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Psychic×strangers   作者: さがっさ
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第一話 始まりの異邦人 / ミドルフェイズ 5:その一行はクエストを開始する

今週は切りのいい所で区切ったので少々短めとなります。

明朝、山を越えて太陽は上り、それとともに東の空に赤神星が赤く輝いている。

 

 パオブゥー村のはずれ、村を囲うモンスターを避けるための柵の内側にあるここ一週間ほどは見張りのための拠点として使われている馬小屋にも朝日が当たりだした。


「ふぁああ、朝かー」


 あくびを掻きながら、固まった体をほぐすため、上体を何とか起こして背筋を伸ばす。

 流石に真夜中から、日の出の時間までずっと同じ姿勢で動かずにいれば、いかに野外での活動に慣れているかれといえどつらいものがあった。

 慣れているということと、かといって辛くは無いかという問題は別であるのだ。


「よっし、それじゃあお二人を起こしますかー」


 そうして、仮称、加藤佐助は鎖でがんじがらめとなっている上半身を起こし、馬小屋の戸を足でノックしてから、器用に開けた。



「朝っすよー。二人とも起きて下さい、そして朝まで見張りを頑張った褒美としてこの鎖を外して下されお願いしますぅ!

「ふぁあ。あ、おはよう。……何してんのお前? そういう趣味でもあんの?」

「むぅう、何? ちょっと朝からそういうの止めてよね。趣味に口出しはしないけど、こっちにも許容できないものも――――」

「アンタ達が外に転がして見張りさせたんでしょーが! いくら信用できないからって扱い雑じゃないっすか!?」



 目じりに涙を滲ませながら悲痛な叫びをあげる佐助だったが、寝起きの眼をこすりながら反応を返す恭兵と同じく背筋を伸ばし体を起こす都子は特に気にする様子も無く身支度を済ませるべく藁束の傍に纏めてある自身の荷物を探っている。



「それは冗談にしても、良く夜通しあの態勢で監視出来たよな。正直途中で根をあげるかと思ってた」

「まあ、流石に本職ですしね。これくらいはわけなくやれなきゃ草の者は名乗れませんて。だからと言って嫌じゃない訳じゃないんで、つらいものがあるんですけどね」

「そっか。でも、昨夜のお前の襲撃を四分の一位は帳消しにしてやったんだから、それで満足してろよ?」

「いや、四分の一て。俺が言える立場じゃないですけどもう少し温情を……!」

「ハイハイ、いいからさっさと準備しなさいよ」


 佐助の必死の懇願を軽く受け流しつつ、都子は魔道書を片手に軽く手を振る。その手の動きに応じるように佐助を縛っていった鎖は空気に溶けるように消え去り、長時間の拘束から開放された。

 肩を回しながら、手足の自由を確認している佐助をよそに、都子は自身の荷物を纏め終わると、そのまま魔道書に視線を落とす。

 魔道書の頁を何かを確かめるようにめくっては、また元の頁に戻るといったことを幾度か繰り返し、そしてため息をつく。



「やっぱ駄目ね。あの偽装の魔法――私が変身する奴だけど、どうしてもあの姿にしかならないみたい。使うにしても、やっぱり消耗するから旅してる間に魔法をかけ続けるのには無理があるわね」

「やっぱ、姿を変えてあの女聖騎士をごまかせるのは無理があるか……。忍者、都子の容姿ってどれくらいわれてんだ?」

「そこまでは広まっていないはずっす。ここら辺は田舎だし、噂の出所も村を訪れる旅人か商人くらいっすからね。俺もちょっと聞き込みはしましたけど、髪の色だの背恰好だのは全然広まってないっす。むしろ、邪悪な魔法使いってんで男だと思ってる人らもいたりしましたからね」

「何か複雑だけど……とりあえずはこのまま外に出ても身バレすることはなさそうね」



 魔道書を閉じた都子は言葉とは裏腹にどこか不安を隠せないでいた。

 昨日の使用した感覚から考えれば変装の魔法の持続時間は凡そ一時間、長くても二時間程しか使うことはできない。

 この効果時間では旅において正体を隠すのに際して使うには心もとない。

 これから聖騎士であるエニステラと会い、行動を共にすることになった場合、いつまでも顔を隠し続けるわけには行かないため、変装するというのは重要ではあるのだが、魔法を用いるのはかえって怪しまれるだろう。



「それにしても、あの女騎士様はいるんですかね? あの正確だと、とっくに死霊術士の所まで向かってると思うんですけど」

「そうなったら、そうなったでこっちも行くしかねーよ。途中で合流するならそれでいいしな、行く道さえ間違えなければ多分合流できんだろ」

「その自信がどっからくるのか全然分かんないんですけどね」



 佐助の言葉を受け流しながら、自身の荷物を確認していく恭兵。

 肩から下げるずだ袋には、自分の分の携帯食や薬屋で購入した薬草を煮詰めて作られた水薬と五メートル程の長さのよく編まれている麻縄、使い方を誤ってべこべこになった鍋に幾つかの楔とあまり使われていない火打石、貨幣が入っている袋、そして寝袋を上手く納めている。

 腰に下げる小袋もいくつかあり、それぞれとっさに使えるように、手のひらで掴める程度の石が詰まったもの、毒消しの薬、回復用の水薬(ポーション)、水を入れる水袋、貨幣の入った財布である。

 それぞれの中身を確認し、とっさの時に取り出せるように、かつ中身が激しい運動でこぼれないように袋の口を縛る麻の紐を調整し、縛る。

 

 続いて、自身の服装を確認しながら身に着ける。足から、最初に迷い込んだ樹海にいたモンスターの黒い革から作った靴、動きやすい布のズボンに、肌着となる布の服の上に革の鎧、それに靴と同じモンスターの皮から作られた皮手袋をする。

 しいて言えば、革の鎧と肌着の間に鎖帷子を着ている程度である。

 

 最後に、もろもろの小袋を腰に下げ、たすきのようにベルトを通すと、そこに立てかけてある布で覆われた大剣を覆われた布を括りつけることで背中に背負い、ずだ袋を大剣の邪魔にならないように肩から下げる。

 これが恭兵の基本的な旅における格好である。

 本職の前衛を務める剣士であるなら、これに金属製のすね当てや篭手や前腕当て、あるいは盾などを構えるのだが、能力の性質上、肩やひじ、膝などの間接の可動と金銭の持ち合わせの結果このような装備となっていた。


 動きを確かめるように屈伸等の準備体操を軽く行う恭兵、どれも問題なく動き、激しい運動であってもずれなどによる違和感はそうそう起きないだろうことが分かる。



「よっし、こんなもんで準備完了。都子は……いけるか?」

「大丈夫よ。私はこのローブ着て靴を履くくらいだから。アンタよりは装備は軽いわ」


 そういう都子の荷物はそこまで大きくは無いリュックサックに恭兵と同じく、水薬や寝袋などの野営道具等に加えて、包帯や消毒液等と幾つかの薬が入った救急箱と、加えて精神増幅薬、魔法を行使する際の手助けになるものといったところを詰め込んでいる。

 格好はいつも通りに前が開きフードがついている黒いローブに緑色の膝まであるワンピース、革でできたロングブーツである。腰にはベルトを通してあり、そのベルトと黒いローブの内側を鎖でつないでそこを通すように魔道書を括りつけ下げる。

 同じように腰には水薬、精神増幅薬と水袋を下げて都子のほうの準備も完了したようである。



「で? アンタは準備はいいの?」

「ああ、俺の方は泊まってる宿の方に荷物を置きっぱなしにしてあったんで、二人が薬屋まで行く間に回収するついでに準備済ませるんで大丈夫っすよ」

「そっか、それじゃあ行きますか」



 恭兵は馬小屋の戸に手を掛け、少し名残惜しむように手を止めた。しかしそれも一瞬のことで戸を開き、差し込む朝日に飛び込むようにして馬小屋を後にするのだった。




  ◆




「それで? アンタらは結局行かないでいいのか?」

「ああ。昨日言った通り俺たちにも仕事はあるからな。それを放り投げる訳には行かなかったさ」

「私としてはご同行したい所でしたが……一度引き受けたものの責任というものがありますからね。とは言え、何もせずという訳には行かず……せめて見送るだけでもという訳です」



 マドナードさんの薬屋の前にはサイモッドとガーファックルが朝早く立っていた。

 二人は昨夜のやり取り通り、商人の護衛に専念するようである。

 流石に二人についてこられれば都子の正体がばれてしまう可能性が増すことを考えると、恭兵たちにとっては好都合と言えるかもしれない。

 

 

「それで、彼、ジョンは誘いましたか? 昨夜の晩から見かけないものでしたから既に共に行動しているものと思っていましたけど」

「……アイツ本当にあのたわけた名前を名乗ってたの……?」

「どうかしましたか?」

「何でもない。アイツなら荷物取りにいくとかいって宿屋に行ってるわよ」



 都子の返答にサイモッドは得心がいったように頷く。

 彼の様子から少なくともサイモッドは特に都子のことを怪しんでいる様子は無い。一方で、都子は黒いフード越しにガーファックルの方へと目を向ける。

 昨夜の様子から、どうにもガーファックルの方は油断が出来ない。今この時も特に都子の方へと視線を向けている様子は無いにも関わらずこちらへの注意を怠っていない感じがあった。どうにもガーファックルには油断が出来ないようだ。


 そうこうしていると、薬屋の戸が開いた。

 薄い白に金色の縁取りが施されていて、魔法の呪文のような紋様が刻まれた金属鎧を身に纏った金髪の女騎士が中から現れた。

 エニステラ=ヴェス=アークウェリアである。

 その手には槍の穂先に斧を取り付けられた武器、ハルバードが握られている。しかし、そのハルバードには本来尾の部分の反対側に取り付けられている突起の代わりに、ハンマーの頭の部分が取り付けられており、さらに鎧と同じようにいくつかの呪文のような紋様が刻まれており、一目で特別製であることが分かる。



「まだ、出発して無かったんだな」

「はい、私はどうやらあそこまで命の恩人にお膳立てされて置きながら、自身の我儘を貫くほど恩知らずではなかったようなのです」

「それで? 私達がアンタの護衛をするってことでいいのよね?」



 都子の言葉にエニステラは頷き、態度を改めてこちらへと向き直り頭を下げてこう言った。



「改めまして、命の恩人にこれ以上頼み事を申し上げるのは心苦しいものがありますが。しかし私が恥知らずとなりだれかの命が救われるのであれば、恥知らずにもなりましょう。私一人で解決できる問題では無いと、そう判断して、そして、ええ決めました」

「前口上はいいって、時間は無いんだろう?」

「では、改めて、私を死霊術士の慣れの果て、リッチの元まで行く道への護衛をよろしくお願いします」

「ああ、引き受けた」



 改めて依頼を受けた所で、再び薬屋の戸が開き、中からは、マドナードとナスティが連れ立って出てきた。

 マドナードはエニステラの様子を見て、得心がいったように頷くとその仏頂面の口の端をわずかに歪ませた。


「どうやら、一人で行く気にはならなかったようだね。副作用も考えて出発するのは昼頃になると思ったんだけどね」

「はい。おかげさまで動けるようになりました。一宿一飯の恩を返せないようでこれまた心苦しい出立となるのですが……」

「気にしなさんな。ま、どうしても気にしてるっていうなら」



 そう言って、マドナードは懐から白い布を取り出してエニステラへと差し出した。



「ほら、コイツでその綺麗な髪を束ねときな、戦うとき邪魔になるだろう?」

「む、途中で邪魔になるようであれば切り落とそうと思ったのですが……しかし、貰う訳には」

「いいから、持って行きな。それで、無事にここまで返しに来なよ。それで礼としては十分さ」

「……分かりました、必ずお返しいたします」



 躊躇しているエニステラの手にマドナードが無理やり押し付け、白い布が渡る。遠慮がちにしていたエニステラであったが、マドナードの言葉にそうであるならば、と、自身の金色の髪を首の後ろで一つに束ねて白い布をリボンのようにして縛った。



「では、ありがたく使わせてもらいます」

「ああ、じゃあ頑張っといで」


 そう言って、簡単に別れの挨拶を交わす一方で、ナスティがこちらへと来た。


「いやあ、大変な事になってる所悪いけど、とりあえず依頼は完遂されたって所でいいのかな?」

「ああ、昨日のアイアンボアだっけか、あれ以外に特に異常なしってことで見張りの依頼は完遂ってやつで」

「ああ、ありあとう。本来なら、確認のために柵の方まで行くところだけど、そうもしてられなさそうだからね」

「悪いな、ナスティさん。俺もそうしたい所だったけど、流石に急ぐ用事が出来ちゃったからな」

「何、キミたちならそんな嘘をつくようなことを言う人物では無いとこの一週間で解っているからなぁ。儂にはそれで十分だよ」


 そう言ったナスティの言葉に恭兵はあいまいに笑って返した。

 一応追われている身である都子と行動している恭兵としては信頼されていることに対して後ろ暗い気分になる。

 都子の方も、ナスティの方へと向き直ったはいるものの視線は黒いローブの中で逸らしているようで気まずそうにしている。

 思えば、背の丈程の大きさで布に包まれたモノを背負ったのと、常時黒いローブに身を包み、滅多に話そうとしないという明らかに怪しい二人組の冒険者等に良く仕事を依頼したものである。

 

(考えてみればありがたいことだったな。俺たちもまたこの村に訪れるのも悪くはないかもな)

 

 まあ、色々と用事が済んでからではあるけれど、と恭兵は思い直した。


「では、エニステラさん。これを」

「これは?」


 恭兵達がナスティとの別れを行っているとサイモッドがエニステラに麻布の袋を渡した。

 中には幾つかの水薬と精神増幅薬、毒消しなどが入っていた。


「私達は商人の護衛という事で手をお貸しすることはできませんが、その商人の方から対魔十六武騎の方に何もせずにはいられないということで、渡すようにと言われ持たされたものです。どうかお使い下されば、と」

「そうですか。本来このような貰い物はあまり受け取る訳にはいかないのですが……ここはお言葉に甘えることにしましょう」

「礼なら、後ほど商人の方、グランドコネクト商会をと言っていましたのでどうぞそちらに」

「なるほど、分かりました」


 エニステラはサイモッドから受け取った小袋の紐の口を調整し、自身の腰へと括り付けた。

 挨拶はすんだ、と判断したところで、恭兵はエニステラへと声を掛ける。


「それじゃあ、行きますか。死霊術士退治」

「ええ、急ぎましょう。では、マドナードさん、ナスティさんありがとうございました」

「ああ、頑張って返しにきなよ」

「ええ、それでは――――行って戻ってきます」

 

 エニステラの宣言にマドナードは心配が晴れたように頷いていた。

 そうして薬屋の夫婦と二人組の冒険者に別れを告げて、村の外、柵を越えて森へと向かう方向へと行くエニステラに続いて、恭兵と都子は歩き始めた。




  ◆





「お、やっと来ましたか。待ってましたよ……ってあれ? どうかしました?」



 感動的な場面が終わった後、昨日アイアンボアに壊された柵の傍でたっていたのは飛び込んできたのは黒い軽装に身を包み、首元にマフラーとそして、今までは身に付けてなかったゴーグルで目元を隠す男だった。



「……一応聞くけど、誰だよお前?」

「えー何言ってんすか。俺っすよ俺、加藤佐助ですよ!」

「そうか、この状況で空気読まずに来たのを知り合いとは思いたくは無かったんだけど……現実だったか」

「というか、アンタ何よその恰好、主にその顔面はどうしてこの数十分程で変わったの?」

「ええっ何でそんな空気になるんですかっ?」


 

 恭兵が振り返ってみればエニステラは明らかに困惑していた。

 それもそのはず、昨夜は居なかった人物が現れているのである。そう言えば、仲間がいることを説明するのを忘れていた。



「あー、そのエニステラ。エニステラって呼んで良かったよな?」

「え、ええ構いませんが。その、この方は……?」

「ああ、うん。とりあえず成り行きでっていうには事情があるんだがな」


 と、前置きをおいて、とりあえずどのような紹介をするべきかを考える。流石に昨夜襲撃してきた人物を交渉して仲間に引き入れたなどという訳には行かないだろう。

 気づくかどうかは分からないが、この状況で無駄な不和を引き入れる訳には行かない。

 とは言え、佐助の目的が話した通りであるのならこの状況で特に不安を煽るようなことは無いだろう。そうであるならば、やはりガーファックルが言ってたように紹介しておけばよいだろう。



「コイツはあの商人の護衛に一応ついてきてた三人の内の一人で、コイツに限っては俺たちと同じくどうしてもマージナルに行きたいっていうから昨日の内に同行しようって交渉して仲間に引き入れた……えっと、そう、加藤佐助だ」

「もしかして、途中で名前とか忘れたりしてました? えーコホン。改めまして、斥候を担当する、加藤佐助でっす。いやあ、対魔十六武騎のお方とお知り合いに慣れて光栄ですわー」


 意気揚々と自己紹介を行い、笑顔を決める佐助、改めて最初に現れた時と印象が異なる奴である。ゴーグルとか明らかに昨日は身に付けてはいなかった。

 対して、エニステレは佐助の自己紹介に応じて、少し考えるかのように顎に手を当て、そして得心がいったように手を打った。



「斥候……ああ、もしや昨夜薬屋の外で聞き耳を立てていたお方でしたか。あれから、何も仕掛けてこないので何だったのかと思いましたが……成程そういうことでしたか。こちらこそよろしくお願いします」



 どうやら、佐助が聞き耳を立てていたことは完全にばれていたようであった。

 あの場にいた人物には特にばれていると思ってはいなかったのか、挨拶をしたままの笑顔で佐助のその顔は固まっていた。

 


「いや、お前どんだけ自信あったんだよ。確かに俺は分かんなかったけど、流石に対魔十六武騎にばれないと思ったのかよ。いや良く強さとか分かんなかったけど」

「自意識が過剰なのよね」

「思ったんですけどお二人とも基本的にあたりきつくないですか? 昨日あったばかりの人に対する当たりじゃないですよね?」

「ほら、さっさと行くわよ。時間、ないんでしょ?」


 

 そんなこんなで文句を言っている佐助を先頭に、次を恭兵、その後ろに都子を置き、最後尾にエニステラが続く隊列で森へと進んだ。


 ――斯くして、彼らの最初の困難とも言うべき、死霊術士退治が始まったのであった。

 それが、彼らの戦いの始まりとは誰も知る由は無かっただろう、


 ――――天から見つめるものを覗いては。

続きは一週間後に、ようやく死霊術士退治へと話は動いていきます!

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