俺は傷つけられてもいい2
文化祭終わったと思ったらテストが近いとかマジ糞たっれ
何だ、何がしたかったんだ?
「あ、あの私...。」
「二人はどっか行ったけど君はいいの?」
「え...えっとすいませんでした。」
何で謝ったのだろう?
もしかして俺につけた傷の事だろうか。
そんな事気にしなくて良かったのに。
「えっと御門君?何で助けてくれたの?」
「何でって宮崎さんが傷つくぐらいなら俺が傷つけばいいかなって。」
「そんな....御門君が傷つくことなんてないよ....。」
「何言っているんだ宮崎さん、宮崎さんが傷つけられるんだったら俺みたいな人間の底辺が傷つけられる方がまだ良いよ。それに宮崎さんは女の子なんだからねもし、傷がついてそのままだったら大変だろ?」
「何言ってるのよ私みたいな根暗な女傷ついても別に誰も何も思わないわよ。」
「何言ってる両親や友達が心配するだろう?」
「いいえ私がケガしても私の親は気にしないし私に友達なんていないわよ。」
「だったら俺が気にするよ。」
「えっ?」
「だってそんなの悲しすぎるよ。こんな俺にだって心配してくれた人がいるってのに宮崎さんにはいないんだなんて」
「何言ってるのよあなたにそういう人がいて当然よ、何嫌み?」
「そんな事俺が言える立場じゃないよ。俺が言いたいのはこんな俺みたいな糞野郎にも心配してくれる人がいるってのに宮崎さんにはいないんだなんてそんな悲しいよ。」
俺が10才の頃もし妹が居なかったら俺は心が持たず自殺していただろう。
「ねぇそれ本気で言ってるの?」
「勿論。」
「私が悲しかったりしたらすぐに慰めてくれる?」
「あぁすぐに宮崎さんのところに行くよ。」
「ホントに?」
「ホントだよ。」
「.....そう。」
宮崎さんはそう言うと俺に近より
「あなた御門 剛はいついかなる時も私が駆け付けて欲しいときに駆け付けますか?」
俺はそれに対し
「はい!」
と力強く答えた。
しばらく俺達は黙ったままで過ごし10分経つと宮崎さんが声を出した。
「早希って呼んで私も剛って呼ぶから....。」
「うん分かった早希。」
「じゃ帰るね....。」
「うんまたね早希。」
「うん.....。」
こうして俺達はお互いの家に帰った。
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