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愛福です。

ミケが学校に来たことでより一層一緒にいる時間が長くなった。家でも一緒なんだから当然と言えばそうなんだけど、授業中にまでこっちをじっと見てくんのは正直止めて欲しいところだ。


「なになに、圭君って玲子ばっか見てるじゃ~ん。もしかしてああいう子が好みなの~?」

放課後になって転校生が囲まれるってシチュエーションは割とどこにでもあるモンだけど、その男女比がおかしい場合はどうしたら良いんだろう。やたら女子ばっかなんだが。

「いや、俺の好みはもう少し顔がかわいい方が好みかな~。君みたいな。」


「ケッ悪かったねブスで」


ぼそっと呟いてみても聞こえてないようだ。もういっそのこと一人で校内を無意味にうろついてやろうかとおもった。


「あ、そうだ、誰か案内してくれないかな~?」

そういや先生がお決まりの文句として言ってたっけ。「誰か案内してやんなさい」って。


「見留さん、お願いできないかな?俺、まだ来たばっかだから…さ。」

瞬間、今までハート型をしていた女子のまなざしが一気に鋭くなって私に突き刺さる!!

「え~圭君、私の方が詳しいよぉ~」

必死にすり寄っていく女子どもをあえて突き放すかのように、私の手を取って教室の外へ引っ張っていった。



「あ・ん・た・ね・え・・・マジふざけんじゃないわよ!!教室での私の立場無くなったらどうしてくれんの!」

これでも気ぃ遣ってんだよ!!と小言を零すと少しは反省したのか

「わるかったな。」

とちっさな声で呟いた。


「第一何で案内して欲しいとか言ったわけ?自分で調べろよそんぐらい。」

「結界を張るときに地の利を熟知しておかねえとつかえねえんだよ」


なんて使えないんだ!!

と思ったことは内緒にしておこう。





そういや家に帰る途中でなんかお金持ちそうな女の子とぶつかったっけ。なんとなく霊の気配がしたからスルーして帰ろうと思ったけど霊じゃなくてびっくりだった。










「もうっほんと信じらんなぁ~い!!」

ナァニあの子!!いきなりぶつかってきて「いやあんたのせいだろ」とか喧嘩売ってんの?しかもぶつぶつ言って私が悪いとでも言いたいの?後ろの男はちょっとイケメンだったから良いとして私より頭悪そうなのにぃ!!


「お嬢、そうかっかなされますな。」


「だって爺!!IT社長の娘でご先祖様が天狗の霊元あらたかなこのわたくしにぶつかったのよ!万死に値するわ!!しかも口答えまで!!」


「お嬢様、先祖返りのあなた様ならば分からぬはずもありますまい。あの少女は…」

「霊感が強いんでしょ!!それくらい分かるわ!!」

「いえ…背後の少年といい、彼女は」

「妙な力持ってることは確かだけど!!私に倒せない敵なんていないのよ!見てらっしゃい!!」

すいません。のりで新キャラを作ってしまいました…

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