さぁ〜〜ん
地球防衛特務機関sitifuku
ぴーこん!ぴーこん!
館内にサイレンが響き渡る。
緊急事態発動!
高エネルギー反応Gに別の高エネルギー反応unknownが向かっております!
ぴーこん!ぴーこん!
同時刻、緊急事態発動!
高エネルギー反応Bに複数の高エネルギー反応unknownが向かっております。
まさか七柱の跳ねっ返りが向かって行ったのか‥
奴らは若すぎる‥
あのTKG戦争を知らん、あほどもが‥‥
地球防衛特務機関sitifukuとは超やばい事が起こるとめっちゃがんばる奴らの組織である。
その中でも序列があり、めっちゃやばい奴ら7人を七福柱と呼び、地球がめっちゃやばい時、なんやかんややる組織である。ちなみにこの組織を束ねる偉いやつは厨二病のまま、青春時代を眼帯をして、手に包帯を巻き過ごし、無事、童貞のまま魔法使いになった痛い過去を持つ男であった。
七福柱の一柱である、破壊と再生を司る化身
名は「シヴァ」
シヴァは眼帯の禿げの色黒おっさんに連絡を受けていてた。
11:22
めっちゃ地球やばいから来て
11:23 既読
まじ、めんどいから
11:23
滅びるってまじで!
11:28 既読
いいよ。
もう近くだし。
殺せばいいっしょ?
11:28
え?向かってるの?
まじ無理だよ。
やばいって。
早まるなって!
怒らせるとこえーんだって!
11:30 既読
Gを確認
殺ってくるわ。
11:37
大丈夫?
まじ大丈夫!
11:38
大丈夫そうなら連絡して!
おーい!
だいじょーぶですかー!
11:40
昨日、シヴァちゃん言ってた
タピオカ買ったよー!
まじ早く連絡しないと
飲んじゃうよー!
11:42
まじ連絡はよ!
ぴえん!
シヴァはスマホを弄りながら対象Gを確認した。
シヴァは思っていた。
何を恐れる?
山からゆっくり歩く男‥
対象Gか‥
いや、ただのじじぃだ。
鼻から息を漏らすのを感じ頭を抱え、笑いを堪える。
ふざけているのか?
これが地球を滅ぼす?
「ふふ‥ふふふ‥」
考えれば考えるほど笑いが込み上げてくる。
そしてその逆に‥
ふつふつと怒りが込み上げてくる。
緊張からの緩和
吊り橋効果
スキー場行くとブスも可愛く見える
ブスのパンチラ
作者は太めが好きだ
まあ、色々あるけどとりあえず、ストレスをじじいにぶつける事にした。
シヴァはじじいに狙いを定め人差し指を向け呪文を唱え始める。
価値価値屋曽族族酢類野郎
「マヒャド〜〜!!」
この魔法は敵全体に最大約250の氷属性のダメージを与える事が出来るシヴァが持つ最強、最悪の禁術である。この呪文を受け立っていたのは一人か二人くらいしかいない。
人差し指からめっちゃでかい氷が何本もじじいに向かって発射される。
※グロ注意※
なんと爺はそのでかい氷を手に取り細かく砕きボウルに水と塩を入れ炙ったカツオをボウルの中で冷やし始めたのだ。
その手際の良さにオーディエンスは驚きの声を隠せないでいる。
氷水で〆た後、キッチンペーパーで水を丁寧に取りカツオを切り、皿に盛り、シソと青ネギをかけ醤油だれをたっぷりかけ始める。
別添えで擦った生姜も忘れない。
ここら辺の気配りが子供を持つパパさんへの思いやりが滲み出でいる。
シヴァはそのカツオを一口食べる。
自然と涙が溢れ、言葉が漏れる。
「隠し味は?」
爺は一言。
「愛情」
オーディエンスは全員総立ちで拍手する。
JAPAN magic!
JAPAN magic!
ワビ!サビ!
ヒューヒュー!
その日、世界は震撼する。
七福柱の一柱が落ちたのである。
お爺さんはシヴァの荒んだ心を刈ったのである。
お爺さんは山でシヴァ狩をしました。
そして、火血火血山にまた歩を進めるのであった。