第二十二話 どーしてここまで地球と同じなんだ神様
リアルが忙しくて投稿できず、すみませんでした。
前回のあらすじ↓
オニビ)勝ったどー!
ナカビ)下剋上…
「まあまあ…レンゴクさん、準備いたしましょう」
フワッと声を出すネイルス。
「そうだな」
なだめ終わったレンゴクはステータスやスキルを確認して考え込んでいるようなそぶりを見せる。
控室のドアが開き、妖忌メンバーが帰って来た。
「派手にやられたな…思いっきり下克上された…」
ナカビが伸びをしながら言う。回復スキルにより全快しているようだが、顔には疲れが見える。
そのまま椅子に座って机に突っ伏す。
「ネイルスとレンゴクもなんかあるかもな」
「…正確にはインフェルノとネイティアが、だろ?」
レンゴクは頭を掻きながらナカビをにらむ。
頭を掻くのは彼の癖だ。イラついているときは自分の髪色にぶつけるタイプ。それほどまでに名前との温度差が憎らしい。
「おぅ…ばれた」
インフェルノとネイティアも順位変わるかもよ、そういう意味でナカビは遠回しで言ったのだ。ただ、本人たちにはよくわかってしまうらしくこういうのは心の中にとどめておこうと思ったのだった。
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「あー…目がさえすぎて逆に眠くなってきた」
「あーちゃんどゆことよ…(笑)」
本当にどういうことだと自分でも思った。一周回って?半周?いやどうでもいい。
インフェルノとネイティア。
炎特化と炎以外の属性という対極の特徴を持つ。
それでも毎年毎年炎ごり押されて負けるのはやっぱり…火炎耐性がないんじゃないのかな?
間違ってたらスンマソ。
でも、あながち間違ってないと思う。
なんかさっきからこの世界のルールやら法則やらをずーッと頭の中でループ再生してる。全部朱夏の受け売りだから私には説明がしづらいけど、簡潔にまとめる。
人間や妖怪、モンスター含め、すべての生物には【属性適正】というものがある。
極めたらいい属性の目安となるのだそう。大体一人に2~4個ほどある。
ただ、2~4個あるのはこの星、ルリフェニアでも人間と魔族、そしてモンスターのみとなっている。
稀に複数ある他の種族の人が生まれることもあるが、それでも2個が限界。
決定的な違いは種族能力の有無だ。
人間と魔族、モンスター以外は種族能力を持っているため、属性適正がそちらに引っ張られやすい。
だが、特に何も持たない人間と魔族とモンスターに関しては結構自由な属性適正を持っている。
モンスターの場合、モンスターの中でも種族が色々あるので、そこら辺に引っ張られる。
あくまで『モンスター』の種族能力がないだけであって…。
魔族の場合も、ほぼ専用属性と化している魔属性の適性率は100%。そこに追加で1~2個入るのはお約束である。
よって、人間が一番自由度が高い。
何で人間って種族能力ないんだろうな。ここまで地球と同じじゃなくってもよかったんだけど。
一番大事なことを言うと、属性適正と体質は似た感じになる。
例えば、炎に適性がある人は炎属性のスキルの伸びが良かったり、逆に水属性や地属性のスキルの伸びが悪かったりする。
逆に水属性と地属性の攻撃は食らいやすかったり。
某ボールに入ったモンスター戦わせるやつと同じじゃん。
神様は何で地球文化好きなの?それともここの人達地球の人と思考回路同じなの?
ハイ、結果論。
ネイティアメンバーの属性適正は木、地、水、毒、雷(予想)。
負け確が二つあるうえに微妙な属性(雷)がある。
これは負けて当然かもしれん。
ついでに地属性なんて気を付けてれば当たらないし、水だってある程度の炎をぶつけたら蒸発(相殺)してしまう。雷は当たる確率大きいけど、普通にバリア張ってたらいいんじゃないのか?
あ…うん。
ネイティアさんすいません。勝率ほぼないです。
大先輩の世界三位に何言ってんだと思いながら桜餅を食べる。
この世界七月でも桜が咲いているときは咲いている。そこはファンタジーだよね。
さて、ここまでくるとなんで世界二位の肩持ってんだよって話になる。
…だって二番目って炎って決まってるじゃん?ギルドとかさ。
一位がなんか勇者とか英雄とかで、その下で相棒的に二位の座についているのって大概炎使いでは?
ってことで私はインフェルノを応援したいのだ。
まさかとは思うけど、来年あたり私らが世界二位になったり?
いや、そこまで言ったら全員一個ずつ下げたいけどね。
そうするとちょっと炎が三位に転落しちゃうから複雑だな。
「あーちゃん~?おーい」
「ふぁ!?な、なに」
「そろそろ始まるよ」
朱夏ナイス!ずっとこのまま脳内考察してるところだったわ!
なんかこういうキャラクターが日本の漫画にいた気が…気のせいか。
うん、気のせいだそう言うことにしよう。




