ただし、約束を破るようなことがあれば・・・・・・
スティア「うおおおおおおっっっ!!!? 久しぶりの出番じゃぁぁぁああああああいっっっ!!!?」
青空鰹「うわっ!? いきなりどうしたんですか? いつになく騒ぎますね!」
スティア「うるさいわよっ!! 三週間ぶりの更新なんだから、嬉しくて騒ぐに決まってるじゃない!!」
青空鰹「いや、本編でもアナタの出番があるから・・・・・・」
スティア「なに言ってるのよっ!! 私の ざまぁ 状態じゃない!!? きっとこれを読んでいるユーザーも こんなヒドい扱いを受けている、超絶世の美女であるスティアさんが可哀想。 って思ってるはずよ!!」
青空鰹「いや、むしろもっとやって欲しいって言われる気がするんですけど」
スティア「ないわよ! 絶っっっっっっ対にないわっ!!!?」
青空鰹「本当にそうかなぁ〜?」(ボソッ)
スティア「なにか変なこと言わなかったかしら?」
青空鰹「な、なんにも言ってません!!」
「ンー! ンーンー!! ンンンンンン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!?」
みんなと一緒にアトリエに来たんだけれどもお姉ちゃんが床を転がりながらこう唸っているので、セラたちはお姉ちゃんを うるさい。 と言いたそうな目で見つめている。
「そ、そろそろさ・・・・・・お姉ちゃんの拘束を解こうよ」
この状態を見ていると、さすがに可哀想な気がしてならなくなってきた。
「そうゆうてはりますけど、このまま拘束を解いてしもうたらリィンはんがスティアはんに襲われるとウチ思うんやけどなぁ〜」
「そ、そうかなぁ〜?」
そう言いながらお姉ちゃんの顔を見つめて見ると、 しない! 絶対にそんなことはしないっ!!? と言いたそうな顔をしながら首をブンブンと横に振っている。
「それにお姉様には私たちを問答無用で倒したっていう前科があるわよ」
「ん・・・・・・メディーラの言う通り」
「まぁ〜・・・・・・そのぉ〜〜〜・・・・・・・・・・・・ね? とりあえずさ、猿ぐつわを取って聞いてみようよ」
このまま放置すると、気になって錬金術に集中出来ないよ。
「ン〜〜〜ッ!!?」
「まったく、リィン様は人が良すぎるのです。まぁ、聞くだけ聞いてみましょうか」
セラはそう言ってお姉ちゃんに口につけた猿ぐつわを取ると、拳を握り見下ろしながら話し出す。
「スティア様、そのワイヤーを取って貰いたいですか?」
「うん! 取って貰いたいわっ!!」
「でしたら、おとなしくしている。と約束すれば解いてあげますよ。約束しますか?」
「約束するわっ!!」
「・・・・・・ウソを吐きませんか?」
「スティア ウソを吐かない。よいこになれるっ!!?」
あれ? どっかで聞いたことがあるようなフレーズ・・・・・・なんだっけ?
「・・・・・・その言葉、本当ですか?」
「うん! スティア よいこだから、絶対ウソ吐かないっ!!」
屈託のない綺麗な目でリィンたちを見つめてくるけど、お姉ちゃんの顔を見たリィンたちはドン引きしている。
「・・・・・・スティアはんは、ウソを吐いておるな」
「そっ!? そそそ、そそそそそそんなことはないわよっ!!? 私は大人なのでちゃんとおとなしくしていますぅーーーっっっ!!!? リィンちゃんを困らせないって! ち、ちちちちちち誓えますよぉ〜〜〜〜〜〜っっっ!!!?」
う、うわぁ〜〜〜〜〜〜・・・・・・そんなわかりやすい反応したら、もうウソを吐いているのバレバレだよ。
「まぁ良いでしょう。ワイヤーを解いてあげます」
「えっ!? 本当?」
「ええ、本当です」
「やったぁぁぁああああああっっっ!!!?」
お姉ちゃんはそう言いながらイモムシのようにクネクネと身体を動かしながら喜んでいる。壁とかに頭をぶつけないでね。
「ただし、約束を破るようなことがあれば・・・・・・」
「や、約束を破るようなことがあれば?」
「昨日のようにお仕置きをいたします」
「ッ!!?」
ニッコリと笑顔を見せるセラに対して、お姉ちゃんは顔面蒼白な上に身体を小刻みに震わせて怯えている。
昨日? 首を絞めてことを言ってるのかなぁ? でもなんか違うような気がするから聞いてみよう。
「ねぇねぇセラ」
「はい、なんでしょうかリィン様」
「お姉ちゃんがあんなに怯えているけど、なにかあったの?」
「ええ、それはですね」
「ニャァァァアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!? い、言わないでっ!!? お願いだから言わないでちょうだいっっっ!!!!?」
えっ!? 聞かれるのがそんなにイヤなの? 逆に気になる!?
「う〜ん、私的には話してもよろしいと思っているのですがぁ〜・・・・・・」
「お願いですうううぅぅぅぅぅぅっっっ!!!? 本当に、ほんとぉ〜〜〜にっ!!!? おとなしくしているので話さないでくださいいいいいいいいいいいいっっっ!!!!?」
お姉ちゃん動揺し過ぎだよっ!! てか、昨日の夜になにがあったのっっっ!!!?
「わかりました、あの時のことは内緒にしておきましょう。ですが! さっき仰ったことを違えれば皆さまの前で言います。いいですね?」
お姉ちゃんは全力で首を縦に振って答えたのをセラは確認するとワイヤーを解いていくが、メディーラさんとリーザさんはファインティングポーズを取る。
「ウワァ〜アッ!!? マ、マジでおとなしくしているから、なにもしないでぇっ!!?」
「・・・・・・ホント?」
「ほ、本当っス!? 信じてくださいっス!?」
お、お姉ちゃんの口調が変わっているっ!? そんなに聞かれたらイヤなことなの?
「・・・・・・まぁ信じましょうか。リィンちゃん、遅くなっちゃったけど回復石の作り方を教えてあげるわ。こっちにいらっしゃい」
「えっ!? あ、うん」
メディーラさんについて行くように錬金釜が置いてあるところに行くと、回復石を作る作業を始める。
「まず回復石を作るのに必要な物は1ℓ水です! 錬金釜に1ℓの水を入れて沸騰させましょう!」
「はーい!」
リィンは元気よく返事をすると、蛇口から計量カップに1ℓの水を入れる。そして、自分の腕に力を入れて錬金釜まで持ち運ぼうとする。
「り、リィンちゃん! 危ないから私が持ってあげようか?」
「だ、大丈夫」
ちょっとだけ重いけど、一人で出来るもん!
錬金釜のある場所にまで持ってこれたのはいいけれども、そっからまた上に持ち上げて水を中へ入れるのまで出来なかった。
こんなかんたんな作業が出来ないなんて、リィンの身体はどれだけひ弱になっちゃったのぉ〜〜〜っ!!?
「リィン様、お手伝いいたします」
セラはそう言うと計量カップの底に手を置き、持ち上げて中に入っている水を入れてくれる。
「あ、ありがとうセラ」
「いえ、リィン様のためですから」
そう言ってくれるのは有り難いけどさ、情けない気持ちでいっぱいだよぉ〜・・・・・・。
「・・・・・・温めるよ」
リーザさんはそう言うとヒートコンロの電源を入れてくれる。
「ありがとうございます。リーザさん」
「ん・・・・・・これぐらいなら・・・・・・気にしなくていい」
「それじゃあ、この水が沸騰するまで待ちましょう」
「はーい!」
・・・・・・そう返事してから待つこと一分半ぐらいで沸騰した。
「沸騰するの早くない?」
「まぁ1ℓぐらいしか入れてないからと、錬金釜の構造が丸いから熱が伝わりやすくて早く済むのよ」
「な、なるほど」
なんか違うような気がするけど、気にしないでいよう。
「沸騰したお水の中にマナ石と薬草二枚を入れまぁ〜す!」
「ほい、マナ石と薬草」
「あ、ありがとうございます。イズナさん」
リィンはイズナさんにお礼を言うと、メディーラさんに言われた通りにマナ石と薬草二枚を錬金釜に入れる。
「そして最後に、魔力を込めながらヘラでゆっくりとかき混ぜ続けいいのよ!」
「・・・・・・それだけ?」
「それだけよ。この錬金釜のおかげで作業がかなり簡略化出来るからねぇ〜」
ああ・・・・・・そう言えばこの錬金釜はチートアイテムだったんだよねぇ〜。
「それよりも、はいヘラ」
「ありがとうございます」
メディーラさんにお礼を言いながら、言われた通りに大きいヘラで錬金釜の中に入っている水をかき混ぜ続ける。
カンッ!? コロンッ!? コロンッ!?カンッ!?
まんべんなくかき混ぜているせいか、中に入っているマナ石が釜錬金の底をぶつかりながら転がってうるさい音を立ている。
「・・・・・・こんなに転がしていたら、マナ石割れない?」
「一応・・・・・・強度はちゃんとあるから・・・・・・心配はいらない」
「あ、それならよかったです」
「コンッ!?」
えっ!? なに? 集中しないと! だって?
「わかっているよ、イットウくん。喋りながらでもやることは作業はしているから安心して」
「コンッ!?」
イットウくんは そう? なら心配なさそうだね。 と言ってくれた。そして顔を錬金釜の方に戻したときだった。
「あれ? お水が光ってる。なんで?」
透明だったお水がなんの前触れもなく光り出したのが不思議思ってしまったので、無意識のうちにかき混ぜるのを止めてしまった。
「あ、かき混ぜるのを止めちゃダメよリィンちゃん!」
「えっ!? ああ、はいっ!!」
そう言われたので、慌てながらかき混ぜるのを再開するが、メディーラさんは渋い顔をしてしまっている。
「水が光るのは、もうすぐ出来る合図なの。ゴメンなさい。さきに言っておけば良かったわ」
「あ、そうだったんだ・・・・・・」
じゃあかき混ぜるのを止めたのは、マズかったかな?
「リィン・・・・・・大丈夫」
「リーザさん?」
「まだたくさん素材があるから・・・・・・一回どころか十回も失敗しても大丈夫」
「で、でもぉ〜・・・・・・」
「それに、経験値の為にやってるんだから・・・・・・失敗してもどうってことない」
たしかにそうだけれどもさ、成功した方が経験値が稼げて得じゃないの?
「そうそう、リーザの言う通り経験値稼ぎでやってるのだから、そんなに気にしなくても大丈夫よ。
おっと、そろそろ出来上がるわよ」
「ふぇ? ファッ!?」
錬金釜の中が目がくらむほどに輝き出したあとにウソのようにすぐに収まってしまった。
も、もう目を開いても平気だよね?
リィンはそう思いながら恐る恐る目を開く。そして大丈夫なことを確認すると錬金釜の方を見つめる。
「あっ!? さっきまでたっていた湯気なくなっている! もしかして、また底の方にアイテムが置いてあるの?」
「ええ、回復石があるはずよ。ただ、ちょっと待っててね。いま・・・・・・」
「私が取ってあげるわ!!」
お姉ちゃんはそう言いながら錬金釜のフチに手を伸ばすが、その姿を見たメディーラさんは慌てたようすを見せながら声をかけだす。
「あ、ちょっと! お姉様待って!?」
制止もむなしく、スティアはフチに触れてしまった。その瞬間!!?
ジュゥゥゥウウウウウウウウウウウウッッッ!!!?
「アチィィィイイイイイイイイイイイイッッッ!!!?」
スティアはあまりの熱さに手を引っ込める。そして悶え苦しんでいるのか、その場転がり続ける。
「錬金釜は温められて熱くなってるんだから、触れたらそうなるのは当たり前でしょっ!!?」
そう、スティアは火傷を負ってしまったのだった。
スティア「なによこれぇぇぇええええええ!!!? なんで私がポカやっちゃてるのよぉぉぉおおおおおおっっっ!!!!?」
青空鰹「そういう人ですから」(笑)
スティア「納得いかないわっ!!? 私のキャラをいますぐに変えなさいっ!!!?」
青空鰹「えぇ〜、変えたら変えたで問題が起きそうですよぉ〜!」
スティア「問題なんて起きないわよっ!!? だって私は女神なんだから、どんな人でもイメチェンした私を認めてくれるわよっ!!」
青空鰹「絶対に認めないと思います。っていうか、スティアさんはどんな風にチェンジしたいんですか?」
スティア「それはぁ〜・・・・・・お淑やかで〜、頭脳明せきで〜、誰からでも崇められていて〜、チートな強さを持っていて〜、あとは〜胸がo」
青空鰹「あ、無理なのでいままで通りのキャラでいきます」(逃走)
スティア「えっ!? 叶えなさいよゴラァァァアアアアアアアッッッ!!!?」




