表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚余剰人員の為、魔王は任せて異世界満喫?!  作者: -冬馬-


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/19

第17話 削除機能:レベル3:出発

今回は短めです。

 キィキィ、ピィピィ――


 うるさい鳥の鳴き声で、携太は目を覚ました。


(なんだ……?)


 寝袋の中から、恐る恐るテントの外を覗く。


 焚き火の跡の周りに、数羽の黒い鳥が群がっていた。


 彼らが突っついているのは――


(あ……魚の食べかす!)


 昨夜、焼き魚を食べた後、片付けたつもりだったが、骨や頭をそのままにしてしまっていたらしい。


 鳥たちは、それを見つけて騒いでいるのだ。


「しまった……」


 携太は慌てて寝袋から抜け出したが――


「さ、寒っ……!」


 朝の冷気が、一気に体を包んだ。


 あまりの寒さに、思わず両腕を抱きしめる。ブルブルと震えが止まらない。


(や、やばい……朝はこんなに冷えるのか……!)


 震えながら靴を履く。


「シッ、シッシ!」


 足を踏み鳴らして鳥たちを追い払う。


(ちゃんと片付けないとダメだな)


 携太は、散らばった食べかすを集めた。


 骨や頭部……


(これ、どうしよう……)


 ふと、携太は思い出した。


(そういえば……削除機能ってなかったか?)


 以前、アイテムを複製した時のことだ。アイコンを長押しした際に「複製」と「削除」の選択肢が表示されていた。あの時は複製が目的だったから、削除の方は気にも留めなかったが――


(もし使えるなら、ゴミを処分できるかもしれない)


 携太はスマホを出現させた。


 すると――画面に、通知が表示されていた。


【善行ポイント 30,000pt 獲得】


【レベルアップ! Lv.2 → Lv.3】


【新アプリ解放】


【アイテムボックス拡張】保有枠が 10 → 20 に増加しました


「30,000ポイント……!? それにレベル3……!」


 携太は目を見開いた。


(昨日の安眠亭の修繕と……あの生き物に魚をあげたこともかな。バルトさんたちは本当に困ってたし、あの生き物も食べ物に困ってたみたいだったけど……こんなに貰えるとは)


 アイテムボックスを開いてみる。保有枠が20に増えている。


(10枠も増えたのか……レベルが上がると増えるとは解放時に聞いていたけど、これは助かるな)


 さらに、ホーム画面に見慣れない肉球マークのアプリが追加されているのにも気づいた。


(……ペット機能? なんだこれ)


 気になるが、今は片付けが先だ。


 携太はアイテムボックスに戻り、先ほど集めたゴミと昨夜飲んだビールの空缶も収納した。


 ゴミのアイコンを長押しする。


 画面に、見覚えのある選択肢が現れた。


【複製 / 削除】


「削除……」


 タップすると――ゴミのアイコンが、画面から消えた。


 跡形もなく。


「……消えた」


(よし、これならゴミ処理に困らないな)


 携太はテントと寝袋もアイテムボックスに戻し、片づけを完了させた。


 そして癒月草の採取に向けて出発したのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ