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天才たちは異世界での極振り生活を夢見る※改訂版更新中(あらすじにリンクあります)  作者: 月那
第一部 第二章 世界一ギルド決定戦~ほお、世界のトップはお強いですな~
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第二十三話 地形変化はうまく使ったもん勝ち。

ようやくバトルです。

え?バトル長い?

もう少しだけお付き合いくださいませ(後3分の一くらいだと思うので!…確信はないです)

電子音が響く。

直後、鼓膜を割るような音が会場全体に木魂する。


「⁉なになになにぃ!?」


朱夏は結構ビビりなので大きな音にはよく反応する。耳の良さも相まって結構大きく聞こえるらしい。

ただ、私は声にこそ出さないが舞台の上を見て同じような声を上げたくなった。


舞台には水深30~40cmほどの水面と隆起したような跡を見せる山岳地帯のような地面がある。

もはや地面というよりは山か、うん。

地属性スキルが使えるように舞台は土でできているのだが、だとしてもこの質量の追加の土と岩をどこから持ってきた。


まあ多分どっかから持ってきたんだよ。気にしたら負けだ。

考えすぎて脳の栄養足りんくなるかもしれんからやめとこ。


その中でインフェルノは動けない。

理由はステータスパネルに表示されている二文字とHPが物語っている。


「鈍化」

水に付与されたデバフ効果だ。

そもそもだがこれがなくても属性相性的に動くのは難しいのだ。それに追い打ちをかけていくスタイル、恐ろしい。


ついでに苦手属性の攻撃という範疇に入るためか、HPもじわじわと減っている。


水属性を使っているのはアリアさんというエルフの少女。水色の髪の持ち主で、服はひらひらとした天使のような感じだ。


…言いたいこと。

天使の見た目なのにやってることはえげつないよね?

もしかして天使ってえげつないのか?そうなの?

違うことを願う。


アリアさんを護るようにして他のメンバーが立っているが、一人だけ欠けている。

だが、それは隆起した地面によってインフェルノにはわかるはずもない。


隆起した巨大な石筍の様な岩の柱。

無数にあるその間を静かに蹴ってインフェルノに近づく。


(リーズも…こっちに来てるね、よし)


彼女はそのままある人物の背後目掛けて空を斬って上空から接近する。


(このまま削り切りたい!)


「!ヒバナ避けろ!」


(ばれた!?)


レンゴクさんが叫んだのとヒバナさんが一瞬で体の向きを変え、アマリリスさんによる攻撃での致命傷を避けたのとがほぼ同時だった。


それでもHPは5割を軽く切った。


アマリリスさんは直後のカザンさんのダガーによる攻撃を後方回転して避ける。

大きな水音を立ててアマリリスさんは着地する。


だが、それで攻撃が終わるわけじゃない。


カザンさんが何を感じたか急に空中へ飛ぶ。人間離れした跳躍力は何も突っ込まないことにして、彼は初めて本命の武器を見せた。


太刀。何か隠蔽系のスキルを使用していたのか、今まで全く気付かなかったが、彼は腰に鞘を下げていた。腰に差す、ではなく佩用している。故に太刀。


って秋白が言ってた。

打刀(一般にイメージする刀)よりも長く太いこの刀はこっちでも装備している人はあまり見たことない。多分引っ提げているとどっかにぶつかるし長いうえに重いから扱いが難しいんでしょう。


その太刀に炎をまとわせ、火の壁を展開するように横に薙ぎ払う。

薙ぎ払った時、軽い金属音が連続で聞こえた。


…まさかとは思っていたが、リーズさんの武器装備欄を見て納得がいった。


不人気武器第一位、針。


ばらまくのにMPを使う上、その攻撃力は微々たるもの。

しかも主軸となるメイン武器は目打ちほどの大きさにもかかわらず、複製して出される針は縫い針と同じサイズ。


地球なら間違いなくハチの巣になるが、DEFが高いこの世界ではそこまで重宝されない。


だというのに。


極めに極めているのだろう。カザンさんを押している雰囲気すらある。

カザンさんは恐らく属性適正に空があるのか、空中で走るような動作をすることが多い。

まさかとは思うが、空属性って空気(風)と空間の二面性があるのか?

ということは転移とかできるの?

なんつーことだ、空属性持ちは勝ち組だ。


その勝ち組にすら押し勝つリーズさんは毒使い。

と同時に珍しい属性適正二つ持ちだ。

もう一つは霊。

毒の上位互換と言っても過言ではない属性だ。


カザンさんは絶えず飛んでくるマシンガン並みの針をさばくが、時々当たる。

その時にあれよあれよと状態異常が増えていくのだ。

今ある状態異常だけでも、「毒」「鈍化」「ATK減少」「弱化」「不運」「視界低下」「MP低下」とデバフのオンパレード。こりゃいくらカザンさんでもつらい。


ただ、悠長にもしていられない。

水かさが増し始めている。

随時レンゴクさんが指揮を執って水を防いでいるのだが、それよりも水が増えるスピードの方が速い。水は静かに止まってくれはしない。中心に向かって吸い寄せられるように流れている。

ヒドリさんは鳥の獣人なので飛べる。レンゴクさんも長身故まだ余裕がある。

ただ、ヒバナさんは女性、低身長、人間。

鈍化をかけられた状態で水から脱出できるほどのATKとSTRを持ち合わせていない。


「ッチ・・・『煉獄炎』!」


しびれを切らしたレンゴクさんが一時的に半径20mほどの水を全て蒸発させた(相殺した)


…なんだこのトンデモ展開。


「ヒドリ!全員にバフ回せるか⁉」


「問題ないです!『結界バリア』【『複数同時効果付与(マルチアリア)』『ステータス全上昇(オールアディション)』】!」


凄そうなスキルの羅列だーー。

これ理解できてるの金央だけだよ!?ほぼ英語!


インフェルノメンバーに攻撃を防ぐバリアが張られ、ついでに全ステータス1割増というとんでもないバフがかけられた。


ああ、こうやって毎年毎年逆転されてんだな。逆転のインフェルノと呼ぼうかな。

ん?日本でこういう二つ名的なの持ってる球団いたよね?気のせい?

そんな球団がいたようないなかったような。

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