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四十一話ゲームセンターに来ました

次回から水、土曜日の週二投稿になります。

でも明日はお休みです。


 三国志イベントが終わってから数日後、三太に近くの大型ショッピングセンターに連れて来られた。テレビを見てう○この達人とクレーンゲームがやりたくなったけど一人でやるのは……と誘われたのだ。


 運オンがメンテ中で暇やったから付いてきただけやし、あと昼飯おごってくれるそうなので……まあそれが一番の目的だ。


 もちろん財布は家に置いて来たぞ!


 目的のゲームコーナーにやってきた。子供から石油王まで数十人いますね、さすがに知り合いはいな……、ってクレーンゲームしてる山岡さんがいるんやけど、どゆこと?


「なあ、お前呼んだ?」


「呼んでない、ガチでたまたま」


 そんなこともあるかーー、これは運ゲー? それとも三太の幸運? なに? でも学校外で関わるのはちょっとイケナイ気がするので俺は絶対に話しかけない。


「こっそりと行くぞ」


 俺はバレないように後ろをこっそりと横切る。


「山岡さん」「おい!」


「へ!? 春崎くん!?」


「俺は?」


「平泉くんも?」


 三太ついでで笑う、というゲームセンターで一人でゲームしてる女子に話しかけるとかないわーー


「山岡さんはなにしてんの?」


「みがわり人形狙ってて、でも全然取れなくて、あと一回でダメやったら帰るところ」


 みがわり人形は運オンのそれがしちゃんがよく使う固有スキルでできる、俺にとって歪なキューブみたいなものだ。こいつ取りにくそうやな、まるっこいし……


「ラスト一回、お願い」


 山岡さんはお金を投入し、多角的に見て慎重にクレーンをセッティングした。ガチだ。


「ここ!」


 アームはみがわり人形の首に挟まった、重心とは少しずれているがどうだ?


「ぼとんっ」


「「あーー」」


 みがわり人形はあとちょっと、というところで落ちてしまった。アームよわよわ~とつい煽りたくなるよわよわアームやわこれ……


 そのとき三太にお金をこっそりと渡された。

 お前ってやつは、ホンマにいいやつやな。

 親友にランクアップしとこうか。


「ちょっと俺もやりたくなってきたわ」


 運ゲーマーの俺はお金を入れて進むボタンを押す、もちろん俺の金じゃないので適当だ!


「そんな適当でいいん?」


「大丈夫や」


 ここだっ! と思うところで止めた。そしてすぐに降下ボタンを押す。確認とかいらない、取れなかったら取れなかったときだ。


「ゴトンッ」


 うん、さすが三太のお金、簡単に取れた。


「じゃあ、これいらんし三太にあげるわ」


「「!?」」


 残念だったな山岡さん、俺はこんなところでとイキるやつとは違う。だからこれを取るために使ったお金の持ち主、三太に譲るのだ。


「はい、山岡さん、俺は自分で取るから」


「ありがとう平泉くん、と春崎くん」


 うん、そうなるん知ってた。そのあと三太が強運を発揮して2個一気に取れたので1つもらった。いらないけど思い出として飾っておこう。


「じゃあまた学校で、三太、う○この達人やりにくぞ」


 実は心臓の鼓動が止まらないのではやく山岡さんから離れたい、じゃないと血管が弾けとびそうだ。


「おう、山岡さんもどう?」


「行きます」


「……」


 うん、知ってた。




「フルう○コンボだドン!!」 


 山岡さん……一番簡単な曲を選んだと思ったらフルう○コンボするのやめて、俺無理よ


「おっしゃ、やる気出てきたわ、俺もフルう○コンボしたるわ」


「三太頑張れーー(棒)」


 お前いけるか? 下手くそやのに?



「う○こだドン」


 三太よ、画面見ないでやるから一番簡単な曲やのにそうなるんよ。というか画面見ずにやればよかったんか。


「咲人、一番ムズいのにしといたし、ってもう始まんぞ」


「あちょっーー」


 ボロボロやったから周りの景品見てたら一番ムズいのに設定されていた。まあ一番簡単なんにされるよりはましやけどな、そしてバチを渡された。


 運ゲーでどうにかしてやる!




「そこそこだドン!」


「そこそこだドン!」


「似てるっ!」


 う○こドンちゃんの物真似したらウケタ。そのあと色んなゲームで楽しんだ、来てよかったな。


「それで俺ら昼飯フードコートで食うけどどうする?」


「じゃあ私もそうしよっかな?」


「俺がおごるで」


「いいん?」


「俺も奢ってもらうし」


「そうなん?」


 だいぶ砕けたよな、山岡さんって意外と話しやすい、ミソラみたいに……、だいぶ怪しくなってきた。






「くっ、またたこ焼き買っちゃった」


 フードコートに来たらたこ焼きが食べたくなったのでたこ焼き8個入りを頼んだ。今回こそはちゃんぽんを頼もうとしたのに……、それでこの席は三太が買いました、お金持ち強い。


「ちゃんぽん……」


 山岡さんがちゃんぽんを持ってきた。なぜたこ焼きの誘惑に負けなかったんだ? 三太でさえ負けたというのに。


「春崎くんちゃんぽん食べたことないの?」


「ない」


「じゃあ、ぱくっ」


 山岡さんは美味しそうにちゃんぽんを食べるところを見せつけてくる。すっごい角度で……、こういう子やったんや……仲良くなれそう。追記、たこ焼きうまかった!


「平泉くん奢ってくれてありがとう」


「おうよ」


「じゃあサキサキくん、平泉くん、また学校でね」


「「えっ……」」


「あっ……」

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