第十五話 最初の報酬 その2
「そうですね あ!聞きたいことを思い出しました」
そして、私はレッドベリーがないことを聞いた
「あぁ、おそらくセルヴォだろうな」
「セルヴォ?」
「シカの魔物だよ ま、魔物って言ってもセルヴォなら普通のシカと同じくらい穏便だけどな」
「魔物...ですか」
「この角ウサギも魔物だぜ?」
「そうなんですか?」
「おぅ 魔物って言うのは何かしらのスキルを持ったヤツのコトだ 角ウサギなら突進スキル、突進時の素早さと角のダメージ上昇が主な効果だ」
「なるほど...」
「んで、セルヴォのスキルは探知:植物、植物に限り、付近のどこにあるか分かるって効果とそれが食えるかってのが分かる効果だな」
「そのスキルでレッドベリーが食べられまくっていたと...」
「ま、そうだろうな」
「では、とりあえず薬草の納品をしますね」
「ありがてぇ いつ森狼が来てもいいよう、用心しておきたかったからな」
「しんろう?」
「あぁ、フォレストウルフのコトだ 地方によって呼び方が複数あるからな 角ウサギなら【角兎】、セルヴォなら【魔鹿】 セルヴォはまぁそのままだがな」
「へぇ」
「そんじゃ 薬草を出してくれ」
「分かりました」
そして薬草を渡す
「薬草は品質の良が16に並が6か、上々だな」
「ちなみに毒草もあるのですが...」
「それはただの買取になっちまうがいいか? さっきと違って適正価格になる」
「はい、構いません」
「そうか 弓使いなら毒矢を使うこともあるだろう、その時は薬屋か武器屋に矢用の毒が売ってたはずだ 買いに行くか、簡単な作り方なら薬屋のばぁさんがレシピを売ってるかもな」
「ご親切にありがとうございます」
「なぁに これも新人教育ってやつだ 気にするな」
「はい」
「んじゃ、まとめるぞ」
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薬草 品質:良 120G×16本
=1920G
品質:並 100G×6本
=600G
トータル 2520G
毒草 品質:良 60G×7本
=420G
品質:並 50G×5本
=250G
品質:低 30G×1本
=30G
トータル 700G
角ウサギ 角 : あり
角の状態 : 良
1000G
皮の状態 : 並
500G
肉の状態 : 並
500G
その他 : 並
500G
総評 : 並
トータル 2500G × 1.5
=3750G
最終合計 トータル 6970G
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「端数がめんどくさいな 7000Gでいいか?」
「いいのですか? ありがとうございます」
これで私の資産が大きく増えた
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初期資金1000G - 地図代50G + 売却価格7000G = 現在の手持ち7950G
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「オレからの助言だが、まずは防具を買い替えたり、回復手段を用意するのがおすすめだ 俺たちは闘技場で1戦1戦戦うわけじゃない 町を出て、目的を目指し、そして帰還する ある意味連戦だからな いつでも万全の状態でいられるようにしとけ」
「はい」
「ま、防具は高いからな、薬を買うのがいいだろう そして、まずはレベル上げとして西の山ふもとの平原でウサギ狩りとスライム狩りをして戦いになれる方がいいな」
「分かりました」
「クエストにはないが、狩ったら買取もするから遠慮せずどんどん持って来いよ!」
「了解です!」
レベル上げという指標ができたので、私は薬屋に寄り道をしてから平原に向かうことを決めたのだった




