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第12話 難航する材料集めと日々

ココ最近のマサキの日課は、日の出過ぎに起きて

美少女とマッタリ朝食をすることである。


着替えてから、水汲みのある日は水汲み優先で硬竹探しは控えめにお昼に帰宅するのであった。


お昼からティナは,叔母さんの所へ作った物を届けたり、何処からか食料を貰って来たりしている。


マサキはと言うと、まるで窓際族の様に日永ボーッと山をみたり、空を見たりして過ごしているのであった。


ナイススローライフ!とは言うものの、ここへ来た目的を忘れている訳では無いのである。

町役場なりギルドなり(ちゃんとギルドはあるらしい)に行って自分のスキルなりステータスなりを調べて貰わないと……と思っているのであった。


が、ま、その内で良いかな………とめんどくさい事をアレこれ理由を付けて、先送りにしているのも事実なのだった。


そうそう、井戸掘らないといけないし…


例の死にかけた事もあって、変態紳士は起動していないのだ。


ある意味の小五ロリである。(悟りね)


ここで間違ってはいけない!

小五ロリを開いたとしても、決して賢者にはなれない事を!キリッ


ぶっちゃけ、ティナさん襲いそうですわ(笑)


そりゃあーた。ピチピチのヤングガールが傍に居てさ、無防備で生脚を出したりとかしてたらどーなるよ!

しかも女子耐性が余り無いオッサンと2人暮らしだぜ。だぜ。


あ、そうそう、この世界にティッシュて無いのね。残念。


前世で異世界アニメとかラノベとか結構見てきたけど主人公とヒロインがどうにかなるって無いじゃん?

いや、もしかしたら色々条例とか倫理的な問題で駄目なのかも知れないけどさ……

でも普通に考えると……まぁどうにかなるわな。


男と女だもん。


現世だろうが異世界だろうがやる事は1つ!キリッ


と、色々語ってるけど、俺チキン過ぎて何も出来まへんがな。(苦笑)


「ただま~!」


おっと、誰が来たようだ。(ティナしか居ないけど)


俺語りは一旦お開きだ!(ニヤリ)


「おかえり~!」


パタパタと元気な足音とともに、リビングにティナが入って来たのであった。


「マサキ~良い情報有るけど聞きたい?」


少々ドヤ顔で、ティナはそう言ったのである。


「良い情報ってなんだよ~なんか儲かる話とか何かか?」


逆にマサキは、何か厄介事では無いのかと内心ハラハラドキドキであった。


「違うってば!探してた硬竹の群生地がわかったの!」


「マジか!」

思わずマサキ立ち上がってしまった。


基本スローライフ万歳なのだが、実はココ最近毎日のジョブがリーチンワークになって退屈していたのである。

忙しい時には平凡マンセーとかなってたのに、いざ退屈になると刺激が欲しくなるなんて、人間は身勝手なもんだなぁと、少しばかり自嘲したのであった。


「マジよ!」

(ドヤ顔&サムアップ)


「それってどの辺に生えてんの?

水汲みのついでとかに行ける場所にあるの?」


「いや、群生地ってもちょっと遠いんだよね。」


「どの位?」


「ココから丸一日位?かな」


「マジで?!じゃ、竹持って帰れないじゃん!どうすんの?」


「それも町役場で聞いたらさ 移動手段兼運搬もこなすギガントモアって言う鳥を貸してくれる事になってさ……」


「ちょ、待って、どんな話になったんの?それ」


ティナの話を聞けば、硬竹の群生地を役場で聞いたら用途を問われ、井戸を掘ると伝えたら、他にも掘って欲しいという事になり、条件付きの先行投資という形で、移動手段兼運搬用のギガントモアを借りれる事になったらしいのである。


で、条件とは


①俺とティナの冒険者登録

②井戸を掘って水が出た暁には その技術と一部の利権。

③魔物と遭遇した際のアイテム優先売買。


コレが条件であった。


①の冒険者登録は、どっちにしろしたかったから問題無いわな。

てか、「冒険者」って職業はやっぱりあるのね。


「登録ってのは、日帰りで行けるような所じゃ無いからもしもの時の事も考えての登録じゃ無いのかな?ほら、誰が何処に冒険に行ったかとか分からないと救援も出せれないじゃない?それにギガントモアもギルドのを借りるんだし。」


「なるほど……登山する時に入山登録するのと同じ感じか。」


「いや、山登るだけなら登録はしないよ!」


「いや、ごめんごめん!前世の文化の話だから。」


「そっか、山に登るだけでもそんな事もしてたのね」


「まぁ、遭難とか有るからなぁ。」

(そう、この世界では人の命は前世と比べれはかなり軽い。医療もそこまで発達しておらず、普通の人でも病気で命を落とす人は少なくは無い。尚更、冒険者と云う職業が有る位だ。頼り無い地図を見ながら遭難したり魔物に襲われたり、盗賊、山賊、追い剥ぎとお世辞にも治安は宜しくない為、1歩家から出ると油断すれば死は隣り合わせだ。)


ここまで考えを巡らせてはたと気付いた。

(前世の俺は平和ボケしてたんだな……最初の失敗は平和ボケの延長だったんだ。)


「マサキ、どうしたの?急に黙っちゃって。」

心配事が有るのかとティナが除き込んで来る。


「近い近い!顔近いって!(白目)」


「あ、ごめん、なんか難しい顔して考え込んでたから………」


「いや、今と前世の生き方を比べてちょっと考えてたんだよ。」


「ふ~ん……生き方ねぇ。ココでの生き方は簡単よ!」


「いやいやいやいやいやいや、難しいだろ!」


「簡単だってば、だって【死なない様に生きる】が基本だもん。」


(ティナさんや……現世から来た俺にしてみればソレが1番難しいのだよ……危険察知能力見たいのが無いからね……)


「取り敢えず、②の利権てのは?」


「う~ん……何か井戸の掘り方を教えて欲しいって言ってたなぁ……後は、この土地に井戸を掘った分土地は領主の物だから幾らか払って欲しいみたいな感じ?」


「要は税金か?井戸税とか地下水源利用料とか……」


「年貢とはちょっと違うみたいだけど土地を使って収穫した物かお金かの違いみたいなもんだよね。」


「ソレを税金と言うのだよ。」

(まぁここで駄々こねても仕方が無いので聞き入れる事にする。)


「③の魔物のアイテム優先売買とはどう言う意味なの?」


「コレは確信は無いけど、アイテムとかやっぱ大きな街に売りに行った方が高値が付くのね。それで特にレアアイテムとかは大きな街に集中するんだけど、こんな田舎では何処にでもある物しか換金に来ないから町を潤す為にって考えじゃ無いのかな?分からないけどね。」


「なるほど、筋は通ってる。」(何でも揃う都会と田舎にしかないレアアイテム。特産品やレアアイテムが有れば旅人や冒険者も街に立ち寄って宿屋から定食屋にお金を落としてくれる。町の発展という事か。)


「でもさ、俺らがレアアイテムゲット出来るのかは解らんぞ!」


「うん、その辺は運だって言ってたよ。レアアイテム狙いで命落としたら元も子も無いからね。今回は硬竹の採取ついでに魔物倒してレアアイテムゲット出来たらって感じだよ」


「OK、なら問題は無いな。」


「うん!」


「じゃ、明日は役場に行って冒険者登録して旅の準備をしよう!」


「サーイエッサー!ビシッ!」


やっと異世界らしい展開になってきたとマサキは思った。




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