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03 サイコー


 本当はこんなこと言っちゃいけないんだろうけど、あえて言わせてもらいます。



 サイコーに気持ち良かった。



 今まで我慢してきたこと、大っ嫌いな連中の顔、


 全部忘れて、とにかく暴れまわった。


 自分のテンションがすごいことになっていたのは自覚してたけど、


 不殺を忘れないように動けていたから、ちゃんと冷静でもあったんだと思う。




 なんだかんだでバトル終了。


 もう一回言うね。



 サイコーに気持ち良かったよ!



 気が付いたらあのふたりがびっくりした目で私を見てた。


 調子に乗っちゃったかなってちょっぴり恥ずかしかったけど、


 今の自分の気持ちを伝えたくて、



 サイコーの笑顔で微笑んでみたよ。




 大暴れした場所から結構離れた場所へと、みんなで移動中。


 私と、黒髪の槍使いさんと、金髪の騎士さんと、すっごいキレイなご婦人と、ちっちゃな女の子。


 周囲を警戒しながらの移動だったけど、頭の中が沸騰しそうになってた。


 突然襲い掛かってきた大勢の悪漢から女の子たちを救い出す!


 ただギルドで依頼を待ってるだけじゃ、こんなことできなかったよね。



 人の縁って、大事だと思う。



 お父さんたちのところへ行く前にちゃんとこの人たちを助けなきゃ、みんなに会わせる顔が無いよ。



 安全を確認してからテントを設営、中はとても広々、これってすごい魔導具だ。


 子どもの頃から天才魔導具技師のアリシエラさんのおかげでとんでも魔導具にたくさん触れてきたけど、


 このテントを作った魔導具職人さんって彼女に勝るとも劣らない天才だよ。



 って、びっくりしている場合じゃないよね。


 乱入しちゃったお詫びと、自己紹介しなくっちゃ。



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