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十七話3億

 

 朝、学校へとやってきた俺はすぐに自分の席で伏せた。昨日押し倒してパイタッチをした山岡さんに会うのは……

 だがしかし挨拶しないという選択肢はない。


 これまで続けてきたことを急にやめるなんておかしい、周りの人が違和感を感じるからね。


 おっと、山岡さんが席についた気配がした。

 ここで俺のなかには三つの選択肢が浮かんでくる。



 一、おはようございます(普通に挨拶だけする)


 二、すいませんでした(とりあえず謝る)


 三、おにゃようごじゃいあーす(寝言で挨拶する)


 四、う○こしてう○こドリームを掴む(う○こ)



 これはただの運ゲーではない、対人運ゲーだ、対人運ゲーで大事なのは相手の心を読むことだ。

 そして心を読むなら目を見なければならない。


「じーーーーーー」


 やはり美少女だ、手にはまだあのオールの……

 はあーー、パイタッチの感覚が消えてる、残念だ。


 それでアカンな、ちゃんと避けられているようで一瞬目が合ったけどすぐに机に伏せちゃった、いや元から避けられてはいたけど今のは完全に意識して避けられている……


 ならばどの選択肢が良さそうか?

 うん、無難に……いや、俺は勝負に出る!



 お腹に力を入れて



「おにゃようごじゃいあーす」


「……」


 これで挨拶はできた、よしっ






 さて、帰りましょう、今日もまた三太が生徒会に行っちゃったので一人です。下駄箱のところに山岡さんがいるけど普通にスルーしよう。


「あっ……あっ……あの……」


 山岡さんが話しかけてきた!?

 よし、逃げよう


 俺は靴をすぐに履き替え肛門

 じゃなくて校門へ向けて走る。


「「!?」」


 ってなぜか山岡さんも並走してるんだが、そして校門を出てもその状態が続く。

 まあ帰り道途中まで一緒ですからね。


 ってはやい!! 山岡さん足速いん!?

 さすがに負けられない!


 俺は全速力で家まで駆け抜けた。






「はぁはぁ……はぁはぁ……」


 俺は本当になにをしてるんや、まあゲームでもして落ち着こうか。


「【運ゲーオンライン起動!!】」




──接続完了──




 ここは……どこ? あっ、そういえば昨日船の上でログアウトしたんやった

 けどこの中華風な街並みは……


「運国に着いたみたい」


 ハルヒがログインしていた、それでやっぱりそうか、ここが運国第二の街富海(とかい)か。


「それじゃあ早速やけど行くか」


「どこに?」


「うーん、服屋かな?」


 着替えたいからね、う○こまみれやしな。






「高けぇ……」


 最低30000ゴールドかよ、チャイナドレス

 貧乏人には手が出せねえ、最大は3億ゴールドでした……


 サンタでもないと買えない値段だ。


「サキサキ、そこの張り紙に書いてあったけどチャイナドレスって裁縫スキルで作れるそうだよ」


 裁縫スキルは講習系か、やるか

 ってお金が足りないーー

 講習料の3000ゴールドもないーー


 これは諦めざるを得ない、三太さえいれば……

 待ちますか、そこまで掛からんやろうし。


「じゃあ私お風呂入ってくるね」


「いってら」


 いいよな、お金ある人は……

 俺はもうしばらくう○こまみれをキープするみたいやな。




 しばらくすると予想通りサンタがやってきた。


「よう」


「ようサンタ、お金貸して」


「会って最初に言うことそれかよ、ってなにその格好」


 今の俺はう○こにダイブしたままの格好ですからね、わかりやすく言うとう○こまみれだ

 わかりにくく言うとう○こーーー!! なんそれ


「まあ色々あってな」


「お前やしそうやろな」


 そのとき湯気が出てるハルヒがお風呂屋さんから出てきた。


「サキサキ、そのイケメン誰?」


「俺の友達? のサンタかな?」


「そこは親友でええやろ、ほんで俺はサンタ、よろしく」


「いやーー親友……うん、友達やな」


「ランクダウンすな!」


「ハルヒです、よろしくお願いします」


「よろしくね」


「それでお金貸して」


「なんぼ?」


「3億」


「はい」


 俺は3億ゴールドを受け取った、スマホの残高が9桁だ。

 すげー、さすが三太だ。


「ええーーー!?」


「あーーこいつお金持ちやねん」


「へ、へぇ……」


 ちょっと引いてるけどこいつは本物の金持ちやねん、現実でもな


「その代わりボス手伝ってくれん?」


「いいよーー、その前に服買ってくるわ」


 というか発売日勢のくせに今ごろボスですかい……なぜ?






「すいませーん、一番高いの買いまーす」


「3億ゴールドになります」


「はい」


 俺は黒いチャイナドレスを購入した。

 うん、これはう○こしやすそうだ


「ガラガラを100回回せますがどうしますか?」


 30万ゴールドで一回回せるらしい。


「ちょっと待ってください」






「カランカラン♪︎ 大当たりーー!!」


 三太に代わりに回してもらった。

 個人的に九等のトイレットペーパーが一番うれしい

 高い布とかはいらないので三太にあげた。


 そして俺は試着室でシャワーを浴びてから3億の黒のチャイナドレスに袖を通した。試着室になぜシャワーあるの?

 高級店やから? それともう○こまみれやから?


「3億の買ったの……」


 ハルヒはだいぶ引いている。まあそうか、親友の3億で服買うやつおらんわな、ミソラでも引くんかな?


 というか腹が……う○こしたい


「ってちょっとトイレ行ってくる」


「トイレあっちやぞ」






「セーフ……」


 やはりう○こはしやすかった。

 ケツ部分をめくるだけでできるからね

 あーー、でもノーパンだから前がめくれたとき終わります。


 めくれないことを祈りなさい、祈りなさい



「サキサキ、明日ボス行くぞ、今日はそのための準備すんぞ」


「おうよー」


 その後サンタのお金で色々なものを買った。




──ログアウト──




 さてと、夕飯のカップラーメンを……

 うぎゃーーー!! 筋肉痛なってるーーー!!

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