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Double Lotus  作者: 橘塞人
Chapter5:トラベル・パスBランク試験
98/183

Act.081:初戦Ⅰ~ジェイク・D vs Dr.ラークレイ、&……~

☆対戦組み合わせ☆

 一回戦

 1:ジェイク・D vs Dr.ラークレイ

 2:ナイヤ・ソヴィンスカヤ vs リスティア・フォースリーゼ

 3:ケヴィン・アノス vs ルナ・カーマイン

 4:アッシュ vs クライド

 5:オーディン・サスグェール vs ベス

 6:デオドラント・マスク vs コルラ・モルコーネ

 7:クロード・ユンハース vs ガイル

 8:アレックス・バーント vs カオス・ハーティリー

 それから開会式はつつがなく終わった。アーサーは下がり、選手も退場して控え室に戻った。マイクと一体化している机も取り払われ、フィールドには試合用の円形のリングが置かれ、司会が残っているだけとなった。

 選手向けには係員が行っているので、観客に向けて司会が改めて試合のルール説明を行う。


『それでは、本戦のルール説明を行います。ルールはいたって簡単です。選手の皆さんには、これからこのリング上にて1対1で戦って頂きます。トーナメント方式で試合を行っていき、一度負けるとそこでお終いです。1本勝負で、敗者復活戦はありません。これにより準決勝まで残った4名にBクラスパスが与えられます』


 優勝する為には負けてはならず、Bクラスパスを手に入れる為には初戦からの2試合、どちらも勝たねばならない訳だ。


『武器は使用禁止ですが、魔法で魔力を具現化した武器ならば問題ありません』


 このアレクサンドリア連邦トラベル・パスBクラス試験は、己の肉体と魔力をどれだけ使いこなせるかを見る試験である。

 その為、武器の使用は厳禁である。よって、普通の武器、剣や弓等の持ち込みは、使用した時点でそこで失格となる。だが、それはあくまでもその武器が物理的なものであった場合の話。魔法でそれらを具現化した場合、それは武器の使用ではなく、魔法の使用とみなされ、許可されるのだ。


『そして、倒れての10カウント、気絶や失神、ギブアップ、リング外への転落、相手を殺してしまった場合、その選手は負けとなります。なお、制限時間や判定等はありません。試合途中に休憩もありません。決着がつくまで、無制限に試合を行って頂きます』


 それで、あらかたのルール説明は終わりである。


『では、早速第1試合を行います。ジェイク・D vs Dr.ラークレイ! 両選手の入場です!』


 その瞬間、北門と南門はゲートを開きながら、その花道の横に添えつけられたパイロが同時に爆発する。北門のオーロラビジョンは『B』からジェイク・Dを表す『JAKE』がガラの悪そうな目つきのイラストと共に表示され、南門ではDr.ラークレイを表す『L』の字が注射器のイラストをバックに表示された。

 その両門から、それぞれの入場である。北からジェイク・D、南からDr.ラークレイが入場してくる。両選手とも、モチベーションは最高レベルに達していた。やる気は充分だ。

 その2人の選手を、観客は大きな声援で出迎える。そんな中で、初戦中の初戦はスタートされたのだった。



◆◇◆◇◆



 本戦の初戦中の初戦、第1試合が盛大に行われている裏で、そこでもテレビ中継は行われていた。裏番組中の裏番組だが、そこに抜擢されたクルーは、その暗さを感じさせない明るさを持っていた。

 突撃レポーターとなった女性が、カメラに向かってポーズを取りながら宣言する。


「突撃、ベンチ裏レポート!」


 拳を前に突き出して、力強く。ただ、笑顔だけは忘れない。


「私達A2Tでは、試合前や試合後の選手の状況を皆様にお伝えしま~す」


 試合そのものはATVでやっているので、そのオマケのようなA2Tでは、その程度しか出来ないのだ。だが、そのクルーはそれでも明るく番組を繰り広げる。

 そのレポーターの女性は1人の選手を発見する。カオスだ。


「おおっと、早速あそこにカオス・ハーティリー選手を発見しました! では、突撃インタヴューをしてみましょう!」

「?」


 そのお騒がせ軍団にカオスも気付く。が、逃げはしない。そのまま動かない。そんなカオスに、そのレポーターは笑顔で駆け寄って、インタヴューを試みる。


「こんにちは! A2Tです! カオス・ハーティリー選手ですよね? 試合前となりますが、今は何をしていらっしゃるのですか~?」

「あ? ああ」


 カオスは椅子に座ったままレポーターに目を向ける。そのカオスの発するであろう一音一句を、レポーターはワクワクしながら待った。何を発するのだろうか、どのような答が返ってくるのだろうか、それが非常に楽しみだった。

 そんな彼女にカオスはあっさりと答える。


「見ての通り、お茶会」


 カオスの前のテーブルの上にはカップが置かれており、そこには紅茶が淹れられてあった。円形のテーブルには、他にもマリフェリアスとミリィ&メルティ、アリステルが腰かけていた。総勢5人のお茶会である。


「試合までは随分と時間があるからな」


 お茶会、この女性はこの試験のレポーターを何回か務めていたが、そんなことをしている人に会ったのは初めてであった。それが、彼女を唖然とさせる。


「よ、余裕ですね」


 彼女は、少々顔をひきつらせながらも、レポートを続ける。


「余裕? 違うな」


 カオスは言う。余裕と言ってしまっては、それは慢心や油断の心があるという意味合いに聞こえるからだ。そういう意味ではないのだ。


「俺は普段通りにしているだけだ。試合だからとか、試験だからとか言って、普段とは違う特別なことはしない。ただ、それだけの話だ」


 普段通り。そのように出来る自体が余裕と思うんだけどな~。

 レポーターはそのように思ったけれど、ツッコミはしなかった。別にカオスと討論する為にここにやって来たのではないからだ。

 まあ、いいか。気を取り直して……

 レポーターは話を切り替えて、カオスに訊ねる。本来訊きたかったことを。


「で、カオス選手。今日の第1回戦は同郷対決になりますけれど、自信の方はどうですか?」

「勝つよ。俺がな」


 カオスはあっさりと答えた。即答だった。その即答ぶりに、レポーターは少々唖然とした。


「す、凄い自信ですね。そんなアッサリと」

「まあな」


 自信はある。なぜなら、カオスは昨日のアレックスの予選の最終戦を見たからだ。トラベル・パスCクラス試験の時と比べてそれ程の進歩はないと踏んでいたが、そこで見せた戦いもその予想通りの拙い戦いだった。力を隠しているという可能性もなくはないが、アレックスの性格を考えるとそれは非現実的であるし、結果が判定勝ちなんてどちらに転ぶか分からない勝ち方は選びたくないのが当然だ。出来るなら、KOか場外を選ぶ。よって、アレックスは大したことはないという結論に至るのだ。



◆◇◆◇◆



 そんなカオスがお茶を飲んだり無駄話している間にも、ジェイク・D vs Dr.ラークレイの試合は行われていた。


「ジェイク! ジェイク!」

「ラークレイ! ラークレイ!」


 観客の声援に後押しされるように、2人は普段のトレーニング時よりも大きな実力を発揮していた。ジェイクは右足を踏み込み、ラークレイの右側頭部を目がけて左の回し蹴りを繰り出す。


「そらぁっ!」

「くっ!」


 ラークレイは腰を落とし、右肘を上げてジェイクの蹴りを上へと流す。だが、ジェイクの方がパワーに勝っていた。回し蹴りは流せたし、それそのものからダメージは受けなかったものの、その勢いに流されてラークレイの体勢が少し左に傾いた。


「チャンス!」


 ジェイクは叫ぶ。

 そして、流れに逆らわずに素早く体を回す。受身を取られた左回し蹴りを、そのまま時計回りに回しながら地面へと下ろす。それと同時に、その左足を即座に軸足へと変える。そこからその軸足をきっちりと踏み込み、ラークレイの隙だらけの腹部に真っ直ぐに足刀をのばす模範的な横蹴りをお見舞いする。


「くっ!」


 細身で軽いラークレイは、その蹴りによって大きく飛ばされた。だが、リング外にまでは届かない。それは、蹴りをお見舞いしたジェイク自身が分かっていた。そして、攻撃を食らって生まれる隙に対しても容赦はしない。


「それっ、追い討ちをかけてやる」


 ジェイクは後方に飛ばされたラークレイに向かって追い討ちをかけようと、飛びかかろうとする。が、異変に気付いてすぐにその体を前方へと倒す。

 そのジェイクの上を、大きなメスが1本飛んでいった。そのメスはジェイクの後方でリングに突き刺さり、数十cmリングを裂いた後に止まり、そしてその姿を消した。典型的な魔法剣である。


「ぴゅう」


 起き上がったジェイクは、ほっとしたように息を吐く。

 だが、九死に一生を得たとは言わない。不健康そうで華奢な感じのラークレイではあっても、何回もこの本戦に出ている者である。それだけではないのは当たり前。こうなるであろうことは、不自然ではないのだ。

 そして、今の技も初めて見るものではない。


「ちっ、避けたか」


 初出の技じゃないのは、技を放ったラークレイ自身も知っている。だから、ちょっと血反吐を吐き捨てながら毒づいても、あまり悔しそうな表情は見せなかった。なぜなら、ラークレイはもとよりそれで決着をつけようとは思ってなかった。だから、彼としてはそれで良かった。当たってダメージを与えれば儲けもの、ただジェイクによる追撃を阻止する事が出来ればそれでいいのだ。

 それだけで、目的は成就。だが、ちょいとお馬鹿なジェイクはそれに気付けない。ジェイクは技の回避に成功してご機嫌な表情だった。


「当然だ。マジック・メス、何度見た技だと思っている?」


 ジェイクは胸を張る。その姿を見て、ラークレイは一瞬だけ笑う。


「それは失礼した。それでは、さらなる魔術の深み。これからそれを貴方にお見せしよう」

「面白い」


 ジェイクは楽しみそうに笑った。武術対魔術、そんな単純な構図が、その時の彼の中では広がっているだけだった。やはり、ただの馬鹿だったようだ。



◆◇◆◇◆



「偵察? 必要ないね」


 他人の試合を見て、偵察はしないのか?

 そのように訊ねられたカオスは、即座にそのように答えた。


「必要、ないんですか?」


 レポーターの女性には、そのカオスの言葉はにわかには信じられないものだった。普通試合となれば、対戦するであろう相手を調べ上げて、そこからいかに自分にとって有利な試合運びをするのかが重要である。普通である。そのように思っていたからだ。

 そんな彼女達の考えを、カオスは否定する。


「今試合している連中とは、決勝になるまで対戦しない。本戦になったとは言っても、決勝まで残るような奴が初戦からその実力を発揮すると思うか?」

「…………」


 レポーターは、少々閉口する。少し考え、イメージを膨らませると、確かにカオスの言う通りであるように思えた。


「お、思いませんけど」

「そう。例外として、初戦で強い者同士が当たらない限りはな。だから、いきなり本気になるような奴が決勝まで残る訳ねーし、逆に強い奴の手抜き試合なんか見たって何の参考にもなりゃしない。そんなもの、見るだけ時間の無駄だ」


 そう言って、カオスは笑う。そんな大層な理由を述べる必要は無い。カオス自身も分かっていた。


「とか何とか偉そうに言えるのも、俺が決勝に残らねーとな~んの意味もねぇんだけどな。ハッハー♪」

「ふふふ」


 レポーターもつられて笑う。その時にも、偵察という言葉にひっかかったカオスは、それを考え直していた。

 偵察、確かに必要はない。それは成長や実戦面を想定すると意味がない。なぜなら、実戦では初対面同士の戦いが殆どで、偵察をしようがないケースばかりだ。

 自分は誰が相手であっても自分の戦いをするだけ。そうして相手に勝てて、そこで初めて相手より勝ったと言える。

 相手によって変えなければならない力、そのようなものを求めてはいない。そんな地盤の緩い力では、いざという時に大切なものを失ってしまう。だから、きちんと基盤を固めた力を身につけ、それを日常のものとしておく必要があるのだ。

 今はそれを行っている途中。それでいいのだ。それで負けてしまってもいい。今更焦る必要はない。


「さて、行くか」


 お茶を飲み終え、考えはし終わり、カオスは椅子から立ち上がる。


「うむ。そうだな」


 立ち上がったカオスに呼応するように、アリステルも立ち上がる。それは、一緒に行くのは当然という雰囲気であった。しかし、この試験では1対1で戦わなければならない。同伴者は連れて行けない。

 それを疑問に思ったレポーターは、カオスに訊ねる。


「何処へ行かれるんですか? 会場? それともトレーニングに?」

「ん? ああ」


 面倒くせーな。

 カオスはそろそろそう思うようになってきた。だから、適当な感じに答える。


「街へ買い物。フフーン♪」

「か、買い物?」


 レポーターは唖然とした。ショッピングとは思わなかったのだ。だが、気を取り直してレポーター業務に戻る。追っかけレポーターに。


「わ、私達も同行してよろしいでしょうか?」

「ダメ」


 カオスは即答する。


「つーかさ、選手は16人も居るんだろ? 俺だけじゃなくて、他の奴もきちんと取材しろよ。不公平じゃねーか」

「ま、まあ。そうかもしれませんけど」


 そんなやりとりを静かに見ながら、マリフェリアスはピンときていた。そして、カオスに話を持ちかける。


「せっかくの機会だから、私も行ってみるとするわ、カオス」

「試合見てなくていいのかよ? 特等席なんじゃねぇのか?」

「何を今更」

「それもそうだな」


 このようにして、お茶を飲んでいる時点で試合も何もない。そして本戦になったとは言っても、未熟者の未熟な試合を見たところで面白くはなさそうだから、それでいいのだ。マリフェリアスはそう考えていた。カオスと同じだ。

 カオスもそれを理解する。だから、首を縦に振る。


「ま、オメーならいいか」


 マリフェリアスならば。

 カオスはマリフェリアスを近しい者として言っただけだったのだが、レポーターはそれを別の意味に解釈する。誤解する。


「いやぁ、恋人同士でショッピングですか? いいですねぇー♪」


 恋人同士?

 ちょっとした誤解ならともかく、そのあさっての方向に暴走していったような誤解に、カオスとマリフェリアスは目を光らせる。2人は非常に苛立っていた。言うまでもなく、レポーターは地雷を踏んだ発言をしてしまったのだ。ズドーン。


「誰と、誰が、恋人同士だって?」


 カオスはレポーターに迫る。その迫力は絶大だ。まるで、大きな悪魔が迫ってくるようであった、とそのレポーターは語る位に。

 恋人同士。男はカオスであるに違いない。他に居ない。そして、女側の4つの選択肢がカオスの中で提示される。

 まずアリステルではない。アリステルが立った時に、レポーターは何も口にしなかった。そして、ミリィとメルティでもない。レポーターが来てから、会話に全く参加していない彼女等をそのように言うとは思えない。第一、彼女等3人は、恋人と呼ぶには小さ過ぎる。

 残る答は1つ、マリフェリアスである。カオスにとっても信じられない、信じたくない答がそこにあった。

 カオスは激昂する。


「ふざけたこと言ってっと、その胸揉みしだくぞ、コラーッ!!」

「キャーッ!」

「何が悲しくて、こんなクソババァなんかと恋人扱いされなきゃならねーんだ!」


 クソババァ?

 その言葉により、カオスはマリフェリアスに殴り飛ばされる。カオスは放物線を描き、床の上に落ちる。いつもの光景だ。


「変わりませんね」


 そう言うミリィのコメントも変わらない。


「お約束だからな」


 カオスは起き上がりながらそう答えた。そして立ち上がり終わると、自分の周りを見渡してみる。居るのはアリステル、マリフェリアス、ミリィにメルティの4人のみだ。テレビクルーは、レポーターを含めて居ない。


「去ったか」


 逃げ去ったのだ。おっぱいを揉まれないように。

 そんな彼女達は知らない。それも含めて、カオスによる鬱陶しいテレビクルーを追い出す策略だったと。


「さて」


 カオスはそれを過ぎ去ったこととして片付ける。


「じゃ、始めるとすっか。ウォーミングアップを兼ねた、いつも通りのトレーニングを」

「うむ」


 アリステルは当然とばかりに返事をする。その為にカオスが椅子から立ち上がったのは、最初からアリステルには分かっていた。そして、そうなるとマリフェリアスは気付いたのだ。

 マリフェリアスは笑う。


「やはり買い物は嘘だったか。そうだとは思っていたが」


 そのトレーニングを見る為に、自分も行くと言ったのだ。本当に買い物であったならば、そのように言ったりはしない。

 カオスも笑う。


「おうよ。それに、言ったろ? 俺は普段通りにするだけだってな。つまりは、そういうトレーニングもいつも通りじゃないか」


 カオスはそのように言って、いつもの鍛錬を行う為にアリステルと共に会場を後にした。それに、マリフェリアスとミリィ&メルティはついていった。それは1回戦の第1試合が行われている最中であった。



 それから少し経って、第1試合は終了した。ジェイク・D vs Dr.ラークライ、そのどーでもいいと言われた試合はDr.ラークレイの勝利で幕を閉じた。

その後に、第2試合は始まる。第2試合はナイヤ・ソヴィンスカヤ vs リスティア・フォースリーゼ、リスティアの登場である。


しれっと出した用語解説を少しばかり……

<ATV>エー・ティー・ヴィー

 アレクサンドリアテレビの略称。アレクサンドリア連邦の国営放送局の1つ。現実日本で言えば、NHKと同じ。トラベル・パスBクラス試験の本試験を独占生中継で放送中。


<A2V>エー・トゥー・ヴィー

 アレクサンドリア第2テレビの略称。アレクサンドリア連邦の国営放送の1つ。ATVが別枠にもう1つ作った放送局である。現実日本で言えばNHK教育というよりは……BSに近い感じ。

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