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天才たちは異世界での極振り生活を夢見る※改訂版更新中(あらすじにリンクあります)  作者: 月那
第二部 第一章 ステータス強化~だからって大乱闘する必要ないでしょ…~
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第三十九話 はぁ~‥‥(感嘆の声)

遅刻遅刻・・・20分程度なので許してください!お願いします!(土下座)

「おぉぉ・・・・」


そんな声しか出ないくらい、装備品は完璧。

それを見て金央は思い出したように言う。


「そういえば師匠めっちゃやる気出してやってたよ。カイトさんが『俺らの時ももうちょいやる気出してくれ兄貴』って言ってた(笑)」


マジか…。

弟子出来て舞い上がってんだな…。


自分のステータスを開く。

装備品をインベントリに入れ、装備すると体が白く輝いて装備した状態になる。


私の装備初め、このギルドの装備は基本的にラフな格好でそれぞれの四神カラーと属性適正が高い属性カラーを基調とした感じだ。


装備名は[青龍]。他の四人もそれぞれの四神名を名前に持つ装備となっている。

私のリボンと氷人のマフラーは後々装備品に入れる予定だ。


武器もなかなかかっこよく、性能もいい。

まだ冒険初心者の私たちにとってはありがたい。


青を基調としている私の双短刀、[風牙]。

赤を基調とした朱夏の杖、[炎天]。

白を基調とした秋白の弓、[月光]、矢、[芒]。

黒を基調とした氷人の剣、[氷河]、短剣、[雪夜]。

黄を基調とした金央の大盾、[金節]、短剣、[節変]。


それぞれの属性適正にあった効果がついているが、それはまた後でいいだろう。

今はこの幸せに浸っていたい。


そして、これが届いた、ということは全員の中で前から出ていた案を実行しなければならない。


そろそろ始めたいのだ。

クエストと、冒険を。


******


とはいえ、金央はもう少しメラルドさんの所にいなければならない。

一週間は絶対なのだ。

つまり、後4日は資金集めなり、スキルの充実なりを目指さなくてはならない。


「と、いうわけで秋白と氷人も一緒に魔法練習しようか」


「了解ー!」


「…うん」


相変わらずの反応の二人。

安心する。

変わらないんだ。この五人だけは。

そう思える。


朝の10時から16時半までは魔法練習をし、それからは夕食の準備をするのが恒例だ。


今日は装備のおためしということもあり、バリゲート外で魔法練習をする。

制服だとやっぱり無理があるのだ。色々と。

だって制服一つでここに放り出されたんだから。


洗濯はほぼできないし、汚れても放置するしかない。

最近魔法を覚え、手加減できるようになったから洗濯も楽なものだが、最初は正直言って洗濯しようとは思わなかった。魔法で制服がボロボロになったらヤバイからね。


だからおとなしく川で洗濯してたんだよね~。

今となればなつかしいなぁ。


ほぼ一か月で結構生活も充実してきたのは事実だ。

この世界は毎度のごとくよくできていて、楽しい。

でも、時々向こうが恋しい。


…所詮ホームシック。けど、最近ではそれも少なくなってきた。

本当の居場所がここだと認識し始めたのかもしれない。


「あーちゃん最近ぼーっとすること多いね」


「…!ふふ、いいことだよ」


「えー?何がよ…」


いいことだからいい事なんだよ、朱夏。

聞いてきたにもかかわらず、わかりづらい返事をすると即座に魔法練習に戻る。

でも、頭の中では答を導き出そうとしているんだろう。

なんとなくわかる。


永遠に、とは言わないけれど。

出来る限り平和が続いて、この五人で居られたらいいんだけど。

こんなこと考えるなんて柄じゃないんだけどね。


目の前には生み出した魔法。

他の三人の手元にも魔法がある。


本当にファンタジー。

神様には悪趣味悪趣味言っているが、一応感謝はしている。

楽しい世界にこれてよかったと。


ただ、同級生たちや先生は、いなかった。

もし、彼らに何かがあったら、神様への感謝は取り消しだ。

…何もないと信じたいけどね。


空を見上げる。

相変わらずの木漏れ日。

この世界でも蝉の不協和音はうるさい。

本当に地球に近いけど、それは良い。

蝉がこんなに安心できる存在だとは、今の地球人に教えてやりたいよ。


そんなことを長々と考えていると、朱夏に声をかけられた。


「ちょ、あーちゃん…暴発しかけてるけど」


「は!?」


わーお。何回かにも爆発シマス的な感じで光ってるー(棒)

…ふざけてる場合じゃない。


短刀に注ぎ続けてたエネルギーを逆に吸う。

暴発しかけてた魔法は収まり、体に何かが戻ったような感覚がした。


「フー…暴発しなくてよかったぁ…あーちゃんここら一体吹き飛ばすつもり?」


「MATないから吹っ飛ばないでしょ…やらかすなら朱夏だよ」


「あ、そうだった!てへぺろ☆」


てへぺろ☆じゃねぇよ!と突っ込みたいところだが、こんな日常も尊いので許す。


気になるのはちょっと顔赤くしてる氷人だけど。

まあ触れないでおいてやりましょう。私は優しいからな。

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