表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

死して、やっと人間になった私

作者: 明宏訊

ある画家がいた。

彼女は子供の頃から白い肌に憧れた。

金色の髪に憧れた。

自身の肌を白く塗るのはいい

だが親の目からすると、髪を金色に塗るのは許し難い行為だった。

眼を青く塗るのも同様だ。

けっして、外国人に自身を擬することを否定したかったわけではない。

そんな深い考えが親にあったとは思えない。

ただ世間の理に外れることが許せなかっただけだ。

長じて絵の技術を得ると、画家は自身を白人に擬して描くようになった。

親はただ娘が芸術家になったとだけ解釈した。

芸術大学の卒業作品だった。


題して『死して、やっと人間になった私』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ