第八話 始まりの町 その2
ここがギルドかな? 看板もおばあちゃんの言ったとおりだし
カランコロン
中に入ると、書類仕事をしているお姉さん、おそらく受付嬢、がいた
冒険者ギルドの建物は隣の建物とつながっているようで、そこは酒場のようになっていた
「いらっしゃいませ! 依頼ですか?それとも登録ですか?」
「こんにちは... 依頼と登録って...」
「依頼は、冒険者ギルドにクエストを依頼して、冒険者に討伐や採取をお願いすることですね」
「なるほど...」
「そんな質問をするってことは、依頼じゃないんですね! 登録ですか?! 新規登録して冒険者になるんですか?!」
「は、はい... その予定d」
「やったぁ! いろいろと手が回らなくって、大変だったんですよ! 早速、登録しちゃいましょう!!」
「わ、分かりました...」
このお姉さん、急にテンション高くなった
そこまでこのギルド、困窮してたのかな?
「まずは名前、メインジョブ、戦闘系ならサブジョブと得意なことを教えてください」
「はい 私はツクモと言います ジョブはメインが見習いテイマーで...」
「テイマー、というコトは渡航者さんですか...」
今度は急にテンションが下がった なんでだろ?
「どうしましたか?」
「あぁ、いえ 渡航者さんはこの世界を旅する方ってお告げがあったそうなので、この町にずっといてくれるわけじゃないんだなって」
「なるほど、ギルドが改善しても、一時的なものになるかもってコトだったんですね」
「はい... すみません、ツクモさんには関係ない話でしたね」
「少しでもお役に立てたらなって思うので、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします!」
「ところで、テイマーから渡航者に結びついたのは...」
「テイマーは第七の神、ティムが新たに作ったジョブで、渡航者の方以外は滅多にいないんですよ」
「そうだったんですね」
「そしてツクモさんはテイムモンスターを連れていないようでしたので、この世界に来たばかりなのかなと」
「その通りですね」
「分かりました ちなみに、サブジョブをうかがっても?」
「見習い錬金術師です」
「あら? てっきり弓使いかと...」
「弓は一通り使えますので、ジョブを興味のあった錬金術師にしたんです」
「そうなのですね でも、あまり錬金術師って言わない方がいいかもしれません」
「? なぜでしょうか?」
「最近、王都の方で錬金術による詐欺があったらしく、王都の方では今、印象が良くないそうです」
「そういうコトなら言わないでおきます 忠告ありがとうございます」
「では、ツクモさんの戦闘スタイルは弓ってコトで登録しておきますね」
「お願いします」
「それではギルドカードができるまでしばらく時間があるので、掲示板でも見て、最初のクエストを決めておいてくださいね とはいっても、登録してすぐの人は簡単な採取依頼しか受けれないんですが...」
「簡単な採取って言うと...?」
「需要があるのは大きく2つ 薬草とレッドベリーですね」
「分かりました 依頼を見てきますね」
「10分ほどでできるので、できたらお声掛けしますね」
「了解です」
さて、掲示板でも見ますか




