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【累計10万PVありがとうございます! 水・土更新】未完のゼーレ〜仮初を暴きし世界《Evanescens: Revelans Genesis》  作者: 月末了瑞
序章(起)『母の想いと子の願い』〔世界観や主に過程など〕

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-クトロケシスの邂逅-9P


「この世界は様々な平行世界で成り立っています。ですので、あなたの行動は、どの世界線でも異なり、神である私も全ては予測できないのです」


 なんてクトロケシス神は脈絡のない話をし始める。


「平行世界──? なんですかそれ?」


「それはですね──」


 クトロケシス神は、平行世界について教えようとしてくれたんだと思う。だけどその瞬間、微かにノイズが走るように小さく揺れ始めた。


 そして、


「申し訳ないですが、今回はここまでのようですね。もう少しすると、あなたが居るべき元の世界へ帰る時間が来ます。私の説明では、納得も理解もできないと思います。それに、不安もあると思いますが、どうか運命に背を向けないでください」


 クトロケシス神はそう言いながら、寂しげにほほ笑む。


「もう帰る時間……? それはどういう意味でしょうか……?」


「あなたは先にも説明した通り、まだ死んでいません。(とき)を止めていない者が、この地に長く留まり続けることは危険なのです。それに、あなたには運命があります。その運命に立ち向かうため、元いた世界へ戻らねばなりません」

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