1/1
The Lowest Suicide
そいつは自殺した。
その日は、快晴だった。
そいつのクラスの教室で。首をつっていた。
その光景は、あまりにも衝撃的なものだった。
彼の目的は何なのか。なぜ死んだのか。
「あいつはただ楽しんでいた。」
そういうやつまでいる。
遺書もなく、彼の最後の言葉を聞いたものもいない。
ただ、そこにあったのは
あまりにも、異様な存在感を放つ‵物体′だった。
勿論、学校は臨時休校。学校には警察が来て、彼の遺体は運ばれた。
この記録は、彼と、僕らの中学2年生の時の記録である。