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Double Lotus  作者: 橘塞人
Chapter5:トラベル・パスBランク試験
92/183

Act.076:適者生存Ⅰ~運が良い奴と悪い奴~

中途半端にならないようにしたら……

したので……

長いです(;^_^A

『選手の皆様、お待たせ致しました。只今より、アレクサンドリア連邦トラベル・パスBクラス試験・予選を開始します。開会宣言を行いますので、出来る限り会場の中央にお集まり下さい』


 予選開始時刻となった。会場の中で一番中央に近いリングの上にマイクを置き、そこに試験官の一人が立った。Cクラスの時にも居た、奇妙なマスクを被った男だ。もっとも、中の人まで同じかどうかは分からない。

 そんな男が挨拶と説明をする。


『あ、あ、本日は遠路はるばるアレクサンドリア連邦トラベル・パスBクラス試験の受験にお越し頂きまして、まことに有難う御座います。本年の参加者は904名と、昨年に比べて』


 マスクを被った男は、挨拶を続ける。そんなどうでもいい感じの話をカオスは聞かず、気になっていたのはその男のマスクだった。


「何だ、ありゃ? 変態的なコスチュームの野郎だな」

「試験官よ。Cクラスの時にも居たじゃないの。と言うか、そんなこと言わないの」


 毒づくカオスに、毒づきだけをルナは諌める。話に集中しないことは責めない。そんな集中力があるとは思えないし、必要性までは感じなかったからだ。

 そんな間にも変態的な試験官の挨拶は続く。


『この中から、まず本日の予選で16名に絞られます。そして、明日以降の本戦で最終的な4名の合格者が決定されます。予選だけでも非常に厳しい選考となっておりますが』


 そんな挨拶に、カオスは集中しない。出来ない。そして、そんな人間は他にも居る。そんなとあるモブ男二人は、互いに一人の男の姿を見てコソコソ喋っていた。

 男Aは、男Bに男Cを指差して話しかける。


「見ろよ、あの男。すっげー顎じゃねぇか。バナナみてぇだ」


 男Bは、男Aに言われた男Cを見ながら返す。


「いやいや、髪の分け目も凄いぞ。今時あんな七三分けなんかいねーって。只者じゃねぇよ、アイツは」


 どうでもいいだろうが、男Cはルクレルコの絶望の星ことドグマ・ブランコッテである。前回で自分の力を理解出来ず、それらを全く学習せず、このようにノコノコとやって来たのだ。

 それはそれとして、変態的マスクを被った試験官の挨拶は、どの位の人が聞いたのか分からぬ内に終わったのだった。


『それでは、悔いの残らぬよう正々堂々と己のベストを尽くして下さい。以上!』



◆◇◆◇◆



 その試験官(代表者)による挨拶の後、カオス達はまた別の所に集められ、一列に並ばされた。これから行う予選のブロック分けのくじ引きを行うのだ。

 前の方でくじを引いている人達の様子を窺いながら、カオス達は無駄話をしていた。


「クジかよ。俺、クジ運ねぇんだよなぁ。抽選とか、全く当たった例ねぇし」

「でも、他にやりようがないじゃないの」

「そーなんだけどさぁ」


 カオスとルナの話を耳にしていた、先頭のアレックスが口を開く。


「わざわざここでクジを引かせるなんて面倒しないで、申し込みの時点で振り分けしておいたら面倒じゃなくていいんじゃないか?」

「でも、それは難しいんじゃないかな」


 愚痴るアレックスに、ルナはそう返す。


「申し込んだ人の全員が、こうやってきちんと会場にやって来ているとは限らないからね。申し込んだはいいけれど、急病とかで出られなくなった人もいるだろうし」

「あ、そうか」


 そう。この試験は首都アレクサンドリアのみで行われる為、申し込んだとしても何らかの都合によって受験が出来なくなってしまう人が少なからず存在する。その分を予選の組み合わせに入れてしまうと、場合によっては実力の乏しい者でも突破出来てしまう場合がある。それは公平性に欠けるし、この試験にとってだけでなく本人にとっても良くない。故に、それは防がなければならない。

 と、そのようなことを話している内に、くじ引きはカオス達の番となった。アレックス、カオス、ルナ、リスティアの順番に引いていった。四人が引き終わった後、それぞれそのクジを開いて、自分はどのブロックで、どの番号に振り分けられたのか、予選の組み合わせ表と見比べながら確認をした。

 予選はAからPの16ブロックに分かれて行う。その平均56.5人の参加者の中から、勝ち残れるのは一人だけ。互いに潰し合う結果にならなければ良いと思いながら、それぞれ自分の番号を確認した。

 その中で、アレックスはいち早く自分のブロックを見つけた。


「俺は16番、Aブロックみたいだな。カオスは何処だ?」

「俺か?」


 カオスの番号は84番、Cブロックだった。そのすぐ下にリスティアの85番があったのだが。


「危ねぇ。予選でリスティアと当たっちまったんかと思ったぜ」


 カオスの84番はCブロックの一番下、リスティアの85番はDブロックの一番上、番号は隣同士であったのだけれど、ブロックは別であった。つまり、どんなに勝ち進んだとしても予選では絶対に対戦することはない。さらにルナは418番のCブロックなので、ルナとも対戦することもない。上手く皆バラバラになっていた。

 とりあえず一安心したカオスに、リスティアは穏やかに微笑む。


「そうですね。こんなところで対戦したんじゃ面白くないですものね」


 戦いを避けるというのではなく、ただ制限時間が1分しかない試合でやるのは面白くない。リスティアは、そのように言ったのだ。それはつまり。


「出来れば、本戦でじっくりと戦いたいですね」


 何にも制限されず、限界まで戦い合いたい。そういう意味合いなのだ。


「…………」


 見た目と言動は穏やかに見えるリスティアが、そのように言うとはカオスにとっても予想外であった。その為、しばし言葉を失っていた。ただし、それはカオスにとっては何が何でもリスティアとは戦いたくないという訳ではない。ただ、こうして出場するからには合格したいだけで、その可能性を下げたくないだけなので。


「そうだな。贅沢言えば、合格が決まった後にでものんびりと」


 合格後のエキシビジョンで上の方に行った方が名誉も賞金も違うようだが、カオスは興味を抱いていなかった。ちょっと美味い物でも食べられて、エロ本の一つや二つ買えればそれでいいのだ。

 と、そんなどうでも良さそうなことを言ったり考えたりしている内に予選の抽選は終わり、その開始時刻となった。その場内アナウンスが館内に流れる。


『あ、あ、それでは早速予選を開始しますので、各選手は自分のブロックの近辺に移動して下さい』

「ほら、行かないと」

「言われねーでも行くよ」


 急かすルナに、カオスはブチブチ言いながら一緒に行くのであった。そのブロック配置によると、CとDとGはCを中心に隣り合っているので、一緒の場所に行っても問題はない。だからカオスとルナとリスティアは、一緒に一緒の場所に向かう。ただ一人、アレックスを残して。

 またのけ者?

 アレックスはそれに気付き、独り心の中で涙した。



◆◇◆◇◆



 カオス達3人が自分達のブロックの近くに着くと、その各ブロックで各ブロックの審判による説明が始められた。

 Dブロックの審判はその説明を真面目に行う。


「1対1で戦い、リング外に落ちた場合、10カウントをとられた場合、降参した場合、気絶した場合、魔法の具現化ではない武器を使用した場合、相手を殺してしまった場合、全てで負けとなります。また試合数が多い為、1分を過ぎても決着のつかない場合は、審判である私の判定で勝敗を決定させて頂きますので、ご了承下さい。では、早速開始しましょう」


 Dブロックでは、すぐに予選が始められた。審判は最初の出場者の番号を呼び出す。


「85番と86番の方、早速リングに上がって下さい」

「あ、早速私ですか」


 リスティアは85番。Dブロックで一番小さい数字の為、早速出番となった。リングに上がろうとするリスティアに、カオスは声をかける。


「頑張れよ」

「はい」


 形式的な挨拶だ。リスティアは予選の初戦から頑張るつもりはないし、カオスもそれを分かっている。そして、よっぽど相手が強くない限り、そうしなくても勝てるのも分かっていた。

 リスティアはリングの上に上がった。すると、リスティアとはリングの逆側から、86番の人がゆっくりとリングの上に上がってきた。髪を短く切り揃えた、がっしりとした体の若い男だった。


「女か」


 無骨な感じのその男は、それ以外に感想らしきものは漏らさない。


「こういう大会だ。女とて遠慮はせんぞ」


 ただ、それを偉そうに語る。やはり対戦相手が女と知って、それだけで下に思っているらしい。けれど、リスティアは激昂したりしない。ずっと穏やかなままだ。実際の歳はリスティアの方がずっと下だが、そういう精神面ではリスティアの方が大人のようだ。


「当然ですよ」


 彼女はそう適当にあしらうだけ。リスティアには一目でその男が大した実力者でないと、自分よりずっと格下の相手であると分かっていた。油断大敵とは言うが、油断した上でも問題にならない程の差は余裕であった。だからこそ、そのような相手にむきにはならない。それは相手を殺しかねず、騎士失格だからだ。

 にも関わらず、周りの人を見る目の無い者達の見解は、その86番と同じようなものであった。86番が圧倒的に有利と思っていたので。


「ケッ、女相手かよ。あの86番の野郎、ラッキーだな」

「ハハッ、女に勝ったところで何の自慢にもならねぇけどな」


 男達が口々にそう言っている横で、カオスは強く思い、十二分に理解した。こいつ等、馬鹿で無能だなと。その86番と、今話している連中が束になってかかっても問題にならない程の実力を、リスティアは持っている。だから、そんな相手と予選の最初で当たるなんて、とてつもない不運なのだ。そんなことさえも分かれない程に見る目がないらしい。

 それは86番も同じ。愚かな86番は、ただリスティアに実戦における心構えがあることに対して満足そうに笑うだけだった。まるで子供を褒めるかのように。


「ふっ、いい心構えだ」


 その直後、試合は始められる。


「では、85番対86番、試合開始!」

「はっ!」


 86番は素早く構えを取り、そこからリスティアに向かって真っ直ぐ攻めた。リスティアの前で左足をしっかり踏み込んで、腰の入った右の正拳をリスティアに向かって真っ直ぐ突き出した。

 86番はその拳が当然当たると思っていた。当たったと思った。しかし、そのリスティアは残像であった。リスティアの姿は、既にそこにはなかった。


「え?」


 その直後、86番はバランスを崩した。前のめりになり、そのまま前方へと倒れてしまった。

 86番は、べちゃっとうつ伏せに倒れた。そしてその上半身は、しっかりとリング外に落ちていた。つまり、場外負けである。


「な、何?」


 86番は言葉を失っていた。審判に言われなくても、そのマヌケな姿は自分自身で分かっていた。そしてそのマヌケな結果は、審判によって声高に告げられる。


「場外! 85番の勝ち!」

「勢い余って場外か。マヌケな奴だ」

「馬鹿としか言いようがあるまい」

「わっはっはっ!」


 その試合を見ていた馬鹿で無能な連中は、そうやってただ笑っていた。その中では異質な二人、カオスとルナは冷静にそのリスティアの試合運びを見ていた。


「見たか、ルナ?」

「勿論よ」


 86番がドジかどうかは分からない。ただ、86番が負けた原因は、その観衆の言う通りにマヌケで馬鹿だったからではない。

 まず86番がリスティアに向かって真っ直ぐパンチを仕掛けた。右からの攻撃なので、左側に空きが生じる。それを利用して、リスティアは86番を中心にして素早く左回りに回避。そして、攻撃の回避と同時に、86番のバックを取った。

 それから、その隙だらけの86番の背中に、リスティアは風属性の魔法を1発だけ当てる。素人では感知出来ない位に微弱な魔法だ。

 それによって傷付けることは、相手が小さな子供であったとしても出来ないだろう。しかし、パンチによって重心が前に傾いている86番にとっては、その傾きにさらに後押しされる形となって、そのまま場外に落とされたのだ。


「「…………」」


 カオスとルナは、先程の試合を振り返って言葉を失う。別にリスティアの実力に驚いたわけではない。この程度はやると予測していたが。


「勝利のカラクリは分かるが、アイツに関しては何も分かんねぇな。超手抜きじゃん。実力の欠片も見せちゃいねぇぞ」

「ま、こんな予選の最初じゃしょうがないけどね」


 という話を、カオスはもう殆ど聞いていなかった。カオスの視線は、自分のブロックの先の先にある所に向いていた。そのカオスの視線に気付き、ルナは訊ねる。


「何見てんの、カオス?」

「ルナも見てみろよ。こっちで無駄話している間に、Aブロックじゃアレックスの出番だぜ」


 カオスのCブロックの先の先、Aブロックでは第7試合が終わり、続いて第8試合が行われるところであった。16番のアレックスがコールされる。


「では、15番と16番の方、リングに上がって下さい」


 そのAブロックの審判とほぼ同時に、アレックスはリングの上に上がった。無駄に図体のでかい角刈りのマッチョの姿が、カオス達の場所からでもハッキリと見て取れた。


「やっと、俺の出番か。さあ、やるぞ。トレーニングの成果を見せてやる」


 アレックスは気合いたっぷりだ。その姿を見ながら、戻って来たリスティアは隣のカオスに訊ねる。


「どうです、カオス君? 彼は強くなりました?」

「リスティアか」


 リスティアには、アレックスの強さはカオスやルナに比べて感じ取れなかった。だが、それはあくまでも自分が気付かなかっただけなのかもしれない。そのように考えたのだ。

 ただ、それはカオスにしても同じだった。カオスは、正直に言う。


「さあな。一緒にトレーニングしてねぇから、俺にも分かんねーよ。でも、最低でも弱くはなってねぇだろ」


 そのように答える。そしてアレックスの性格も絡めて、このように結論付ける。


「アイツは脳ミソきんに君だ。それを考えると、ある程度は強くなってるんじゃねぇかな。自信もあるみたいだし」

「そうですか」


 その話題になっているアレックスは、まだリングに立っているだけだった。対戦相手である15番は、まだ出て来ない。


「さあ、出て来い!」


 16番、アレックスは気合い充分だ。対戦相手である15番は、まだ出て来ない。

 それは、ちょっとおかしい。Aブロックの審判は出て来ない15番を再度コールする。


「15番の人、早くリングに出て下さい。失格にしちゃいますよー」


 それでも尚、周囲はし~んとしている。前に人が居てリングに出れないものなら、何処かしらでそれ相応のざわめきのようなものがあるだろうが、それもない。

 Aブロックの審判は、もう一度コールする。


「15番の人ー」


 その時だった。審判業務を行っていない別の女性係員が、そのAブロックの審判の所に異変を知らせる。


「本当か?」

「はい」


 Aブロックの審判は、その係員の報せに半信半疑だったが、15番が出ていないのは事実であるし、そのように断言しては本当なのだろう。

 だから、それを全体に対して告げる。


「あー、コホン。15番、急病の為棄権になりました。急性の盲腸だそうです。よって、この試合は16番の勝利とします」

「何!」


 16番、アレックスの初戦は不戦勝だった。それが告げられると、Aブロックの周りでざわめきが起きる。組み合わせ決定後から試合までに、対戦相手が体調を崩して戦えなくなる。それは言うまでもなく滅多にないミラクル。

 周りの人間はアレックスのことを口々に言う。


「運のいい野郎だ」

「ラッキーだったな」

「いやいや、全くだ」


 それに関して、カオス達も異論は無い。


「運だな」

「運だね」

「運ですね」


 と、カオス・ルナ・リスティアが口々に言ったのだ。

 アレックスはAブロックのリングに一人取り残された。楽して勝てたのだから、そこは喜んでもいいと思ってはいた。だが、微妙に嬉しくない自分もそこに居た。

 そんな素直に喜べない気持ちでいっぱいのまま、アレックスはそのリングから下りた。

 カオスがそんなアレックスを笑っていると、Cブロックでもカオスの番となった。カオスの番号はブロック最後の番号なのだが、試合上限1分ではもうそこまで進んでいるらしい。


「では、次。83番と84番、リングに上がって下さい」


 Cブロックの女性審判がコールする。


「84番? ああ、俺だな」


 カオスはリングに向かう。そのカオスに、ルナは声をかける。


「頑張んなさいよ」

「ま、適当にな」


 カオスがリングに上がると、すぐに向こう側から対戦相手がリングに上がった。アレックスのように不戦勝にはならないようだ。黒髪を角刈りにした、アレックスよりもマッチョな男が現れた。その男の姿を見て、Cブロックの周囲でざわめきが起こった。有名人らしい。カオスにとっては知らない人だが。


「おい、あれ。ひょっとしてアーミット・ムーリじゃねぇか?」

「俺、ファンだよ」

「ああ、あのP-1のか。そうだよ。今回からこちらにも参戦するって噂は本当だったのか」


 そのざわめきに、ルナは首をひねる。ルナも知らなかったのだ。そして、周りで言っている『P-1』という言葉も気にかかった。


「P-1? 何それ? リスティアは分かる?」

「ええ。分かりますよ。P-1とはパンチ・ナンバーワンの略で、この首都で興行として行っているボクシング大会ですよ。アーミット・ムーリという人は、確かその覇者でしたね」

「覇者? アレックスと比べて運が無いのね、カオスは」

「かもしれませんね」


 アーミット・ムーリがどれくらいの強さかは分からない。ルナはそもそもP-1というもの自体知らなかったし、リスティアも存在と名前位は知ってはいたけれど、興味はなかったから詳しくはない。だから、二人には何とも言えなかった。ただ、肩書きだけで言えば、カオスは初戦からとても不運だと言えた。抽選前に運がないと言っていたのは本当だったのだ。

 アーミット・ムーリは対戦相手をまっすぐ見据える。16歳のカオス、彼からしたらただの子供であった。


「フッ、少年か。まあ、いい。少々胸を貸してやるとするか」


 胸を貸す。上位の力士が、下位の力士のけいこ相手になってやること。

 その言葉に、カオスは少なからずカチンときた。カオスもルナと同じくP-1の存在すら知らないので、カオスからしてみればそこら辺のオッサンに馬鹿にされたのと同じなのだ。

 故に毒を吐く。


「オッサンの胸なんかいらねーよ、このモミアゲ植木鉢が。俺が借りたい胸は美女のおっぱいだけだ」

「!」


 今度はアーミット・ムーリがカチンとくる番だった。


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