようです‥‥(泣)

キレると名前呼ぶのもめんどくさくなるらしくあだ名で呼んでくるんだよ~。

マジこの人怖いって。

地味にある八重歯が光ってるし瞳孔開いてるし地味に笑ってるし。

地味って使いすぎ?

知らん知らん。

僕今それどころじゃない。


[念話(テレパス)]で確認とっても当たり前のように肯定されて僕の未来はどこにもないですね!!

うん、終わった。

ただのネタかと思ったら普通にガチトーンだった。


今僕が抵抗、基しらばっくれて彼が死んでも聞き出そうとしているのは…僕の好きな人である。

何でかって、僕が彼の好きな人知っちゃって弱み握られてる感じになってるのが嫌なんでしょ。

隠してるつもりなかったんだけどな~~~。

だからといってな~~~‥‥。


自分で言うのは恥ずかしいんだ!!


いや、わかるでしょ?

なんとなく察せられて陰から応援されるのと直接言って陰から応援されるのどっちがいい?

そりゃ前者だよね!?

まあ僕が後者の方をやっちゃったからこうなってるわけだけど。

これ完全に自業自得だよハハッ。


「…いい子なら言えるよね?」


「場合によってはメンヘラかヤンデレか何か知らないけどそっち方面のやばいやつに聞こえるけど大丈夫?」


「黙れ」


「ヒィ‥‥」


そんなすっごい笑顔で言われましてもー…。

そして18歳(カイトさん)22歳(ラズーリさん)、そこで面白いものを見るような眼で観戦してないで助けてください。

というか寝かけてるでしょあなたたち!!


「僕はいい子じゃないので言えないです」


「俺の知る秋はいい子だから大丈夫だよ」


がーー!!

何そのイケメンボイスの囁きは!!

反射的に言っちゃうところだった!

僕はあきらめないぞー。


「そんなにキレる必要あるの?別に僕普段出す威圧でもビビるくらいにはメンタル弱いんだけど…」


「キレてたほうが言うまでのスピード早いだろ?」


純粋に考えてそうだね!!

でも時間稼ぎたいからバカな質問しても許してね!!

というか早く寝て!!


「‥‥ソレハマアソウデスケド」


「別に力づくで言わせる方法もありっちゃアリじゃん?」


わーい。

力づくっていうワードキレてる時しか使わないよねー君。

ガチギレじゃん…僕に明日あるのかな。


「でもさすがに親友には暴力振りたくないからさ」


「何でそこだけ正常なの氷人」


「俺はいつでも正常だよ~」


どこがだー‥‥。

瞳孔開いてこっちを狂気的な笑みで見ている人のどこが正常だと…?

今すごく狼という単語が似合う感じだけど。


…ん~、命か、羞恥心か。

無論命だよね~。

命なんだけど…。

羞恥心に抵抗するのは難しいというか。


というか?

あの?

氷人君?

んーっと?


「何でこっち迫ってきてんの?」


じりじりと後退しながら聞くと首をこてん、とかしげた。


「逃げ場をなくすため?」


とらえ方によってはアウトだからなその発言!!

クリアーに考えてね!!

言わせるために逃げ場与えないって意味だから!

ヤラシイことは何もしないからな!!

フリでもないし!


…これ無理に逃げないほうがいいよね?

逃げたら逃げただけ自分で逃げ場潰してるよね?

わかってるんだけど…。

わかってるんだけど…。


体が反射的に動くんだよすごくないかな!?

本能ってこういうことなのか…。

本能ならしょうがないよね~。

はっはっは。


じゃない!

気が付くと真後ろ壁。

真ん前氷人の顔。

はは…。

詰んだ~~~~~~。

もうこれ観念するしかない。

いや、まだワンチャン、ワンチャンあるかも。


「ほら、言えって」


ハイその言葉では僕の希望などはかない夢ですね!!

ひとえに風の前の塵に同じってか。

ありがとう平家物語。

今役に立った。


「っ~~~~!!!わかったぁ…」


降参するの速いって思った人いるでしょ。

一回同じこと体験しろ!100人中1000人が同じ行動取るぞ!

僕はそれに1万円かけるね!

あ、異世界だから1万Gか。

失敬失敬。


「好きな人は…その」


はぁ~~~。

氷人いじらなかったらよかったな~。

今思っても遅いか。


「蒼桜…です」


「よろしい」


やけに優しい彼の顔が、はっきりと目の前にあった。

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