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二話リセットしよう

 

 俺は調子に乗っていた。運というものはいいときがあれば悪いときがある。そして最後には収束するものだ、そう理解しているはずなのに……


 というかなんやねんゲーム初手でう○こ漏らすとか、運ゲーオンラインって、クソゲーか!


 もちろん別の意味で……




 とにかくリセット方法を調べることにする。普通にゲームしたいからね、う○こ漏らしたデータで続けられるわけねえって、検索検索



──ただいまググり中──



「ははっ、嘘やろ……」


 ひじょーに残念なお知らせだ。運ゲーオンラインは絶対にリセットできないだとさ、色々検証動画みたけどリセットできてなかった。


 詰んだわ


 俺は初手う○こ漏らしたやつ固定なんか。

 さすがに運営に連絡しよう。


 俺は運ゲーオンラインの運営である女神ゲームズのホームページを見て電話する。

 何個か番号番号あるけど苦情やし苦情センターにしよう。

 というか性犯罪被害センターってなによ?

 ゲームに関係ないやん、まあ今はええか。


 とにかく電話しよ──



「もしもし!!」


『こちら女神ゲームズクレーマー対応部です』


 なんやそのそのまんまな名前は!? ってクレーマーちゃうわ!!


『なんやそのまんまな名前は!? ってクレーマーちゃうわ!! と心のなかでつっこみましたね?』


 怖っ……なんで心ん中で思ったことを一言一句間違えずに言えるん!?


『怖っ……なんで心ん中で思ったことを一言一句間違えずに言えるん!? と思いましたね?』


 うん、これは無理だ、切ろう


『うん、こぶちっ……』


 怖かった、クレーマー対策天才すぎ、ってなんで考えてること一言一句間違わずにわかんねん


 怖すぎるわ……




 そのときスマホに通知が



 サンタ>フレンドなろ、もう始めたやろ?



 三太からか、始めたのは始めてんけど……

 うん、とりあえず無視しよう。


 まあまだう○こ漏らしただけやしギリカバーできひんか? 現実で漏らしたわけでもないんやし、普通にゲームできる未来が見える!

 スキルは汚染されてたけど……


 とりあえずもう一回やってみよう。案外なんとかなるかもしれん、運ゲーや。


 準備オーケー


「【運ゲーオンライン起動!!】」




──接続完了──




 俺は目を開けた。まだう○この感触が残っている……

 それでなんか人に囲まれているんだが。


「もうアカンわーー!! 永久BANされてもうたーー!!」


 目の前には泣き叫ぶプレイヤーの少女がいた。顔面う○こまみれの……

 うん、これは可哀想だ。


 というか永久BANってなんのや? 配信とかか?



 ってなんか俺の元へ銀色の鎧を着たNPC風の男がやってきた。


「君がう○こを漏らした犯人だな? 防犯カメラにしっかりと映っている」


「!?」


 男のスマホには俺がう○こを漏らしたときの俯瞰映像が流れている。うん、これはなんかすごく嫌や

 というかこの世界スマホあるんや、世界観どうなってんの?


「これにより風紀を乱した罪で現行犯逮捕だ、ガチャ」


「え!?」


 なんかゲーム内で逮捕されてしまった



「お前がう○こ漏らしか! 絶対に許さんからなーー! 覚えとけよ!」


 俺のう○こにダイブした女の子はプンプンしながら立ち去っていった。なんかすまない……


「お前はついてこい」


 いや、ついてこいじゃなくて連れていかれるんだが……


『ゲームを始めたばかりの方はまず冒険者ギルドへ行こう』


 頭の中にシステムメッセージが流れてきた。

 いや、行くに行けないんだが……運営さんよ……






 地下の牢屋に連れてこられた。全裸の男がたくさんいる、デカ○ン(松茸)丸出しの……これギリ大丈夫なんか?


「ここだ、入れ!」


「うっ……」


 牢屋の中に投げ入れられた。ゲームでこんな扱いないだろうが!

 それでなんでほんのり痛み感じんねん、ゲームやのに!


 というか薄暗い牢屋の奥からハァハァしてる全裸の男が数人近寄って来るではないか!?


「男の娘かぁ、いいぜいいぜ、ヤろうぜーー」


「俺にも分けてくれよーー」


「いいぜーー、ちょっとだけなーー」


 すっげー性犯罪のニオイがする。

 男でもいいのかよ、ってこれは非常にマズイ、というかここゲームの中やぞ!


 どうなってんねん……


「じゃあ、せーのの合図で捕まえようぜ」


「「いいぜーー」」


 くそっ、どうにか逃げねえと……


「せーの!」



──ログアウト──






 ギリギリ助かった、ログアウトできなかったらと思うとゾッとする。

 って三太からまた通知きてる、ゲームをやめることを伝えよう。



 サンタ>無視すんな



 無視したことを怒ってる、まあしょうがないか。



 サキサキ<トラブった、ゲームやめる


 サンタ>なにがあった? もしや性犯罪とかに巻き込まれたw?



 言い当てるな、お前ホンマに勘とか運がいいな。



 サキサキ<いきなり牢屋にぶちこまれてやられかけた


 サンタ>あー、牢屋の中の性奴隷な



 三太によるとゲーム内で犯罪を犯した者は牢屋に入れられ他の受刑者(NPC?)の疑似性奴隷にされるとか……

 性犯罪被害センターに電話するとやられたときの記憶を消してもらえるらしい、あれはそのためのものなんか……


 というかやられてからしかないんかよ。

 って記憶消せるって無駄にすげー技術だな!



 サンタ>お前ならなんとかできるはずや、そのピンチからお前がよく言う運ゲーでなんとかしてみろ



 いやいや、三太なら運ゲーでなんとかできるかもしれんが俺は基本三太の運に頼ってるだけやからなーー。



 サキサキ<無理無理、もうゲームやめるし


 サンタ>それやったらお前との縁切る



 は!? たかがゲームやぞ? なに言ってんの!?



 サキサキ<なんでや!?


 サンタ>俺はお前を信じてんねん、お前とならこのゲームで世界獲れると思うんや、だからや



 俺は別に世界獲るとかどうでもいい、普通にゲームしたかっただけやのに……



 サンタ>あとお前のことやからいい感じの固有スキルもうゲットしてるやろ? 球体にスマホ繋いだら情報見れるからな



 俺の固有スキルは全部クソスキルで埋まってんねん、一体これでどうしろと?



 サンタ>お前ならできる、俺は信じてるからな



 いくらそう言われても、俺は……


 いいや、違う。

 俺の信念はなんだった?



 運ゲーやろ?



 絶体絶命のピンチから運ゲーで切り抜ける。

 ははははは、それでこそ俺やんけ──



 サキサキ<やったるわ! 俺の運ゲーでな!!


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