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パーティー後の驚愕


パーティーは終わり、客人はそれぞれ帰っていった。


もちろんオレ達使用人は後片付けが待っているわけだが。



片付けをしていると、主、ギルザールが話しかけてきた。



「すまないね。アリシアが我儘を言って。」



「いえいえ謝らないでください。それに、オレもその、た、楽しかったですし//// 」



「そうか、それならいい。今後ともよろしく頼むよ。」



「はい。心得ています。」



それじゃ、とギルザールは立ち去ろうとした時にオレは先ほど聞いたあることを訪ねた。



「ギルザール様。オレがアリシアお嬢様のお付きになるのは本当なんですか?」



「、、、その話はお父さんから聞いたのかな?」



「いえ、メイド長から聞きました。」



「そうか、それならもう仕方ないな。」

「それは本当だ。だからアリシアのこと、本当に頼むよ。それに、君はこれから、、『シン。聞いたのか。』



父、ハルトがギルザールの言葉を横から覆いかぶせた。



「ギルザール様。そこから先は私が。」



「そうだな。君からの方がいいだろう。」



「え、なんのことなの?父さん。」



「少し場所を移して話そう。ギルザール様もよろしいですか?」



「ああ、シンくんにとっては大事なことだからね。」



オレはなんのことだとクエスチョンマークで頭がいっぱいだが父さんとギルザールと共に書庫に向かった。



「父さん、アリシアのお付きになるのと関係あるの?」



「そうだ、このことはある意味そのことの大前提として、必要なことだ。」



「大前提??」



「まぁ聞け。いいかシン。お付きにとって1番必要なことはなんだと思う?」



「んーー。信頼?とか?」



「シンくんらしいね。だけどねシンくんそれだけでは足りないんだよ。」



ギルザールはオレに諭すように付け加えた。



「必要なもの、それは『強さ』。どんなことがあってもアリシアのことを守れる強さだよ。本当はもうひとつ大事なことがあるけど君はとっくにクリアしている。」



「確かに強さは必要ですね。もうひとつってなんですか?オレ、そんないいものもってるとは思えないです。」



「君とアリシアの間にある感情。さっき君は信頼がいると言っていたね。それに近いものがある。言うなれば君の『忠君心』、そしてアリシアの『愛情』だ。」



「えっ、、あの、僕その『忠君心』って、まだ仕えてもないし、子供ですよ?」



「大丈夫。僕の称号で分かってる。君のアリシアへの感情は本物だよ。恋慕ではなく、本当に大切に思っている。君自身は気づいていないだろうけどね。」



「ギルザール様。いいんですか。称号のこと話して?」



「いいよ。君の息子だし、いずれ知ることになる。」



「あのー、称号ってステータスのですよね?なんで分かるんですか?」



「僕の称号は【真実を見極めしもの】僕には人が向けているだいたいの感情が分かる。思考を読み取るのは無理だけど。それでも本心は分かる。あと一つおまけの能力があるけどね。」



(チートじゃないですかー!オレもそういうの欲しい!)



「えっ!そんなの反則ですよ!?なんか恥ずかしいです、、、」



「気にしなくてもいい。君には何一つ悪いところはないから。あぁ1つあるとすればたまに僕の妻のことをませた目で見ていることかな?」



(うゎゎわゎ!しまった!しょうがないじゃないか心は健全な男子高校生だぞ!)



「いや、その、今後気をつけます、、、」



「シン、、後で少しお話しような。」



「あ、はい。」


(殺される!助けてド○○もん!)



「まぁいい。話を戻そう。シン、お前はアリシアお嬢様を守れるだけの強さを持っているか?」



「持ってない。まだ子供だし、ステータスも持ってないよ。」



「そうだ。お前はまだ強くない。だから鍛える、いや、しごく。」



「えっ?父さんなんていったの?」ダラダラ



「しごく。と言った。」



(聞き違いじゃなかったー!)



「いやいや父さんちょっと待って。確かに強くならなきゃいけないけど第一ステータスがまだ分からないから今そんなにやられても分からなきゃ意味無いじゃん。ね?」



「安心しなさい。シンくん君には才能がある。それにアリシアも。」



「え。なんで分かるんですか?才能があるなんて。」



「僕の称号のおまけ能力。人のステータスの伸びしろだけ分かる。これのおかげで人員育成が楽でね。助かっているよ。そして、シンくん。君にはかなりの才能があるんだよ。そしてアリシアにもある。これも君がお付きにあるのが決定した一つの理由だ。2人で切磋琢磨し合ったほうがいいだろう?」



「あ、ありがとうございます。」



どうやらあの神は約束はちゃんと守っていたらしい。だからって平穏な日々を邪魔されたことには変わらないが。



「ということだ。だからシンをしごく。今から鍛え上げる。」



「はい。分かりました、、、」



「よし。なら今からだ。シン、屋敷の周り100周だ。行け」



「えっ、あの、100って?」



「つべこべ言うな。さっさと行け!」



「は、はい!」



こうしてオレの地獄のトレーニング、いやしごきは始まった。





フラグ期待してた方すいません。

もう少し日常を送ります。


次回投稿は明日の9時です


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