表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7人の聖女プラス1  作者: 七転び早起き
ラバニエル王国編
48/59

第43話 出発前の一幕(元隠密部隊編)

読んで頂きありがとうございます。


楽しく読んで頂けたら嬉しいです。





 カリーナは聖女の森に行くことになりその準備に追われていた。カリーナにダジール女王が指示した事は当日朝街で簡単なパレードをする為に着る聖女の衣装。それと出発準備だ。


 そのカリーナは元隠密部隊のメンバー全員を集めて説明を始めた。


「我々隠密部隊は本日をもって解散。そしてドラゴンライダー部隊に任命された。その最初の仕事は聖女様の護衛だ。今聖女の森では異変が起こり防衛部隊から援軍要請がきた。

 その援軍第1陣としてダジール女王陛下と7人の聖女様、そして我々ドラゴンライダー部隊が飛竜に乗って聖女の森へと向かう。出発は明朝でその時に7人の聖女様のお披露目と住民を鼓舞する為のパレードを行う。その準備を我々ドラゴンライダー部隊が任された。今頃城内では聖女様の情報が解禁され今回の事も含めイビルデス宰相が全員に説明を終えている筈だ。だから必要なものは各関係者に言えばなんでも用意してもらえる」


 それを聞いたメンバーは驚いた顔をしていた。それはそうだ、今まで陰の存在として暗躍していた隠密部隊が解散され表舞台に出ろと言われたのだ。


「おいおい、ダジール女王陛下自ら先陣をきるとはただ事じゃないぜ。そして同行する聖女様を俺達が表舞台に立って守るのか」


 そう話すのは暗殺を得意とする男ダンディー。短いアゴ髭を撫でながら満更でもない顔をしている。


「明朝パレードをするなら事前告知が必要だ。俺とダンディー、そしてボッケの3人で飛竜に乗って街中を飛び回り、派手な宣伝をしてくるぜ!」


 何故かノリノリな技巧派クール。どうやら酒を飲んでいた様で真っ赤な顔になっている。


「おいおい、酔っ払い運転は壁に突っ込むぞ。そうなる前に喉に指突っ込んで酔いを覚ましてくるんだな」


 その隣で全く面白くもない突っ込みをするのはボッケ。元暗躍部隊では突っ込み要員だったがお前は平隊員に格下げだ。


「それなら私が聖女様の衣装を担当します。その聖女様を私達の後ろに乗せるんだから我々の衣装も必要ですね。カリーナ隊長!表舞台に出るその美貌を初めて街の住民が見るんです。隊長に相応しい衣装を準備しますので期待してください!ふふふ、腕が鳴るわ」


 そう言ってニマニマと笑うのは、なんでも出来るエキスパートで隊長を崇拝する女エリザベスこと通称エリー。偽名なのに何故か更に通称を名乗り、また王子様に拐われ王女になることを夢見る16歳。


 そして残る2人は先程まで奏を監視していた男女の双子隊員。その2人の名前は女がシェスカで男がルイ。


「では私達が出発の準備をします」


 シェスカはそう言ってルイを引き連れ出ていった。そのシェスカは隠密の腕を買われて若くして入隊した経緯があり、その隠密部隊解散に不服な様子であった。


 その2人を苦笑いで見送ったカリーナは他のメンバーに「宜しく頼む」と言って部屋を出た。出発前に気になる人物に会いに行く為に。


(さて、あの不思議少女に何も言わずに出ていくと後が怖いから説明しに行きましょう)


 それから説明を終えて戻ってきたカリーナは部屋で派手な革鎧を着ているメンバーを見て驚き唖然とした。その派手な色の革鎧は各聖女の紋章の色で染められていて、各所にその紋章が刻まれている。そして何故かノリノリのダンディー、クール、ボッケ。その隣で照れ顔でクネクネしているルイ。そしてその後ろで不貞腐れてるシェスカが居た。


 それから最後にこの短時間で派手な革鎧を準備したエリーが満面の笑みで唖然とするカリーナの元へと走り寄って行く。真っ赤な革鎧とファイヤードラゴンの顔をした兜を両手で大事そうに抱えながら。


(そ、その派手な兜は何かな?他のメンバーは被ってないよね?もしかして私だけ?)


 そしてエリーに手を引かれ別室で着替えたカリーナ。今は爆笑する男衆の前で全身真っ赤で竜の兜を被った竜女(ドラゴンカリーナ)が項垂れていた。


(私は人選を誤った‥‥‥‥‥)



最後まで読んで頂きありがとうございます。


続きを読んでもいいかな?と思って頂けたら


ブクマ、いいね!、評価をお願いします。


作者のモチベーションが上がります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ