可憐な幼女
初めまして!
大崎美玲です。
なぜか無性に小説が書きたくなってしまったので書いてしまいました笑
初心者なので誤字脱字や日本語が変なところが多々あると思いますが暖かな目で見ていただければ嬉しいです(ーωー)
なるべく、皆さんが楽しい作品にしていこうと思いますので宜しくお願いします!!!
では!
どうぞ!!!
目覚まし時計は今日も朝には騒音並みの音を部屋の隅々まで響き渡らせる。
その音は最終的に自分の耳に届き睡眠欲を根こそぎ奪い去る。
なぜ
こんなものを作ってしまったのだろうか・・・・・
もうちょっと寝てたい・・・
もっとゴロゴロしてたい・・・
そう思いながらまた目覚ましの音を消して再び
布団の中に体を埋める。
あぁ・・
なんて暖かいんだ・・・
まるで彼女に抱きしめられてるみたいだ・・・
いい匂いだ・・・・
そうか・・・ここが俺のいるべき場所なんだ・・・
やっと自分の居場所を見つけることができた・・・
・・・・・・・・・・おやすみなさい。
そう思いながらまた暖かな布団の中で体を休める。
どれぐらいの時間が経ったのだろか。
目覚ましのスヌーズ音が部屋に響く。
あぁまただ。
またあの音が自分を布団から出そうとしている。
やかましい・・・
今回も布団から出て音を止めるか?
でも外に出るのは嫌だ。
なぜ自分がわざわざ布団から出て音を止めなくてはならない。
自分が起きないことは奴も知っているはずだ。
布団から出るのだるい・・・
しょうがない。奴が静かになるのを布団の中で待つとするか。
お?
音が聞こえないぞ?
やっと奴も諦めて休みだしたか。
これでもう音はならないはずだ!
さぁ!
人類が最も幸せだと思う時を過ごそうではないか!!!!
ハハハハハハハハハハハハ!!!!ハ!!
勝った!
勝ったぞ!!!
お母さん・・・
この辛く長い戦いに終止符をつけることができました!
僕・・・ここまで成長したよ・・・
では
全人類の皆さん!!!
おやすみなさい!!!!!!!
そう思って本日3度目の眠りにつこうとした時
なぜか体が軽くなった。
なぜだ・・・
目の前には自分が愛用している枕がある。
体の下にはふかふかの敷布団が自分の体を優しく包み込んでいる。
だが上からかかる重みがない・・・
そうか!
掛け布団がなくなったんだ!
「おい!誰だ俺の大事な嫁を奪い取った奴は!!今すぐかえ・・・ブハァ!!!!!!!!!!!!!!」
腹に異常なほどの重みと痛みを感じる。
その痛みはすぐさま脳に伝えられてさっきまであった睡眠欲を根底から消失させた。
「カッッハ・・・誰だ・・・・・」
痛みに耐えながら俺は体を起こし周りを見渡した。
しかし
どこにも自分の腹に痛みを与えた者はいなかった。
「たく・・・何なんだよ・・・・マジで意味わかんねぇ・・・
人がせっかく寝ようとしてるところにいきなり攻撃を仕掛けるとは。
全く躾がなってない。お父さんやお母さんから習わなかったのか?
自分がされて嫌なことは他の人にするな!って・・・
ほんと、説教してやりたいぜ。」
そう
ブツブツと言いながら再び布団の中に入ろうとした。
「おい・・・・」
後ろから知らない人の声で語りかけられた。
その声は幼女が発するような声で、とても美しいものだった。
だがその声には隠しきれないドス暗い感情が含まれていた。
しかし腹の痛みのあったせいかその感情に気付かず
「あ゛ぁ!?誰だよ?俺は今から傷を癒すために寝なくちゃいけないんだよ。
ガキは黙っておもちゃで遊んでいろ。たく・・」
そう言って再び睡眠欲を掻き立てて眠りにつこうとした瞬間
眠りとは違う眠りについた。
その時俺は小さな女の子のシルエットだけを確認できた。
・・・・・・・・・・・一年前・・・・・・・・・・・・
「死ぬ・・・・・・・・・」
俺はカタカタとパソコンを叩きながらカスカスな声で言葉を発した。
目の前には真っ暗な部屋で煌々と輝くディスプレイと使い古されたキーボードがあった。
俺はそのキーボードを使いながら文字を打っている。
その文字はディスプレイに映し出され、プログラムを組んでいっている。
もう何時間こいつと向き合っているんだろう。
「たく・・・・・
何で新人の俺にこんな難しい仕事振るのかな・・・
課長ふざけやがって。こんなのできるわけないだろ。馬鹿すぎだろ。
髪の毛と一緒に考える力も抜けたのか?死ねよ。
マジで死んでくれよ。」
そう言いながらキーボードを叩きながらバグの箇所を直していく。
「あぁ寝みぃ・・・・・
もう家帰りたい。布団の中でぬくぬくしたい。
もう帰っちまうか?どーせおわんねーし。
このデータ家に持ち帰って家でやろうかな。
持ち出し不可ってなってるけどバレないだろ。
よし。決めた。持ち帰って家でやる。
課長にはインフルエンザになって休むことを伝えよう。
これなら最低一週間は休めるな。
よし!早速実行に移そう!!」
そう思い立った俺は早速
自分のパソコンにデータを移しかえる準備を進めた。
しかし
そのデータが想像以上に大きかったのか移動に30分近くかかるとのことだった。
俺は緊張が解けたためか今まで感じたことがない眠気を感じた。
しかし、このまま寝てしまうと朝まで寝てしまうのは必然だった。
朝まで寝てしまえばまた今日のように朝から永遠とディスプレイとのにらめっこが始まり
帰れなくなってしまう。だが、この眠気には勝つことができない。
そこで俺は
仕方がなく携帯のアラームを一時間後にセットして耳にイヤホンをさして
音楽を流しながら腕を枕にして仮眠を取り始めた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ん・・・・」
どれぐらいの間眠ったいたのだろう。
カーテンの隙間から溢れる光が目に直接あたり顔をしかめる。
その光から逃れようと体を起こす。
なぜか体が痛い。
関節がギシギシ音を立ててる。
このことから相当な時間眠っていたことがわかった。
周りを見渡すと自分の部屋が見えた。
衣服が床一面に散らばり
テーブルの上には食事をした食器などが置いてある。
汚い部屋だ。
「やっと起きたか」
自分が部屋を見ていると
隣から声が聞こえてきた。
自分は声のした方向に目をやるとそこには
青色の髪に緑色の目をした幼女が椅子に腰掛けていた。