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ワタシ、自白します! ワタシは彼の事が大好きなんです!!!

作者: 七瀬
掲載日:2020/07/19





___20XX年。

恋愛裁判とやらがはじまった。


恋愛は、20XX年! 【禁止】になり。

男女は、恋を求める事がなくなった。

お互いに、“スキ” という気持ちを持たない関係。


ただ会話をし、男女が友達になれるシステムまで生まれたが...。

よくいう、男女が本当の意味で“親友”になれないという言い方は?

今では、古い考え方になったのだ!



男女が一緒にいても、恋愛感情も肉体関係も生まれないのであれば。

当然だが、子孫繫栄にならないのでは? と思っていたが...。

今は、人工出産というやり方で子供を授かる事が出来る様に

なったのである。



【恋愛】という言葉すら、今は死語になりつつある。

だけど? ワタシには、“恋ゴコロ” を持っている男性ひと

がいるのだけど? なかなか、公には言えない恋愛事情。



ワタシが、彼の事を好きだと想っているだけでも。

この時代では、大きな罪になるのだ。





___だから、コソコソとクラブと称して。

【恋愛勉強会】と言った別の言い方を使い、男女の恋愛を楽しむ

場を設けているところさえあるほど。



ワタシも、恋愛をした一人の女性ひととして!

たまに、こういう場に参加することもある。

ワタシは、彼の事が大好きなのだ!




 *



___彼との初めての出逢いは?

ワタシの働く職場に、新しく入ってきた男性ひとで。

まさか!? ワタシの上司になるなんて! 考えもしなかった。

ワタシとほとんど歳の変わらない彼が、私の上司!!!




___ワタシは、驚いたのと同時に彼に“恋をした”。

こんな気持ちは、生まれて初めてで。

何とも言えない、騒めく様な気持ち。

溢れ出す彼への想い。


【ワタシは、一体どうしちゃったんだろう!?】




彼との初めての会話を今でもよく覚えている。


『今日から、この部署に入る事になりました日之出と言います!

どうか、よろしくお願いします。』

『滝野です、こちらこそ! よろしくお願いします。』



___ワタシは、彼の目も合わす事ができないまま最初の挨拶を

終えたのだ。





___でも、この時!

誰にもワタシが、この【日之出】というワタシの上司を好きになった

事をバレてはいけないと心に決めた日でもある。



___もし? 誰かにバレれば? 彼に迷惑をかけてしまうし。

恋愛は、法律上禁止だからだ!

ワタシは、密かな彼への想いを募らせる事となる。




 



___彼はワタシの気持ちを知ってか知らずか。

ワタシに、深い話をしないようにしていたと思う。


でも彼の目は、いつもワタシを追っているようにワタシには

見えたのだけど、、、。




・・・ひょっとしたら? 彼も、ワタシの事が。

それは、ワタシの錯覚なのかもしれない。

それでもワタシは、彼を思い続けた。





 *




___でも、ある日。

ワタシは、警察に捕まる!

誰かが、私が彼を好きだという情報を警察に密告したのだ!



ワタシは、みんなの前で警察に捕まる。

彼も私を見ていた。






___その後、

ワタシは、取り調べを受ける。


『___わが国では、法律で【恋愛禁止】になっている! これは大きな

罪になるんだぞ! どうして、分かっている事なのに法律を君は守れなか

ったんだ! このままいけば、君は刑務所に入る事になるんだぞ! 早く!

白状しろ! “君はあの上司の日之出という男性ひとが本当に好きなの

か? 一体どうなんだ!?』

『・・・・・・』

『これは! 君の働く会社の人間が密告したことだ! 確かな情報なのか

俺にもわからんが! 早く自白した方がいい!』

『・・・・・・』




___ワタシは、自白しなかった。

彼に迷惑をかけたくなかったからだ。

その後は、警察はなんやかんやと言って、ワタシを拘束し続けた。

家にも帰れず、毎日取り調べが続いた。




・・・そんな時、

彼が、私の面会に来てくれた。


『___久しぶりだね、滝野! 少し痩せたかな?』

『・・・えぇ、そうですね! 日之出さんは、元気でしたか?』

『まあね! 早く白状した方がいいよ。』

『・・・えぇ!?』

『僕も、自白するよ! “君の事がずっと好きだったってね!”』

『・・・日之出さん、』

『僕たちは、お互い想い合っているんだ! その事に嘘をつきたくない!

僕は君を愛している! 誰よりも君だけを、、、。』

『分かりました! ワタシ、自白します! 貴方に着いていきます!』

『よし! それでいい! じゃあ、今度は裁判で!』

『___はい!』





___ワタシは、彼の気持ちを知って。

凄く嬉しかった。そして、本当の事を言おうと思った。


もう、何も怖くない!

彼の本当の気持ちを聞けたから。



【___ワタシ、自白します! ワタシは彼の事が大好きなんだと!】

正直に、すべてを話します。




___どんな事にも耐えられる。

彼とワタシの気持ちは一つだから!




 *



『では! 今から恋愛裁判を始めます!』

【ゴンゴンゴン】



最後までお読みいただきありがとうございます。

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