謎の少女
はい、お久しぶりです
頑張って多少書きました
次も頑張ります
雫と買い物(デートだったら良かったな)が終わって早2週間がたった。
買い物に行った日から、なにやら雫の様子がそわそわしてたが1週間もしないうちに収り、いつもと同じようになった。
変なラッキースケベ的展開もなんとか避ける事が出来て、気まずくなるってこともなく、過ごす事が出来ている。
朝学校に行く時も一緒なのだが、特に変な噂とか経ってなかった。まぁ、自称ファンと化した友人が聞きに来たぐらいだった。
あの剣幕は色々ヤバかった。
まぁ、そんなこんなで部活に入ってない俺と雫は帰りも一緒に帰ってる訳だが......。
「今日は来るの遅いな」
校門前で待っているのだがなかなか来ない。おかしいな、雫の性格なら遅れる場合真っ先に連絡をくれると思うんだが......。そんなことを考えているとポケットの中のスマホが振動する。スマホを取り出し、メッセージアプリを起動する。......雫からだった。
[もしまだ待ってくれてるなら先輩だけ先に帰って下さい]
ふむ、先に帰って欲しいということはかなり時間がかかる事なのだろうな。
[何か用事でもあるのか?良かった手伝うけど]
送信っと。そして待つことだいたい40秒ほど、雫から返信が来た。
[いえ、先輩が来たら多分私達帰れなくなるので大丈夫です]
うん。どう言う事だろうか?この文面を見る限り雫の他に誰かいるってことだよな?まぁ、それはそこまで関係ない。俺が来ると帰れなくってどゆこと?
いくら考えても分からないし帰るとするか。
それから帰りの途中にも途中経過のようなメッセージが何件か届いた。
[先輩私たちはゆっくりと帰るので先輩はいつも通り帰ってくださいね!いたずら心で待ち伏せとかしないでくださいね]
とか、
[家に帰ったら私服に着替えてといて下さい。あ、出来るだけ落ち着いた感じの服でお願いします」
とか
「着替えなどが出来たらリビングで帰りを待っててくれませんか?」
という感じである。ちなみに俺の返事は上から「はいはい」と「わかった」と了解スタンプである。雫がなにを考えてるかは分からないけど、とりあえず雫の言う通りにした方が良さそうな気がした。
程なくして家に着く。ドアを開こうとしたが鍵が掛かっていて開くことが出来なかった。誰も家にいないっぽいな。
とりあえず手持ちの鍵を使って家の中に入り、言われた通り着替えを済ませる。そしてリビングで雫が帰ってくるのを待つ。
待つといっても特にすることないのでスマホを使い適当に選んだネット小説を流し読みしていると玄関の方からドアの開く音がした。
やっと雫が帰ってきたみたいだ。俺が帰ってから20分は経過してる。少しぐらい小言をいっても許されるだろう。なんてことを考えながら玄関にいる雫の元に向かう。だがそこで俺が目にしたのは......。
「ひゅ!?」
「あ、先輩。ただいまです」
つい最近義妹になった雫と、その雫にしっかりと手首を掴まれながらも、俺から隠れるように雫の後ろに急いで回り込んだ少女だった。




