表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界サブスク無双 ~魔王もスキルも月額課金で使い放題!~  作者: nekorovin2501


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/5

第2話:スライムをサブスク!? 資金ゼロの逆転劇!

「1000ゴールド!? 俺の全財産20ゴールドの50倍じゃん! サブスク無理ゲーすぎる!」

森の奥、ダンジョン入口。目の前でプルプル揺れるスライム(中級)が、俺、佐藤太郎をジト目で見つめている。ステータス画面の表示は冷酷だ。


スライム(中級)

サブスク料金:月1000ゴールド

効果:粘液攻撃、再生能力、アイテム吸収

契約期間:1ヶ月(自動更新可)


「ゴブリン(月30ゴールド)と村人A(月10ゴールド)は契約中なのに、こいつは桁が違う……」

背後では、サブスクしたゴブリンと村人Aがビビって震えてる。ゴブリンは「ググッ!」と逃げ腰、村人Aに至っては「旅人さん、死にたくないよぉ!」と泣きそう。いや、お前らサブスク契約なんだから戦えよ! と思ったけど、ステータス見たら戦闘力ほぼゼロ。無理ゲー確定。

「よし、逃げるぞ!」

俺はゴブリンと村人Aを連れてダンジョン入口から全力ダッシュ。スライムはプルプル追いかけてくるけど、意外と遅い。100メートルくらい走ったら、ようやく振り切れた。

「はぁ、はぁ……マジで死ぬかと思った……」

村に戻り、広場でへたり込む。所持金20ゴールド。スライムのサブスクは夢のまた夢。だが、ゴブリンの「ゴブリンの知恵」がピコーンと光った。


ゴブリンの知恵

追加情報:スライムは「粘液」をドロップ。村の薬師に売れば1個50ゴールド。

ヒント:スライムを倒さなくても、粘液を少し集めれば資金に!


「ナイス、ゴブリン! お前、雑魚なのに頭いいじゃん!」

ゴブリンが「ググッ!」と胸を張る。よし、作戦変更だ。スライムをサブスクするんじゃなく、粘液を狩って資金を稼ぐ!

粘液ハント大作戦、開始!

翌朝、俺はゴブリンと村人Aを連れて再びダンジョンへ。武器は村長から借りたボロい木の棒(戦闘力+1)。スライムに近づきすぎると粘液攻撃でベトベトになるから、遠くから棒でチョンチョン突く作戦。

「ゴブリン、右から回り込め! 村人Aは粘液を拾う準備!」

ゴブリンがスライムの注意を引き、俺が棒で突く。スライムが「プシュッ!」と粘液を飛ばすけど、ゴブリンがジャンプで回避! 粘液が地面にドロップ。村人Aが素早く拾い、袋に詰める。

「よし、1個ゲット! これで50ゴールド!」

1時間で粘液5個ゲット。村の薬師に売ったら、なんと250ゴールド! 所持金が一気に270ゴールドに!

「うおおお! 粘液ハンター、最高!」

初の魔法サブスク!

勢いづいた俺は、村の掲示板で新しいサブスク対象を発見。村の魔法使い見習い・ミナちゃん(16歳、美少女)が「魔法を教えてくれる」って書いてる。ステータス画面でスキャン。


ファイアボール(初級魔法)

サブスク料金:月500ゴールド

効果:1日3回、火の玉を飛ばせる(威力:小)

契約期間:1ヶ月(自動更新可)


「500ゴールド!? 高い! でも、魔法使えるようになったらダンジョン攻略が楽になる!」

迷ったけど、粘液ハントで稼いだ250ゴールド+所持金20ゴールド=270ゴールド。ゴブリンのサブスク(30ゴールド)は更新せず解除し、資金を捻出。ミナちゃんに交渉だ。

「ミナちゃん、ファイアボール教えて! サブスク契約するから!」

ミナちゃんはキョトンとした顔で、

「え、サブスク? 何それ? でも、魔法教えてあげるなら、月500ゴールドでいいよ!」

契約確定! ステータス画面に「ファイアボール」が追加され、俺の手から火の玉がポンッと出た!

「うお、めっちゃ熱い! これでスライムも一撃じゃん!」

スライム、再挑戦!

ファイアボール搭載の俺、ゴブリン(再契約:月30ゴールド)、村人A(月10ゴールド)を連れてダンジョンへ。スライムにファイアボール3連射!

「くらえ、ファイアボール!」

ドカーン! スライムが一撃で蒸発! ドロップ品は粘液10個+スライムのレア! 薬師に売ったら、粘液500ゴールド+核1000ゴールドで、合計1770ゴールドゲット!

「うおおお! 1770ゴールド!? 俺、ついに金持ち!」

そして、新たなサブスク対象が……

ダンジョンの奥で、光る宝箱を発見。中から出てきたのは、キラキラ輝く剣。ステータス画面でスキャン。


魔剣ブラッドレイク

サブスク料金:月5000ゴールド

効果:攻撃力+500、吸血効果(ダメージの10%回復)、1日1回「血の斬撃」

契約期間:1ヶ月(自動更新可)


「5000ゴールド!? まだ無理! でも、絶対サブスクしたい!」

所持金1770ゴールド。ゴブリンと村人Aのサブスク料金(月40ゴールド)はキープしつつ、ファイアボールは更新せず解除。残りは1730ゴールド。魔剣は遠い夢だが、ダンジョン攻略でさらに稼げば……!

村に戻ると、村長が大慌てで駆け寄ってきた。

「太郎! 大変だ! 森の奥で『オークの大群』が目撃された! このままじゃ村が襲われる!」

ステータス画面で遠くのオークをスキャン。表示された金額に、俺は目を疑った。


オーク(戦士)

サブスク料金:月3000ゴールド

効果:戦闘力(中)、斧攻撃、群れの指揮


「3000ゴールド!? オークをサブスクして、オークの大群を倒す!? 資金が……足りねえ!」

俺のサブスク無双、最大のピンチ到来!?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ