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天才たちは異世界での極振り生活を夢見る※改訂版更新中(あらすじにリンクあります)  作者: 月那
第一部 第一章 始まり~夢の異世界ライフ開幕~
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第三話 初体験で異常者を見る

くじ引きの結果だが、私はやったことない魚釣り、朱夏はバリゲート作り、秋白は木の実拾い、氷人は整地、金央は寝床確保だ。個人的には秋白が毒物を持ってこないかどうか心配である。ただ、毒物があったとしても朱夏が毒薬作るのに使うのでいいかなと思う。…毒物大量生産されても困るから極力食用の物を持ってきてほしい。


この中で釣り経験者は氷人だけなので、整地がてら川で一緒に釣ることにした。


川は100mほど先に流れていたので、朱夏と金央の協力のもと、釣り竿とバケツ、それとミミズを持って氷人と一緒に川へ向かう。因みに、両方木で作ってあるのだが、その木は氷人が試しに短刀で木の根元を切った時、あまりにもあっさり切れたためか、この世界の補正だかは知らないが、半径2.5mくらいの木が一気に切れたため、それを加工した。因みにその時氷人は唖然としていて、まさにフリーズ状態。改めて極振りってすごいなと思う。


因みにミミズは苦手なのだが、朱夏から


「リアルすぎるおもちゃだと思えば大丈夫!」


と助言かもわからない助言を受けたので吹っ切れた。


そんなこんなで川に到着。まさに清流と呼べる川の流れに昔キャンプに行ったことを思い出す。釣り竿には釣り針もちゃんとついている。


石を加工したらしいけどどうやったんだか…と思っていたら、前朱夏が言ってたことを思い出した。


「え、あの子モノづくり大好き人間だから一式くらいフツーに制服に入れてるよぉ?」


…一式入れたまま運動してたらまあまあ鍛えられるな…。だから運動神経まあまあいいのかあの子…。


「…蒼桜、大丈夫?」


「ああ、うん。ちょっとなんかいろいろ思い出した」


氷人に心配されるが、軽く流して釣り竿を振る。多分現代の釣り竿ならもうちょっとしなるのだろう。氷人が


「…気持ち強めのほうがいいかも…木だし」


って言ってたから。

そのまま待っていると後ろでめきめき音がする。十中八九木を切っているんだろう。

どんどん音が遠のいて、近づいて…を繰り返していた。


そのうち、強い引きが来た。

当然リールもないので思い切り引き上げると、魚が宙を舞う。

とりあえずどうにか釣り針を魚から外し、バケツに水を汲んで魚を入れる。ドボンと音がして、水が散る。


ふいに後ろを見て固まった。


「……あそこって、森でしたよね…?」


木どころか切株もない。完全なる更地。近くに積んである丸太を見て苦笑いを隠さずにはいられなかった。


「Lv1なのに…」


と苦笑していると強い引きが手に感じられた。それを確認して、もう何も突っ込むまいと私は決めた。



氷人が全ての木を木材に加工し終え、それをあらかた運び終えたころ。


空は茜色に染まり、魚は20匹ほど。


絶対余るんだけど、まあ、朱夏が何とかしてくれると謎の信頼をもとに帰路をたどる。

大体氷人と同じくらいで走れたことにびっくりしながらダッシュしていると、氷人が悲しそうに言う。


「…いつしか俺のアイデンティティなくなるかも」


「攻撃力というアイデンティティは誰にも超えられないから安心しよう」


後割と力持ちなのもね。体力もあるし。

まあいっか、夕飯が楽しみだなーと思いながら加速する。魚がはねた。


「うわー、バリケードが割としっかりしてる」


木材と紐だけで本格的なバリケード。秋白の親御さんは建築会社の責任者でいくらか現場に連れて行ってもらったことがあるというが、秋白が少し手伝っただけでこれができるのがすごい。紐は多分どっかの漫画参照だと思う。漫画で知識得ている私たちの中で選択肢はそれだけだ。


とりあえず入る。中央の広場には赤い光と三つの影がたたずんでいた。


「7割…うん、思ったより大丈夫だった」


どうやら木の実の仕分け作業をしていたらしい。7割ということは、残りの三割は毒系統のモノだったんだろうか。毒物が大量生産されることは確実になったので朱夏を怒らせてはいけなくなった。広場の外れには大量の木材が積んであった。何故か広場を囲んでいる数本の木は残してある。


「あ、お帰り!魚どう?」


こちらに気付いた朱夏が聞く。


「20匹くらい?」


「OK、10匹は燻製にしよーかぁ」


「…燻製って、できるの?」


「まあ、煙に当てるだけで一応は。保存食だねぇ」


そういって手早く魚を開きにして穴をあけ、ひもを通す朱夏。この子がいたら無人島で普通に生きていけそう。


「木の実のほとんどが安全だったー!これ極振り関係あるのかなー?」


「…たぶん。じゃなかったら秋白9割くらい毒物持ってくる」


「辛辣だー!」


いつものテンション。その光景にほっこりしていた。


しばらくすると魚も焼け、燻製もできた。木の実を使ったスープもさすが料理上手の朱夏…と氷人なだけあって絶品だった。サバイバル生活も悪くはない。


そして、焚火を囲んで満腹感に安らぎを感じていると、朱夏が口を開いた。


「さて、これからのことだけど___ここに拠点を建てよう」


え、ちょっと待って空耳かな?


「だって秋白もいるし多分大丈夫」


あー空耳じゃないー。

先ほども言ったが秋白のお母さんは土木事業の責任者。よく設計図を見せてもらったり現場に行ったり、家関連の番組を見ていた秋白の建築知識は一級建築士にも劣らない。まあ、未成年だし、彼の中では予備知識だから将来一級建築士になるかはわからない。そもそも、こんな世界に来たら現実には帰りたくない…と誰もが思う、と思う。あくまで憶測だからそこんとこよろしくね。


「多分大ジョーブ♪」


「…どんな拠点にするの?」


「ツリーハウスにしようかと」


「夢がある!」


「なら今ある木材の2倍はいるね」


「秋白、絶対足りない(笑)」


「設計図描くねー。秋白こっち」


「はいはーい」


直後、氷人がむすっとしたのはたぶん気のせいだ。

しばらくして書き終わったらしく呼びに来た。

そこにはおよそ10棟のツリーハウスの設計図。


それぞれの部屋、ラボや作業場、食堂…つり橋ですべてがつながっている。まあ、木の位置によるのだろうが、これはすごい。ラボに至っては5本くらいの木に支えられてる感じ…まあ、重いしね。螺旋階段が3つ。多分階段やつり橋は設計図通りにはいかないのだろうけれど、それを可能にするのが朱夏だ。


「まあ、建材集めながら部屋から作って行くよ」


「そういえば今日の寝床は?」


期待の目で金央を見る。


「簡易的に布は作れたからフツーに寝れるよー」


「職人スゲー」


「…ありがと」


そのまま、火の後始末をして、全員が眠りについた。





ものすごくくだらない話:あけましておめでとうございます。パワーストーン入りのおみくじを引いたら両方仕事運と金運がいいですよっていう結果でした。…仕事しろって意味ですよね?なのでこの小説頑張っていこうと思います。

追記:読みやすさ改善のために大分開業したり話を分けたりしておりますのでご了承ください。

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