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翌日、頭頂部付近にかけておいた侵入者迎撃アラームが鳴る。二日連続で冒険者とはマジたるい…ないわ~



俺は泥人形に姿を変えて待ち構える。だが、今回は相手のペースが早い…久々の大物がかかったか?



ここは早々に液状化形態で逃走だな。俺の任務は冒険者を倒すことではなく、聖剣を死守することなので無問題だ。



「久しぶりじゃのぅ…土の四天王。」



目の前に現れたのは青髪少女。その貧相な身体を包むは右肩だけに紐が掛かっている変形スク水。

ちなみに右肩の方は亀の甲羅を模した青色の防具のようなものがくっ付いてる。

強化するならその紙装甲どうにかしろよと言いたいがそれには理由がある。



「おっ、水の四天王。」



ちなみに俺以外の四天王は全て魔人型で激強い。スク水アーマーとか馬鹿にしたら滅されかけたのは記憶に新しい。



「おっ、水の四天王…じゃないわい。


 お主があまりに不甲斐ないので喝を入れに来てやったのじゃ。」



馬鹿な。そりゃ、相性の悪い相手はほぼ通して来た。でも、戦士タイプは割と…あ、やっぱり通してた、ゴメンね。



「俺の任務は聖剣の守護でぇぇす。


 冒険者の抹殺じゃありませぇぇん。」



誠意を込めて両手を開いて、両耳にくっ付けてヒラヒラさせて謝罪の言葉を並べる。だが、効果はないようだ。



「貴様ァァ、我を侮辱するかァァ!!」



まるで猫のように全身の毛を逆立たせるかの勢いで水の四天王が荒ぶる。

これはかなりキテる…俺、このまま、天に滅される。よし、落ち着かせよう。



「いや、俺達種族の土下座的に当たる姿勢なんだ…誤解してくれるな。」



「何、本当なのか?そうからそうと早く言ってくれれば良いじゃろうに…」





「嘘どぉぇぇぇっす。


 そもそも、俺。変位種なんで種族もクソもありませぇぇぇん。」





変位種ってのは一代限りの突然変異。原種より少し強かったりするも自然に淘汰されていく…今の俺のようにね。



またしても、ブチキレる水の四天王。

沸点低いな~本当はお湯の四天王かなんかじゃねぇの?



「今日という今日こそは許さん。


 一欠片の土塊も残さずに滅してやるから覚悟するのじゃ。」



水の四天王はスク水アーマーがグッショリと湿り気を帯びる。

そのまま、スラリと長い足から体液が滴り落ちて足元に水溜りを作る。



通称『おもらし』。命名はこの俺、カース=デッドリッヒ。

彼女がスク水なんて場違いのものを着用しているのはこの技に由来している。

地味に見えるも放出した体液を自在に操る攻防一体の技で使い勝手も良い。





「魔王軍が誇る四天王、水のエルル=エルリニョーネ…推して参る。」




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