二十一話運湖でヌシ釣り
運国祭が開催されるのは運国の第一の街運天なので、みんなで移動を開始した。今回は少しだけ寄り道をする、サンタには行きたいところがあるらしい。
「サキサキ、今朝は無事だった?」
「まあな」
自動寝糞スキルで変な生命体が生まれたが、あれは放置しておくことにした。無限に作れるう○こパウダーさえ与えればおとなしくなるからだ。
そして今は幸運の森を進んでいる。
小鬼は三人のおかげで怖くない
あーー、俺だけ武器なしね、すぐ失うから……
「目的地はもうすぐやぞ」
まあ目的地が近いのもあるけど。
キレイな湖についた、ここにも釣り人がたくさんいる。
ほんでここは運湖という名前の湖らしい、名前で損してる。
「サキサキにぴったりの名前やな」
「お前もや」
「確かに」
それでハルヒから量産型の釣竿を受け取った、サンタだけはごっつい釣竿を使う。ここに生息するヌシを釣るつもりだからだ、まあ釣れるやろ、サンタやし
──しばし待たれよ──
「う○コットンう○コットン」
「キターー!」
最初にかかったのは俺だった。
タワシやめてねタワシやめてねタワシやめてね
エサはもちろんう○コットンである。
俺は思いっきり竿を振り上げる。
「ひゅいっ──玉子!?」
俺はシャリの上に四角くて黄色いのが乗っていて、それを黒いので巻いてあるやつを釣った。
その特徴は玉子やないかい! というか
「ヌシじゃなくてスシ!」
これはヌシではない、玉子のスシだ。
う○コットンでスシ釣っちゃった。なんかやだ
「フルーツポンチにする?」
「リリース」
湖から出てきたスシなので即リリースした。なんか食べたくない、あとフルーツポンチにすな!
「あーーもったいない」
「いつも通りう○こやるから」
「許す」
俺はサンタに隠れてフライパンにぶりぶりっとしておいた。
「ことんっことんっ」
今度は隣で居眠りしてるミソラの竿になにかがかかったようだ、なに寝とんねん。
「ミソラ! かかってる! って重っ!!」
「あ、えっ!? きてる? ひゅいっ──」
ミソラは白と黒のでっかいのを釣った。
「ウシーーー!?」
「モーーー?」
ヌシではないウシだ、地面に直撃したのでフラフラしている。
「【テイム】」
ミソラは知らないうちにテイムスキルを覚えていたみたいだ、ウシ……
「テイムできたわ、これで乳しぼり放題や!」
「よかったねーー」
そのとき
「ぶりっ、ぼとっ」
ウシはう○こをした。
「ぱくぱく、うまっ……サキサキのはまた違う味や」
なにウシのう○こまで食っとんねん。
いやスシとかウシとかなに釣ってんねん俺らは……
それでハルヒは普通に魚、じゃなくてタイヤとか空き缶とか釣ってるな……誰かは普通の魚を釣れよ!
「ぐおーーー!! 手伝ってーーー!!」
おっと、サンタからの救助要請だ。
確定でヌシだ、俺たちもサンタを手伝うことにする。
というかサンタのくせに意外と遅かったな。
いや普通の釣れや!!
「ひゅい──」
「「「でっか!!」」」
10mくらいの巨大なナマズが釣れた、これはヌシだ。
三人はすぐに戦闘態勢になる
俺? 武器なしになにができるん?
あーー、応援はするぞ
「頑張れーー」
とりあえず図鑑説明
MN、運湖のヌシ 推奨レベル30
体長、10m
生息地、運湖
特徴、大ナマズ、超音波で攻撃する。
スキル【超音波】
弱点、ひげ
ドロップアイテム、ヌシのひげ(レア)
これ勝てるか? それでヌシは地面の上でバタバタしている。
「とうっ!」
サンタは弓でヌシのダメージを稼いでいく。
ハルヒはおたまでヌシのひげをしばく、おたま……
「せいやーー!」
ミソラは斧でハルヒとは逆のひげを攻撃している。
それで俺は釣りをする、邪魔ですからね。
「きた……」
すぐに来た、でもなんか嫌な予感が……
「ひゅいっ──」
たわしや……
それがヌシのほうへとんでゆく
「ザクッ」
「ぬしーーー!!」
あっ……タワシがヌシに命中した。
「うぎゃーーー!!」
俺はヌシにタックルされ見事に運湖にダイブした。
「スーパーレア、デスペナを一回肩代わりしてくれるやつやな」
それでみんな俺のほう向くのやめてね
すぐ死ぬけどやめてね、さっきは死なんかったけど
それと俺が運湖に沈んでいるうちに三人がヌシを討伐していた。サンタがスーパーレアの装備カードをゲットしたとさ、まあサンタやしな。
「ほいサキサキ、俺の分はあるし」
「どうも?」
いや俺でいいん? 絶対ミソラかハルヒにあげたほうがいいと思うんやけど
そのあとサンタは何度もヌシを釣りはめ技を発見した。
うん、なにしてんの?
「うまっ」
俺は見てしまった。サンタが原材料う○このフルーツポンチを美味しそうに食べる姿を……
まあええか
それで俺はみんなに迷惑をかけないように離れたところで寝る、ちゃんとサンタが寝たのを見てから移動した。
頼むぞ、変な効果が来ませんように
運湖にPKを狙うアカリが現れた
そのアカリは呑気に寝ているう○こ漏らしを発見した。
こいつはシトラス近くの林でアカリをう○こで倒したやつだと思い、こっそりとナイフを持って忍び寄る。
そのとき
「ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ~」
アカリは富海の街にいた。
「クソがぁーーー!!」
目が覚めると死んだときの画面だった。
「毒う○こ……」
変な死因だった、あの三人に笑われる未来が見える。
そして俺は富海の街に戻ってきた。とりあえず全ロスしたかを確認するためストレージを覗いた。
ある、う○こパウダーがある……
そしてステータス画面を確認する、ない……
「クソがーーー!!」
俺はスーパーレア装備カードを失った。
無限に作れるう○こパウダーに使ってしまったのだ
クソがーーー!!




