表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

09 やらかし


 やらかしちゃった。


 本当に私は勢いだけの能天気娘だよ。



 さっき自分が抱えている問題をみんなに披露したばかりなのに、


 舌の根も乾かぬうちに、マクラちゃんの力になりたいだなんてどの口が言うか。


 まずは自分の問題を解決しなさいっ。



 いえ、みんなにそう言われたわけではないのです。


 勢い余って口出ししちゃった後で、自分で気付いたのです。



 お父さんの居場所とか、調べれば誰でもわかっちゃうんだよって、


 モノカさんが冷静に諭してくれました。


 最速最優先で向かいなさいって。


 なんで同い年なのにこんなにしっかりものなのかな、モノカさん。


 いいな、チームモノカ。



 なんて、指をくわえて羨ましがってるだけじゃ、カッコ悪いよね。


 今、自分でできる精一杯のこと、やらなきゃ。



 というわけで、マジックバッグに入っている高速魔導馬車、今こそ使うよアリシエラさん。




 うんうん、さすがアリシエラさん、高速魔導馬車は絶好調。


 思わずマクラちゃんもご機嫌ですよ。



 よし、村が、見えた!



 って、何あれ、ひどい。


 広場にあんなにたくさんの人が倒れてて、幸せそうに、ってあれ?


 あれってもしかして、アリシエラさん開発のトリップ魔法の魔導具の犠牲者じゃ。


 

 やっぱりだ。


 ゆっくりとこっちに向かってくるのは、


 アリシエラさんの武装魔車!



「ヤッホー、久しぶりっアリシエラさん」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ