詩「輝けるエゴイズム」 2018 5 15
嘘が嘘を教える
屑がクソを純真に叩き込む
社会という名のもとに虐殺を行う
皆殺しだ
未来の種がことごとく
ことごとく皆殺しだ
教えるなんてえらそうに
勝手に学ぶ
僕は
私は
勝手に学ぶと叩き返してしまえ
若いころに他人の学び方に縛られれば
一生の宝になるなんて嘘だ
若いころに無駄な我慢をすると
前途が開けるなんて嘘だ
我流でいい
君なりの学びの方法で
クセにまみれた生き方は美しい
君の個性は勝手に磨かれる
作り出された偽物の社会ではなく
君の目の前の豊かなコミュニティに身を任せれば
君は君の失敗とともに成功とともに磨かれる
君のエゴも君の偏りも人生だ
君のエゴも君の偏りも友達を作る名刺だ
家族を養うイデオロギーだ
「このときの主人公の気持ちは」なんて聞く奴は誰の気持ちもわからない寂しい奴だ
君がすでに感じている白いゾウの気持ちを
真心でつかまえた君だけの一文を
道徳という呪文でしばられたあたりさわりのない言葉に差し替えるしかなくなる
君たちはすでに洗脳されている
君たちはすでに洗脳されている
そこから這い出ない限り
次のものを自分で手繰り寄せることはできない
与えられる刺激と見つけ出す刺激の違いを知るためにそこから這い出なければいけない
その選択も与えられてはいけない
自分で選ばなくては
奴らは自主性と強制を一緒に括る
人の目を過度に気にするように
人の声に過度な配慮をするように
無能な奴が無意味に求める
本当に必要なのかどうか聞いてみればいい
奴らは一人として満足に答えられない
ルールだからの一言ですべてを終わらせようとする
けんかをした
殴り合った
その仲直りは君と相手だけでやればいい
よくわからない第三者がしゃしゃり出て罰を与えようとする
相手にわからない形で無理やり収束し「罪よ」と言われて君を二回も三回もレイプする
仲直りしないのも君の選択なのに
君たちの間にあるみえない緊張をわざわざ紡ぎだしこれが現実だという奴に現実は見えていない
いつだって人間は不協和音の中に居所を探る
奴が自慢げにさらけ出した項目は
君たちを無理やりハダカにしてさらすようなものだ
ロリコンたちは金をもらって大義をつくる
何もないところに砂の山を築く
君は
真昼間に皆が見ている前で右足で砂の山を崩してやればいい
左足で君の名前を砂に書けばいい
焼き付けろ
君にだけ与えられた本物の声明を
君の名前とともに大地に轟かせばいい
とにかく認めない
君の多くの部分が奴らに勝っていることを
奴らは何が何でも認めない
100%君を屈服していないと気がすまない
奴らはそうやって教えられた
君のことを屈服させることが大切だと
奴らは本当にそう教えられた
だから奴らの教えを疑わなくてはいけない
偽物は偽物に育てられた
君は本物たれ
君より大きかろうが小さかろうが
年少であろうが年長であろうが
皆を認める勇気を持て
君が尊重されるべき一つであることを
皆が同じように尊重されるべき一つであるように
素直に感じる主体性たれ
そして君はいつか教える人間になる
君の後ろに君の道ができている
その道を歩く人
その道を歩かない人
なにもかもそれでいいと言えばいい
みんな勝手に生きて
仲間を作って死んでいく
それを皆自分で探って生きる
死に方まで強制する奴
君の死に方をとうとうと語る奴
奴らが一番陳腐だと
それがわかれば最高だ