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#0 プロローグ
第0章
ボクがあの日決めた事。
「じゃあ次の問題は…小日向、解いてみろ」
他人を信じない。
「はい」
大和撫子を演じる。
「42㎞です。先生シャツのボタンずれちゃってますよ?」
意見を他人に合わせる。
「えっ!?あはは!ありがとう。そんな事より小日向。42㎞、正解だ。さすがだな」
物語を作らない。
「ちょとぉ!先生話しそらしてなぁい?それにしてもほんとさすがだね~小日向さん」
そうすれば普通に、楽に、生きてけるんだ。
「そんなことないよ」
悪いとこ、いらないとこは全て心の檻に閉じ込めておこう―