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16話 余裕でクリア

16話の続きです。

対戦が終わったことで、地上に転送された。

そして、次の対戦へと移った。

次は、1対1の試合だ。

 本来ならば、他のプレイヤーも見れるようになっているのだが、今回ばかりは見られるとまずいので、見えないようにしている。

 相手の見た目は、黒いフードをかぶっており、目は見えない。

すらっとした体型で、全身ほとんど黒だ。

首にはドクロがぶら下がったネックレス。

左腕に何故か包帯が巻かれている。

右腕には魔法陣のようなものと何かの文字が刺青として彫られてる。

 そういえば、このキャラクター、[オワド]で使いたいって申請が来た気がする、。

すごい印象的だったんだよな。

 そんなことを考えていると、カウントが始まった。

「スタート」の文字が浮かび上がり、それと同時に【エンドレス】とやらがどこからか取り出したドス黒い片手剣で切りかかってきた。

だが、俺はそれを軽く避けた。

その後も、【エンドレス】とやらは剣で攻撃してきたり、魔法を放ってきたりしたが、俺はなんのこともなく避けた。

 俺はその間、[オワド]を通じて【エンドレス】とやらが何者かハッキングしていた。

[オワド]のおかげであっさりと見つからずに【エンドレス】とやらの機体に潜ることができた。

そして、虱潰しに調べた。

それを見た瞬間、俺は驚いて声も出なかった。

 俺は[オワド]の対戦に集中した。

俺は黒い剣だけを鞘から抜いて、一気に切り掛かった。

俺はすぐに勝利した。

そして、コメント機能を使って「少し待て」と送って、俺は本居に移動した。

 本居に入り、搖斗の部屋の前に立って、ドアを叩いた。

「搖斗、ちょっといいか?」

ドアの前で聞いた。

すると、物を置く音とパソコンを閉じる音が聞こえた。

俺は、やはりと思った。

ガチャリとドアが開いた。

「ど、どうしたの?兄さん」

何かを隠すように搖斗はドアを閉めた。

その時、パソコンとヘッドホンが見えた。

「やっぱりか__。」

俺は偶然すぎる現象に思わず笑ってしまった。

「え、やっぱりって?」

搖斗は俺の言ってる意味がわからずに聞いてきた。

「搖斗、世界は意外と狭いんだな」

俺は何かを悟ったように微笑んだ。

「え!本当に何!?」

「ん〜、まぁ、ちょっと付いてきて」

「え、う、うん」

搖斗は戸惑いながらもついてきた。

 玄関から出て、離れに向かった。

離れに入り、俺の部屋に向かった。

「兄さんの新しい部屋に入るのは初めてかも、」

搖斗は本居とは違う雰囲気の離れをキョロキョロと見渡していた。

「ここが俺の作業場」

俺はパソコンのある部屋の扉を開けた。

「えっ、これ、、」

搖斗は[オワド]が開かれているパソコンの画面を見て、少し混乱した。

「まあ、これだけじゃよくわからないよな」

俺は部屋に入り、パソコンの前の椅子に座って搖斗の方を向いた。

「俺は、さっき搖斗、【エンドレス】と対戦していた【ロク】。ネットではよく【クロア】って呼ばれてるかな」

俺は不審そうに微笑んだ。

「えっ、えっ!?!?」

搖斗は混乱しすぎて喋れていない。

 搖斗の理解が追いつくまでゆっくりと待った。

その間に、飲み物を準備した。

一応保存しておいた紅茶を出した。

搖斗はゆっくりと紅茶を飲み干した。

「ありがと」

「どういたしまして」

搖斗はゆっくりと息を落ち着かせた。

そこから、俺の話をした。


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