賛否両論
客1「うまい!うまいいい!こんなの食べたの初めてだ!!美味しすぎる!」
麺田「よっしゃぁぁぁぁぁ!!!」
炎斗「やりましたね!」
麺田「…!まて…!」
客2「なんだこれは…美味しくない!こんなの同じ麺類のそうめんを馬鹿にしているのか!?これはだめだ!そうめんの教えに反している!」
客3「ほんとそうだな!これはそうめんを馬鹿にしている!許さない!そうめんからの天罰が降りるだろう!バチが当たるぞ!」
客4「はぁ?ここはおいしいだろ!こんな話にそうめんを巻き込む方がバチが当たるぞ!」
炎斗「賛否両論って感じですかぁ…」
麺田「まぁいい。これは始まりに過ぎない。とりあえず仲間を集めるのが目的なんだ。」
炎斗「そうですね。じゃああの人に聞k」
麺田「待て…自分から話しかけてきたやつの方が信頼が高まる。逆に増えすぎても統一できなくなる…せめて俺ら含めて7人。5人の仲間を集める。それまで気長に待つしかない。そもそもこのそうめんが信仰されている世界でラーメン店を経営するなんて、客もおかしいと思うだろう…」
この別世界のラーメン屋経営が始まって6日…
客5「すみません…あの、聞いてもいいですか?」
麺田「…! はい!なんでしょう」
客5「なんでこの世でこのらーめん?屋を経営しようと思ったんですか?」
麺田「それはな、俺はこの地球じゃない。別の地球から来たんだ。」
客5「えっっ?どういうことですか?異世界転移のようなものですか?」
麺田「そうだ。そして、この世界には元々ラーメンがなかっただろ?」
客5「はい…そうですね。ラーメンというのは初めて聞いて、初めてここで食べましたね。とてつもなく美味しかったですよ!忖度なしで!」
麺田「俺は元々ラーメンがある世界から来た。」
客5「!!目覚めたら転移してたとかですか…?怖いですね…そして、なぜこんな所でラーメン屋の経営を?」
麺田「なんかお前飲み込み早くねぇか…?」
客5「そうですかね?自覚はないんですけど…よく言われる気もしなくもないです。」
麺田「ま、まぁそれは置いといて、俺はこの世界でラーメンを広めろって書いてある手紙がポケットに入ってたんだ…。そして、ラーメンを広めたら帰れるってね…この世界じゃどうにも心配なんだよ…特にあの日照とかいうやつがな…」
客5「私もラーメンを広めるの手伝っていいですか?私は、そうめんが嫌いなんですよ…!大っ嫌いです。」
麺田「名前は?」
客5「流砂です。とりあえず、そうめんが嫌いです。そうめんは嫌いです!!」
麺田「わかったから…そうめんが嫌いなのは!俺もそうめんが嫌いだから、ラーメン屋経営してるっていうとこもあるんだけどね…よし、とりあえず仲間が一人出来た!炎斗にも伝えなきゃな…残り…4人だ…!」
素麺好きな人ごめんなさい