第四話 始まりの町は…結構な国だった
翌日
昨日と同じように森のおはようコールで目が覚める。
伸びをして、川に顔を洗いに行った。水が気持ちいい。
帰ってくると、他の4人も起き始め、朝食の準備が始まった。
どうやら昨日秋白が野鳥…もしくは魔獣の巣を見つけたらしく、卵を5つ拝借していた。もちろん別々の巣から。そして、朱夏が鍋を作っていた。昨日粘土を見つけたらしく昨日のうちに金央が土器みたいに焼いていたらしい。仕事が速いのか何なのかはもう考えないことにした。そんなわけで、昨日の魚の残りとゆで卵になりました。美味しかった。
さて、パネルをいじっていたら地図があることに気が付いた。
現在地は山の頂上付近。しばらく下ると国がある。
と、言うことは…ここがどこかわかるということだ。
ということで、拠点づくりを進めるグループと街へ繰り出すグループに分かれることになった。
朱夏と秋白は拠点を作り始め、氷人は資材集めに回っているので、私と金央が街に繰り出すことに。そんなこんなで流石にブレザー来たままは暑かったので脱いだが、制服のまま街へと歩を進めた。
_ギルド大国・フォース国_
___世界には無数にギルドが存在する。
No.1~No.4ギルド、そしてその他9000以上のギルドがここ、フォース国に本拠地を構えている。民主主義国家であり、フリーダムな空気が漂う平和な国。平和すぎてほぼ仕事がないため、国王をはじめとした国家権力者たちは普通に街へ繰り出していた____
「凄い賑わいだね!」
「フォース国・・・ね。どっかで聞いたこと」
「多分それとは違うと思うよー」
たくさんのギルドの本拠地が連なるこの商店街。間違いなく異世界だ。
様々な装備、何かしらの力。
間違いなくRPGやらMMORPGやらの世界観だ。
近くの図書館に立ち寄る。
“ディア湖周辺国”という本があった。フォース国のページに付箋が張ってある。
ディア湖というのはここから“キア大河”、さらに“スリア平原”を超えた場所にある、透明度の高い綺麗な湖だという。ディア湖周辺国、もとい“七大強豪国”の貿易に重要な役割を果たしているらしい。ディア湖を囲むようにして五ヵ国、その外れ、キア大河の向こう岸に2ヵ国。その一つがフォース国だ。他の国にもいってみたいなと思っているところに、“魔法屋”の看板。気になったが、あそこは朱夏に教えておこう。多分私は使わない。
その後、この世界の作物を見たり、通貨について大体の認識を得た。
後、この世界にはお約束の“魔王”と“勇者”がいるらしい。つまり魔物も少なからずいる。
…面倒くさいから関わらないでいいと思った。
ただし、この願いもむなしく後々関わることになる。




