第十六話 町の薬屋さん
地図を頼りに南通りにある薬屋に着く
というか...
「ちっか! ギルドのとなり?!」
ギルドの隣、町の中央側に薬屋はあった
「えーっと 【メディシナの薬屋】?」
とりあえず入ってみよう
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メディシナの薬屋
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カランコロン
「おや? こんな日暮れにお客さんかい?」
店のカウンターには、お婆さんがいた
この人が看板にあった、メディシナさん?
「お邪魔します ギルドから、薬を買うならここがいいと言われて...」
「なるほど 初めて見る顔だが、ランクは?」
「今日、登録したてのランクGですね」
「それなら毒は売ってやれないよ しばらく弓矢はそのまま使うんだね」
「分かりましたが、なぜでしょうか?」
「そりゃあ ギルドに登録したばっかりの新人なんざ信用できんからね おっと、お嬢さんを悪く言ってるわけじゃないよ ただ、毒を売れるのはランクEからって決めてるんだ」
「悪用の恐れがありますもんね」
「話が早くて助かるよ」
「では、回復薬をお願いしても?」
「いいが、お嬢さん、予算は?」
「すみません、相場が分からないので... 所持金は8000Gほど...」
「ほっほっほ、素直なお嬢さんだ だが、あまり素直に言うのも良くないよ 悪い奴ならふんだくっちまうからねぇ」
「忠告ありがとうございます」
「そうだね これからの予定は?」
「西の平原でのレベル上げです」
「ならこれをやろう」
そういって渡されたのは、瓶詰めの、アメ?
「アメ、ですか?」
「そうさ、そのアメには薬草等が含んであっての 普通の回復薬、いわゆる【ライフポーション】みたいに飲み物タイプじゃないのさ」
「なぜこちらを勧めるのでしょう?」
「平原でのレベル上げなら、長時間町の外にいることになるだろう? となると、飲み物をがぶ飲みしたら外でトイレをすることになるさね それも頻繁に」
「そ、それは嫌ですね」
「だろう? ほっほっほ、このアメには塩も入ってるから塩分確保もできるいいものだよ ま、味は悪いけどね」
「ありがたく頂戴します」
「その瓶1つで1000Gにしとくよ これからお得意様になってもらうのに死んじまったら台無しだからね」
「はい、こちら1000Gちょうどです」
「たしかに また来なよ その時は定価の1200Gだからね」
「はい また来ますね」
回復薬も買ったし、防具を見に行こうかな
そう思ったが、日も暮れてきた
確か定番は... 宿屋かな?
私は地図を開き、宿屋を探すのだった




