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十五話すごいことが起きた

 

 ゲームを始めて五日目、今日こそボスに勝つ!


「【運ゲーオンライン起動!!】」



──接続完了──




 運営からのお知らせ


 サキサキ 様は本ゲームを一週間以内に50時間以上プレイしているためログインできません、72時間後から再びプレイ可能になります。



「……」


 ゲームのしすぎで時間上限越えたんか、確かそこんところだけ謎に法律が適用されてるんよな、意味わからんわ!

 ほんで週50時間超えただけで72時間できないのはクソや!


 正月はフリーWi-Fiさえないじいちゃん家行くのにさぁーー


 クソがーー!!!






「明けましておめでとうございます」


「おめでとちょんまげ~」


 じいちゃんはつるっつるの頭の上に拳を乗せている。うん、これはおもんない


「じいさんや、滑ってますぞ」


「頭が?」


「「ハッハハハハーー!!」」


 うん、今年もじいちゃんばあちゃんは健在やな


 俺はこの二人に育てられた、実の親子みたいな関係だ。

 というのも十年前に両親が宇宙旅行に当選し宇宙に行ってしまったからだ。


 今も宇宙にいるはずだ、まあ行方不明なんやけど。


「それよりツテで聞いたがサッキーの住んでるところで大地震が起こったそうでな、電車が止まっとるからもう少しここにいるといいぞ」


 このトーンはガチだ、大丈夫か? 俺のゲームは……

 というか大? それ新学期間に合うかな?

 一応間に合うように明々後日くらいにト○ッコで帰ろうか。


「それじゃあ山に芝刈り(シカ狩り)に行ってくる」


 じいちゃんは猟銃を背負ってセグ○ェイで山へ向かって行った。隠語使わなくていいよ、わかってるし、あといつもどこでシカ狩ってんの? セグ○ェイで……


「じゃあ川へ洗濯(洗濯と釣り)に行ってくる」


 ばあちゃんは釣竿と洗濯籠を持ってド○ーンでとんでいった。あーあ、おじさんと二人きりになっちゃった──


「咲人くん、お年玉ちょうだい?」


「中年男性が高校生にお年玉ねだるな!!」


 二人が帰ってくるまでずっとお年玉をねだり続けられたので袋にう○こをつめたものをあげたら大喜びした。






「三太おはよーー、大丈夫やった?」


「おう、俺んとこは大丈夫やった」


 まあ金持ちやもんな、俺は新学期にギリギリ間に合った。

 ト○ッコ乗り場までおじさんが足にしがみついてきて大変だった。まあ引っ剥がして帰ってきたけど



 それで俺の隣の席に最高にクールな美少女がやってきた。


「山岡さんおはよう、大丈夫やった?」


「こくり」


 山岡美空(みく)は頷いた。久しぶりに会ったけどやっぱりクールだ。

 俺は入学式のときにこの容姿に一目惚れした。


 彼女はその容姿のおかげで男子たちがよくつきまとう、しかしクールな対応でみな撃沈していった。


 まあ俺はつきまとうなんてことはしない、挨拶だけをすればいいのだ。ウザイとは絶対に言わせないよ


 挨拶だけしてくるやつにウザいとは言えないからね。


 あと毎日挨拶してたら反応してくれるようになった。俺の苦労は決して無駄じゃないようだ。


「それじゃあ冬休みの宿題を回収するぞ」


 山岡さんが手をあげた。


「忘れました」


 このちょっとドジなところも愛おしいんよな。






「なあ咲人、どこまで進んだ?」


「第二の街に着いたとこ」(本当は違う)


「もうすぐやん、俺は第二の街への道中やな」


「お前発売日勢やのに?」


「まあ色々あってな、ほんでパーティーの人らギルドに勧誘した?」


「してないけど、したほうがいいん?」


「そりゃ一緒にやってんねやったら勧誘したほうがいいやろ、一応」


「まあそうやな、勧誘すっか」


「あと俺は普通Wi-Fi勢な」


「なんやねんそれ」






 帰り道、三太と帰ろうとしたのだが生徒会の方に呼ばれたらしいので今日は一人で帰宅する。


 って俺の前に山岡さんがいる、俺は山岡さんをつけている。でも俺はストーカーじゃない、無罪やぞ!


 たまたま帰る方向が同じなだけやからな!


 ってなんか今にも落ちそうな看板があるなーー

 あっ……看板のストッパーがとれた、真下には山岡さん!!


 俺は考える前に動いていた。


「ドンッ、ガシャーン!!」




「「!?」」


 気づいたら山岡さんを押し倒していた。看板はついさっきまで山岡さんがいた場所でぺっちゃんこに潰れている。


 なんか助けちゃった……


 そして山岡さんと目が合う、俺の右手が山岡さんのぺったんこのお胸に……


「あっ、さよーならーーー」


 俺は逃げて帰った。






 すごいことがあったので落ち着くために宿題なんてせずにゲームをしよう、うん、そうしよう!


「【運ゲーオンライン起動!!】」



──接続完了──



 さて、今日はどうしますか、というか平日やけど二人いるかな?


 とりあえずギルド勧誘のところ開いてと

 あれ? ハルヒから申請来てたわ、了承しといてと、あいつもフリーWi-Fi勢やったんやな……


 まだ終わってないんかな? って二人ともちょうど今インしたようだ、あとミソラも誘うためにメッセージ送っといて



 サキサキ>年明けインできなくてごめん、うちのギルド入らへん? フリーWi-Fi勢


 ミソラ<それより聞いて欲しい話がある!



 なんやろう、というかこっちの話無視するなよ






「サキサキ! 聞いて聞いて!」


「そんな言わんでも聞く、はい」


 ミソラがハルヒを連れて猛ダッシュでやってきた。なんの自慢やろう……



「さっき学校から帰ってたら知らん人に急に押し倒されてん」


 ん?


「そしたらさっきまでいたところになんかがドシャーンってなってて、当たってたら死んでたわ」


 ん?


「知らん人に助けてもらったと思ってたら隣の席の男の子やってん、すぐ走って行っちゃったけど」


「へーー、すごいことがあったねーー」


 なんかすっごい今日あったことに似てるんやが……

 違うよな? たまたま被っただけやんな?


「その人のこと好きになっちゃった、二人はどう思う?」


「「よかったねーー」(棒)」


「明日お礼言って仲良くなるわ!」


「「頑張れーー」(棒)」



 まあこの世界は広いからたまたま同じことが起こるとかもあるよねーー、うん、そう信じようねーー


 山岡さんがミソラなわけないからねーー


「それじゃあ運国に行こう」


「え……ミッションは?」


「え? まだクリアしてないの?」


 二人は年始にミッションをクリアしちゃったようだ。置いてかれた、クソがーーー!!

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