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16話 余裕でクリア

16章 余裕でクリア


 上級ダンジョンに向かい、目の前にスタートの文字が浮かび上がった。

【エンドレス】は走ってダンジョンに入って行った。

よほど勝ちたいのだろうか。

俺は、このダンジョン内に隠された秘密のルートを使うことにした。

普通に歩きながら進み、落とし穴のある場所に立った。

この落とし穴は横の壁のあるレンガを押さなければ開かない。

しかも、開いたとしても、そこに待ち受けるのは棘だ。

ここまではテンプレだ。

けれど、この落とし穴の棘は幻覚で、本当には無い。

 おっと、【エンドレス】はもう3階層まで降りたのか。

勝負するだけのことはあるな。

しかし、俺は負けない。

話に戻るが、この落とし穴に落ちると、一気に30階層まで降りれる。

ただし、レベルが100以下だと落下ダメージでやられる。

それに、一気に降りるため、最終ボスと戦うことになる。

勝てる見込みがない限りは使わないほうがいいのだが、何せ、俺のレベルはカンストしてしまっている。

そんな心配は不要だ。

 早速俺は落とし穴から落ちた。

2、3分ほどたって、床がはっきりと見えるようになった。

そして、空中で一回転し、静かに着地した。

目の前にはこのダンジョンの最終ボスが待ち構えていた。

ミノタウロスだ。

この上級ダンジョンは一般的なものだ。

そのため、一般的にも知られているモンスターをボスにした。

ただ、何にもない普通のミノタウロスではつまらない。

そのため、一般的な武器の斧ではなくて、大剣を持たせている。

しかも、魔法無効効果が最初の20分間続く。

つまり、物理攻撃しか効かないのだ。

 通知が鳴り、【エンドレス】が10階層に到着したと知らせが来た。

それを確認して、最終ボスと対峙した。

 俺は腰の両方に刺してある黒と白の剣を慣れた手つきで抜いた。

その瞬間、俺は身体強化でミノタウロスを切った。

普段でも早いスピードなのに、身体強化もすれば、目にも止まらぬ速さで動くことができる。

ミノタウロスは切られたことに気づかずに攻撃しようとしてきた。

だが、上半身と下半身を真っ二つにされているため、上半身だけ動いて床に倒れた。

「ピロン♪」

勝利確定の音がなった。

「上級ダンジョン・一般ステージ、30階層目、最終ボスミノタウロスの討伐クリア!」

お祝いの音が聞こえてくる。

それと同時に、対戦の勝利が格付けされた。

俺は喜びもせずに、両手に持っている剣を鞘に収めた。


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