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新しい日常

短編書いてる途中で書いたやつなのでまぁ、少し短いです。すみません

短編書き終わり次第、別作品投稿再開します

次の日の朝、つまり今日は日曜日という訳だが......。


「全く眠れなかった」


俺の部屋には特に変化などはないが、なんと言えばいいんだろうか、家全体の空気が少し変わった気がする。そのせい......なのかな?

時計を見てみるとまだ7時となっていた。日曜だしもう少しゆっくりしてたいけど......、目も冴えててる訳だし、リビングの方にでも行こうかな。

俺は適当な服に着替えてスマホをポケットに入れて部屋から出た。



リビングに入ると先に起きていた雫の母親で俺の義理の母親になった恵さんが居た。


「おはよう、玲二くん」


入ってきた俺に気づいた恵さんが振り向きながら俺に挨拶をしてくる。その背後にあるテーブルには既に朝食が並べられていた。


「おはようございます、恵さん。美味しそうな朝食ですね」


そう言うと恵さんは何故か首を傾げる。


「んー、敬語何とかならない?」


そ、そう言われてもな......。


「流石にちょっと難しいでーーと思うんだけど」


試しに一度言おうとしてみたけど、敬語になりかけたから途中で言い直してしまった。これでいいのかな?まぁ、恵さんは頷いてるからこれでいいかな。

そんな話をしてると雫がリビングに入ってきた。


「おはようございます、先輩。あ、お母さんもおはよう」


「あらあら、私はもののついでなのね。じゃあ私は有弛とおしさんを起こしてますね」


そう言うと恵さんはリビングから出て行った。おっと、そういえばまだ雫におはよう言ってなかったな。


「おはよう、雫。昨日は寝れたか?俺は全然だったよ」


「先輩もですか?実は私も昨日そんなに寝れなくてまだ少し眠たいんですよね」


と少し笑いながら雫は答えた。そうか、寝れなかったのは俺だけじゃ無かったんだな。

そんな話をしつつ俺たちは席に座り朝食を食べ始めた。

いつもとは違う新しい朝はとても新鮮に感じた。




朝食を食べて少し時間経ち、俺は自分の部屋に戻っていた。まぁ、簡単に言うとリビングが落ち着かないのだ。新しくなった環境と言うのもあったんだと思うけど、やはり、自分の部屋が1番落ち着く。

だが、やることがないんだよな......。今回は珍しく土日に宿題が無いし、かと言ってあの二人にどこか遊びに行こうって言うのもなんだしな......。あ、そういえばこの前買った漫画をまだ読んでなかったな。

そう思い俺が本棚に手を伸ばしたその時、コンコンとドアをノックする音が聞こえて俺は動きを止めてドアの方を見る。

ドアが少しだけ開き、覗かせるように雫が顔を見せる。

はぁ、雫か。ノックとか殆どされたことなかったから少しだけビックリした。


「どうかした?雫」


そう聞くと、何故か困ったような顔をする雫。少しの間を空けて雫が何かを決意するような顔で俺の方を見てくる。それをみて思わず身構る。


「あの、買い物に付き合って貰えませんか!」


「......あぁ、うん。いいよ」


雫からの予想とは違う話題が来て少し戸惑ってしまったがちゃんと返事はするとことが出来た。


「な、なら急いで支度して来るので少し待ってて下さい!」


そう言い終わると雫はすぐに自分の部屋に戻ろうする。


「俺もーー」


そこまで言った時には時すでに遅く、雫はドアを閉じて自分の部屋に戻ってしまっていた。

仕方ない。俺もさっさと支度しますか。

感想等々よろしくお願いします!

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