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08 ふたつめ


 さあ、いよいよ彼女たちの旅の理由。


 そのふたつめ。



 マクラちゃんの旅の話なのね。


 私も小さい頃に少しだけ旅したけど、


 あのお屋敷で暮らすようになって長旅とかしなくなっちゃったんだよね。


 なんでマクラちゃんが長旅しなくちゃいけないのか、


 お姉さんにできることなら、なんだってやっちゃうよ。



 なるほど、アランさんの住んでる町の宿屋のひとり娘ね。


 ふむ、旅の神官が固有スキル判別しちゃったのか。


 ダメだよマクラちゃん、おねだりは乱用せずにここぞって時に使わなきゃ。



『女神』!



 それって大当たりとか言ってる場合じゃないよ。



 私、知ってる。


 お父さんがお屋敷の部屋にいっぱい本を用意してくれたんだ。


 私たちは図書室って呼んでたけど。


 歴史の本とかもいっぱいあって、


『女神』スキル持ちを巡って戦争になったとか、


 とにかくとんでもないスキルなんだよ。



 自分のせいじゃない固有スキルをなんとかしなくちゃいけない旅だんて。



 こんなちっちゃいのにお父さんと離れて、


 なんだよ私、さっき涙は全部出たとか言ってたくせに、


 なんでまた涙がとまらなくなっちゃうの。


 ごめんなさい。


 私、調子に乗ってました。


 私なんかが波瀾万丈なんて言っちゃダメだ。



 マクラちゃんの人生がめちゃくちゃにされないように、


 私たちがしっかりしなきゃ、


 って、みんなはそのために旅を続けてるんだよね。



 私も旅のお供、しちゃっていいのかな。


 いいのかなじゃないよ。


 私もやらなきゃ。


 お父さんが私にしてくれたこと、


 私がマクラちゃんにしてあげなきゃ。




「その旅に、私もご一緒しても良いですかっ」

 


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