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始まりの日

やっとこさ投稿できただ。

予想外の事が起こると人は動けなくなる

と言う体験を俺は初めてした。

だいたい、2秒ぐらいの時間俺と雫は見つめ合っていたと思う。


「えっと、大丈夫?」


「へ?あ、はい。すいません中へどうぞ」


雫の隣にいた女性に声を掛けられて意識を引き戻され、とりあえずリビングの方まで案内をする。

二人には並ぶように座ってもらい、俺はその間にお茶を取りに台所まで向かう。ほうじ茶しか無いけど大丈夫だよね?

コースターも注いだお茶4つを共に持っていき二人の前に並べ終え、俺は雫の正面に座ることにした。


席に着いた俺は何故か凄く渇いた喉をお茶で潤す。コップをコースターの上に戻すと雫が顔を近づけて小声で話しかけてきた。


「先輩、先輩。今日のこと何聞いてましたか?」


「いや、とりあえず家に居て欲しいって言われてたぐらいだから、ちょっと分からないや」


まさか雫とその母親かな?その二人が来るのは流石に予想出来なかった。


「あら、雫の知ってる人?」


「そ、そうなの母さん。ね、先輩?」


「え、あぁ、うん。どうも、初めまして。玲二っていいます」


「こちらこそ初めまして。雫の母のめぐみです」


俺も恵さんもお互い軽く会釈をする。顔を上げて恵さんをもう一度見る。年齢聞くのはダメだけど、16の娘持ってるって事は35は超えてる訳だけど...。これはあれだな。俺の父親と似たようなめっちゃ若く見える人だ。だってまだ20代って言われても違和感ない見た目だし。







「いや〜、遅れてすいません」


それから三人で5分程度話しているとやっと父親がリビングに入ってきた。

なんか、すっごくオシャレしてるし。

そして何食わぬ顔で俺の隣に座って話を始める。


「今日、集まったのはある事を言うためなんだ。まぁ、そのだな玲二。お父さん、そちらの天野さんと再婚しようと思ってだな」


「はぁ!?」

「え!?」


父親からの衝撃告白に俺と雫の驚きの声が重なる。その反応からしそちらの母親からは何も聞かされてなかったようだ。


「黙っててごめんね雫」


「え、あ、お母さんは気にしなくていいんだよ!ただ...」


そう言って雫は俺の方に視線を向ける。何故こっちを見る。嫌なのか?まぁ、そうだよな。いきなりこの人が父親です、兄です言われてもね。


「まぁ、そう言う事だから玲二は別に構わないよな?」


「まぁ、一応」


まさか再婚するとは思ってなかったけど、俺は別に問題ないとは思ってる。 いや、案外問題あるか?

まぁ、なるようになれって感じか? うーん、自分でもよく分からないな。


「こちらはいいと言ってるので、今晩あたりでもそちらの家族どうしで話し合って見てください」


......ん?


「なぁ父さん、なんで今晩なんだ?」


「そんな理由一つに決まってるじゃないか。......デートに行くためさ!」


「勝手に行ってろ!」



こうして、父親からの驚きの再婚宣言を終え天野家は帰って行った。(ついでに父親も)


はぁ、なんか疲れたしお昼食べたら少し寝ようかな。


「にしても、びっくりしました。まさか、再婚する気だったなんて」

「そうだな、俺も驚いてる」

「せ、先輩!? どうしてここに!?」

「いや、ここで面白いことがあると聞いて...」

「どこからですか!?」

「そんなことより、もうすぐ終わりそうだぞ?」

「へ? あ、本当に時間ないですよ!」

「なら、一緒に言うぞ。 せーの」


「「次回の『ある妹』もお楽しみに!」」






好評なら次回からもやります

ほんと、遅れてすいませーん!

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