十一話う○こもれびの森
第二の街へ向かうには途中にある、こもれびの森を抜けなければならない、遠回りすれば平坦な道があるがわざわざゲームで遠回りしようと思わないので最短ルートである山道を選択したのだ
「うんしょっ、うんしょっ」
ハルヒは掛け声を出しながら足を進める
「う○こう○こ」
ミソラは……
「わざと言ってる?」
「そりゃわざと」
ほんでう○こと聞いたらう○こしたくなった
「う○こしていい?」
「またー?」
しゃーないやん、う○値高いんやから
「フルーツポンチ」
またフルーツポンチ作るんか、それでフルーツポンチと聞いたら
「フルーツチン「パンジー!」」
「……」
よしっ、下ネタ回避よしっ!
そして俺はフライパンに下痢便をぶりぶりっと
もちろん余るので斜面にぶりぶりっと
それでここ斜面なんですよ
すんごくフライパンに入れづらかった
でもう○この放物線がよく見えた、いらねえ
「サキサキ、固体のは出せないの?」
「う○固体?」
「うん、固体」
ハルヒには効果がなかった、残念ですねーミソラさん
「固体は出せへんで、スキルでな─」
ついでに俺のスキルのことも話した、ここ斜面やけど
「う○ち上げたらいけるんちゃう?」
「こう?ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ~」
俺は斜め上に向かって下痢便を発射した、映えますねぇ
う○こやけど
「そうじゃなくて数値のほう」
うん、わかってたよ
でも俺はう○値を上げる重要性がないと思うのであーげない
「今で十分、あとポイントももったいないしな」
「使わないほうがもったいない」
まあハルヒの言うこともわかる、現在の俺は150ポイントを所持している、確かになにかに使えばいいのだが……
まだ強いスキルを獲得することができないので温存している、まああと10ポイント上げると新しいスキルを得られるそうやが……うーん
「まあ俺は使わんな」
「俺?」
危なっ……ミソラが俺が飛ばしたう○こ見てるときでよかった、ミソラに男なんバレるところやった、気を付けないと
「というかクリスマスツリー多いなー」
「話逸らした」
「なにが?」
ミソラが復帰した、あぶねえよ
「いやクリスマスツリー多いなって話」
「私もそれ思ってた、さすがに多すぎやない?」
なんとか話を逸らすのには成功した、それにしてもクリスマスツリーが多い、斜面やのに
「クリスマスツリーってなんなんだろう?」
ハルヒさん、急に哲学始めないで
「もみの木やろ?」
「そうそう、もみもみの木」
ハルヒさん、自分の胸を揉むな、それと俺に見せつけんな
俺はまな板派やからな!ひんぬー派ちゃうからな!
というか男やからな!!
あと斜面で両手離すのは危ないぞ
その後平らなところに出るとゴブリンが現れた
図鑑を見てみよう
MN、ゴブリン 推奨レベル15
体長、1~1.7m
生息地、こもれびの森など
特徴、よくいるヒト型のモンスター
スキル、なし
弱点、全て
ドロップアイテム、ゴブリンの角、ゴブリンのパンツ(レア)
レベル的には余裕なはずだがヒト型なので斧では戦いずらい
「ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ~」
まあ俺のう○チートで全滅したけど
「「……」」
なんだその顔は!!
「それじゃあハルヒクッキングー」
「「わーい、ぱちぱちぱち」」
暗くなってきたので平坦なところでキャンプの準備を始めた、もちろんテントとかはなしだ、というか第二の街遠すぎません?地図を見ながらやから道は合ってるはずやけど
「それじゃあまずフライパンにサキサキのう○こと歪なキューブを加えます」
「それでそれで?」
今晩のフルーツポンチは豪華だ、ってネタバレしてもうた
「スキルを使って料理します、するとー」
「フルーツポンチ完成!」
「やった!フルーツチン「ミ!!」」
「……」
俺の勝ち、もうミソラに勝たせるつもりはないからな
「「いただきまーす」」
ほんでフルーツポンチしか食ってないけど大丈夫なんかな?栄養面とか栄養面で、あと原材料が原材料やし……
まあゲームやから大丈夫か、知らんけど
「それじゃあおやすみ、すやすや~」
やっぱりミソラはすごい、女のはずやのに寝袋もなしで野宿できる、しかも寝るのがはやい
「サキサキ寝た?」
「起きてる」
「サキサキ、本当にう○ちに振らないの?」
「振らへんって」
振らないと言ったのに、ケツはフルけど
「なんで?せっかくの珍しいスキルなのに」
「まあそれはそうやけど」
「本当にいいの?もっと強くなれるかもしれないのに?」
確かにその可能性はある、10ポイントレベル一つ分
これだけだから振る価値はある
けどこれは完全に運ゲーだ
だがやると決めたら俺はやる
「ありがとうハルヒ、使ってみる」
俺はう○値に10ポイント振り新たなスキルを得た
夜中の変なテンションでやってしまった
【○○○○】睡眠時に必ず発動する、○○○○によって生じた○○○にはランダムな効果が付与される
「なんやこれ……ハルヒどう思う?」
「すぅーすぅー」
「……」
寝てる、まあいいか、俺も寝ますか
寝たらなにが起こるんやろ?
「ドドンドドンドドンドドン!!!!」
「「「わぁ!?」」」
俺たち三人はう○こでべちゃべちゃな地面の上で飛び起きた、俺らのすぐ周りで足が生えた黄ばんだクリスマスツリーが震えている、少し遠くではクリスマスツリーが暴れている
なにこれ、それと俺う○こ漏らしてる……
あのスキルは……【自動寝糞】!?
それでこれはマーキングスキルによってクリスマスツリーから守られた?のか?
すげー運ゲー(う○こゲー)だ、というか図鑑図鑑
MN、トレント(クリスマス) 推奨レベル18
体長、10~20m
生息地、森
特徴、普段は木に擬態している、戦闘状態になると根で攻撃をする、クリスマス仕様
スキル、【擬態】【ドレイン】
弱点、幹の内側、火
ドロップアイテム、トレントの木材、クリスマスリース、装備カード(レア)
ふむふむ、レベル的には勝てそうやな
ってハルヒが危ない!
ハルヒの後ろからトレントの根が迫る
「ハルヒー!!」
「あっ!!」
手に入れたスキル【自動寝糞】




