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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

愚者のダンジョン

大魔王の秘宝

作者: アイ・タカオ

 諸君、ごきげんよう。


 吾輩は、大魔王である。


 諸君には、愚者のダンジョンのダンジョンマスター言った方が分かりやすいかもしれない。


 今日は、吾輩の宝物殿に秘蔵されている門外不出の数々の秘宝について語ろうと思う。


 我が秘宝は、大魔王としての忙しい職務の間を縫って、集めた世界に類を見ない宝の数々である。


 諸君は、門外不出の秘宝と言えば、金銀財宝や世界を変える力を宿した聖剣や魔剣を連想するかも知れないが、吾輩の秘宝は、その様な在り来たりの品々では無いのだ。


 吾輩が、1000年以上の長きに渡り、収集したのは、美しい女達だ。


 集められた女達は、愚者のダンジョン内に首輪や指輪等の宝飾品以外は、身に着けぬ姿で幻影水晶内に封じられている。


 幻影水晶に封じられてい女達は、生と死の狭間に居る為、年老いる事も無く永遠の若さを得る事に成るのだ。


 幻影水晶に封じられた女達は、大神殿に無道さに展示して有るが、お気に入りのコレクションは、宝物殿に秘匿している。


 最近のお気に入りのコレクションは、約200年前戦争に敗れ滅亡した、某王国の姫君と護衛の女騎士達だ。


 15歳の女王は、テアラと首輪以外は身に着けぬ姿で、ダブルピースをした姿で、幻影水晶に封じられている。


 幻影水晶に封じられた姫君の愛でていると滅亡した某王国で吾輩が、活躍した日々が、懐かしく思い出せてくれる。


 吾輩のコレクションには、北部の金髪の美女から黒髪と浅黒い肌が、魅力的な南国の美少女迄、様々人種を余すことなく網羅している。


 大国の王のハーレムでも、吾輩の美少女・美女コレクションには、足的にも及ぶまい。


 我がコレクションにかまい過ぎると我が眷属で、ある魔物娘が嫉妬するのでこの辺で吾輩の秘宝に関する話は、終わる事にする。


 大神殿では、ハーピーが金切り声を上げて飛び回り、ラミアが柱に巻き付く何時もの光景が見られる。


 スライム娘に導かれ。5人組の女冒険者のパーティーが、大神殿に足を踏み入れた様だ。


 彼女達の中に大魔王たる吾輩のコレクションに成るのに、相応しい女は居るだろうか?


 愚者のダンジョンでは、吾輩のハーレム要員である魔物娘と、幻影水晶に封じられる美少女や美女が増え続けている。

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